嵐の金曜日ならぬ 嵐の土曜日♪なんちゃって。
りおんが 決闘を申し込まれた。
決闘じゃないかーー。別に恋人をとったわけではなし。果たしあい??
そーーんなたいしたことないが、その言葉しか浮かんでこない。(笑)
風地蔵。わたしが日曜休むのは難しいけど、月に1回は 土曜日の休みをもらうようにした。
それが今日だった。
今日は、私にとったら、最高の休日。
剣道三昧の日になったのだ!!
今日は、朝からは「夢」に向けての勉強をしたりおん。
お昼前までやって、まず最初の目的地、
12時集合の 他中の合同練習へ 30分前に 家を出た。
12時にならないと、腹時計も鳴らないようで 「まだ食べたくない。」
に、わたしもそうだったので まっ、いいか。と出かけた。
3つの優勝旗のうち 一つはうちが持ってて、もう一つを男子がもらった中学校へ出かけた。
そこは女子部員はいなかった。
練習内容が よそは違うんだーーーと思ってみてた。
後半、練習試合になった。
うちは2チーム作れて りおんも後半の副将で出してもらった。
攻め方も違う。
りおんは 相手が男の子だったからか、最初はどんどん下がってたので、
こっちで 応援に手に汗握る おかあさんたちと 「さがっとるし!」
「ほんとねーー。下がるわねーー。」と、言いながらみていた。
「そこっ!」「ほらっ!」「いけっ!」と みんなで みんなを応援する。
で、いつもの「めーーーん」。旗が揚がった。
「最初っから やれって! 面しか打てんのやで。」と私はつぶやいた。
2本目!!
すぐ「めーーーん」旗が揚がった。
2本とった。
すぐ先生に、さっきの下がりや、よけていたのを指導されていた。
それから、武道館で、全中合同の練成会に参加のため移動。
あっ、もう、何か食べてる時間はないぞ。
「おなかすいたーーーー!!」と二人で言いながら移動した。
まっ、日頃のたくわえがあるしな。(笑)
今日の練成会は、こんなところでやるのは はじめての「形」だった。
ところが りおんは 毎週土曜日 隣町の道場に早く行くので
ひとりだけ 先に 皆が来るまでの間に おじいちゃん先生から 形を教えてくれるようになっていた。
そんな時だった。
150人くらいの中学生を 形ができる人、まあやったことある人、全く木刀触るのも初めての人の
3つのグループに分けられて
その真ん中に りおんと ほとんどの2年生軍団は 入った。
それでも多く、2グループにさらに分け、先生が教えられた。
「形がやれる人!」
ちょうど、りおんの相手になってる ほかの中学の3年生の先輩が手を挙げたのと
同時くらいに りおんの手も上がっていた。
志村先生(りおんの顧問の仮名)は、お前が何でそこで手を挙げるんだ!!と
上から見てても びっくりされた顔が、その顔がいまだに めに焼き付いている。
そのあと もうこういう流れになったし、しょうがないと
あきれて りおんの同級生と笑ってらした。・・ように わたしには 見えた。(違うかもよ)
始まる前、志村先生が、りおんに近づいたので、止められるのかと思ったら、
なんと、木刀を逆さに 持っていたので さっと 刃を下にむけて
さっと 去っていってくれた。
(笑える。刃を上に持ってるのに手を挙げるりおん。)
まあ、いいじゃないか。
私は、その様子を 2階から 楽しく見ていた。
教える先生「じゃあ、まずやってみましょう。1本目!!」
順番は だいたい できている。
「はい2本目!」
3本目で、志村先生が、しびれをきらして
「変わります。」と変わっていた。(笑)
まあ、そんな風な楽しい稽古だった。(わたしには)
先生との、かかり稽古では、
一番に面をつけたりおん。
「まあ!りおんちゃんのはやいこと!」とおかあさんたち。
「見ててください。あの一番強い先生には絶対に行きませんから。」
すすすーーーッと歩いてきたりおん。
真ん中の先生をひとつ超えて次の先生へ
「おねがいします!!」を言いにいった。
「あら。ほんと!2番手に行ったわね。」
これがいまの りおんの 心の弱さのバロメーターである。
県警では、人数が少ない時 、早く面つけても あいてる先生にいけない子なのだから、
今日はまだましなほうだった。
ちょっと進歩??
