何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

自作超再生受信機を改善?してみた

2017-08-05 19:19:51 | 電子工作


エアーバンド(120~130MHz付近)を受信するために工作した
超再生受信機を改善してみた。

この超再生受信機工作は猛暑の時期には冷房の効いた部屋の中でできる工作の
テーマとして選択した「鉱石ラジオ」工作が発展したもので、工作を始めてから
もう1年になる。
超再生ラジオ工作は面白そうでずーっと昔に挑戦したことがあるが、失敗ばかり
してその後は手を出さなかったのだが、また工作してみようと始めてみた。

今は測定器もあり、100MHzまで観測できるオシロスコープ(PCデジタル
オシロ)もあるので何とか苦労しながらやっと動作する超再生受信機ができた。

この超再生受信機の受信範囲は100MHz~150MHzぐらいで
その中のエアーバンドを聞くことができる。

「何で超再生受信機でエアーバンドを聞くの?」 ですかぁ?

まぁ、苦労して作った超再生受信機で聞くのが面白いのと、超再生受信機は
同調がブロードで一か所の同調点でいろいろな電波が受信できるので
(つまり、混信がひどい)エアーバンドをワッチするのに便利だということです。
そして今はその受信範囲を300MHz以上にしようとコンバータを工作しています。

初めて工作がうまくいった超再生受信機・・・・


これで満足してエアーバンドをワッチしていたが、やっぱりいろいろ問題もある。

特に受信回路基板とバリコンの取り付け方が“ヤワ”でバリコン摘みを回すとその辺が
歪んで“ギューン、ギューン、・・・・”と変な音が出たり、手を離すと受信周波数が
移動したりしてしまう。
また強力な電波を受信してスピーカから大きな音声が出るとハウリングを起こしてしまう。

今日はその辺を改善する工作をしてみた。

超再生受信機の内部。


工作がしやすいように受信回路、バリコンをケースから浮かせた一つのサブシャーシに取り付けてある。



調整をしやすくするためにこんなタイプにしたのだが1mm厚のサブシャーシでは“ヤワ”で
バリコンを回すのに力をいれたりすると歪んでしまう。
またスピーカから大きな音が出ると全体が振動してハウリングを起こす場合がある。



バリコンをケースにがっちり固定するようにした。 材料は2mm厚アルミ板。





これでバリコン軸に力がかかっても歪まない。



サブシャーシを無くして基板を直接ケースに固定した。



スピーカも普通の形のものに変えてみた。


配線をすませて、これで改善?は完了した。



受信テスト中。



超再生受信機・・・・・今頃こんなものを作ってエアーバンドを聞いている。
ザーっ、という超再生特有のノイズが凄い。
でもシグナルが飛び込むとノイズはピタっと止まって音声が聞こえてくる。

今度は300MHz帯を受信する超再生受信機を作ろうかな?
コメント (5)
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