そうやってかかり稽古を時間までやって、4時30分くらいに車で家路へ。
みると、バックミラーの中で 花粉症で詰まった鼻を くーーくーーと
言わせながら眠っている。
今夜が、その 隣町の道場の日なので、6時には、ご飯を食べてから家を出たい。
その間、1時間半、お店に寄ったり、郵便局へ行ったり、
あと30分
車に寝せたまま 携帯電話を置いて 部屋の下のみえるところで
コートを2枚着せて寝かせておいた。もう少し厚くなったらこんなことはできない。
死んでしまう。
さあ、ごはんをつくろう!!
ちらちらと 下を見ながら 身動きもせず寝入ってるりおん。
ちょうど、眠り始めて1時間半後、ごはんもできて、
ベランダから、携帯へ 電話をかけた。
りおんの耳元で鳴ってるであろう携帯にも ぴくりともしない。
ご飯も食べずに、いっぱい緊張して、体動かしたからしょうがない。
2回ほど、ずーーーーっと鳴らしてたら、
ようやく手がぴくぴくと動いて 携帯を持った。
「おかあさん・・・」
「うん。上向いて!!(手を振る)ごはんよーー♪」
さあ、ご飯を食べたら、夜稽古。
あーーー、ここまで長かった。
1日は、もっとながいのでーーーす。
「いくぞ!」とふたり。
きょうは 形の稽古も 気合が入った。
でもそのあとが悪い。
二人目の先生で、
面の中で、久しぶり、泣けてきたりおん。
できないことが多すぎて 悔しかったんだとあとで聞いた。
「おかあさん、うしろにおったのに よくりおんが泣いとんのわかったなあ」
そりゃあ、母ですもの。
りおんの肩が 他の人には、わからないくらいに 小刻みに震えていた。
疲れもあるんだろう。
ところが、泣いている場合じゃない。
本人も、みんなに さとられぬように 静かに泣いてるんだから、
わたしがばらしちゃ いけません。
だって、この後 「はたしあい」が待ってるんですもんね。
申し込んだのは、ここの中学の同い年の1級の子。
数か月前、この町の剣道大会で、りおんが小手を2本とられて負け、
その子が優勝、りおんが準優勝した時の子だった。
(↑3にんのうちで )
「わたし、田中さんと、またやりたーーーい」と お兄ちゃんの稽古についてきては、
りおんを観て その子も、お母さんも 何回か言っていたのだった。
今日来てすぐに、おかあさんが「田中さんとやりたくって今日は稽古について来たのよ」
とおかあさん。
まず最初に、「田中さん、お願いします!」と言いに来たが、
大人とやるための稽古場、
「先生とやりたくて、早く来てるから あとでいいかな。」とわたし。
・・うん♪・・・
途中も、「お願いします。」
「あと、あの2,3人まって」とりおん。
もう、時間もそろそろ 終わり方・・・
「おねがいします」3回目。
・・・・「いくわ」・・・
わたしに、
「うち、ほんとは やりたくない」 とりおん。
みほ「でも、もうしこまれたんやで やってきーー」
りおん「・・・・うち、ばかにされとるってことやろう・・・」
・・・そうやなあ・・・この前の口調からしたら、そうかもなあ・・・
・・・よし、ここは、無風さんの 言葉を借りるぞ!!・・・・心の声。
「叩きのめしてこい!! 稽古もあんまりしとらんのに
1級やでって 言ってくるんなら
技は強いかもしれんけど、その心、叩きのめしてこい!!
ばんばんいけ!!」
目に炎が メラメラ燃えたりおん。
火がついた。
その後ろ姿に こう思った。
・・・負けたっていいじゃないか。それが今のあなたの実力なんだから・・・
でも、心は負けてないよ。 強い人前にすると、たまに弱くなるけど
いつも本当に頑張ってるじゃないか。精一杯やってこい!!・・・心の声。
だけどりおん。
ばんばんいった。
とにかくばんばん入った。
相手はふらふらしてた。
後半、さらに バンバン攻め続けた。
これが、りおん。数か月の稽古の成果なんだよ。
もちろんおんなじように、周りは稽古してるから自分でも私も
あまり、感じなかったけどね。
終わって、その子は、
「たなかさん 怖~~い」とお母さんに言いにいった。
そして 二人で挨拶に来てくれた。
「どうだった?」と私が聞いたら
「強すぎっ。竹刀が速くて 打ちがすごく強い。
怖かったーー。迫力ありすぎ。」
「そう!」とわたし。
「ありがとうございました」といってくれた。
こちらこそ ありがとうございました。
強い人は 星の数ほど いーーーーっぱいいます。
また稽古、がんばりますっ!!
そのあと、帰って、9時半。
今まで勉強してたから、私はブログを書きました。
将来の夢に向かって!!ファイトォ!!