何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

ベース接地回路の実験

2016-10-11 15:57:10 | 電子工作

2016/10/10(月曜日) 曇り


今日は休日だ。
体育の日とかいう国民の祝日で昭和39年10月10日に開会された東京オリンピックを記念した祝日だとか。
ところがこの祝日はハッピーマンデーとかいう祝日で10月の第2月曜日に決まってるんだそうだ。
今年は10月10日になったからすぐ体育の日だ、とわかったが、10月8日とか14日とかになると
「あれっ、この祝日はなんだったっけ?」と考えてしまう。
やっぱり祝日はいわれのある日にお祝いしたいよ。
毎日が日曜日のオイらには平日だろが休日だろうが関係ないが、やっぱり休日は楽しい気分だ。
ゆっくり休んで国民(一応国民です。年金もらってる!)としてこの日をお祝いしたいところだが、
工作がうまくいかないのでお休みどころではない。
朝から机に向かって(無駄な)実験を繰り返している。

今、トランジスタやFETで高周波増幅する実験をしているが相手が130MHzとなるとなかなか難しい。
どんなにしても発振を起こして増幅どころではないのだ。
工作友人から「ベース接地で増幅したら?」というアドバイスを頂いた。
オイらもそれなりの歳だから聞きかじりの情報として「ベース接地」が何ものかは存じてはいるが、実際に
回路は組んだことがない。
ひとつベース接地回路の実験でもしてみようか・・・


ブレッドボードに実験回路を組んで(静)特性を調べてみた。(また無駄なことをしています・・・)


コレクタ側の可変抵抗器を5KΩ、10KΩ、20KΩにした時のエミッタ電流の変化に対するコレクタ電圧を
計ってみた。




計測結果。



グラフにしてみた。



コレクタに入れた負荷抵抗が大きいほど電圧変化の傾斜が大きくなる。
エミッタ電圧はほんのわずかに増加するだけだ。
なるほど、エミッタ電流はほとんどコレクタ電流と同じで電流増幅度は1倍(増減なし)。
ただしコレクタに入れた負荷抵抗に電圧が生じるからそれで大きく増幅されるとか・・・・
ふーん、この傾斜の度合いが増幅度だな?
抵抗が大きい方が増幅度は大きいんだな?


じゃ、実際にAF信号を加えて増幅させてみよう。 負荷抵抗は10KΩにしてみた。





バイアス電流が少ない。



バイアス電流が多過ぎる。



上下の頭が同時につぶれ始める。 これが調度良いバイアス値かな?



出力が歪まないように入力信号を加えた。



入力信号の大きさ(PP)は48mV。 出力の大きさは3.92V。
増幅度は3.92÷0.048=81.7倍というところだ。

ふーん、ベース接地増幅回路ってなかなかやるじゃん・・・
これなら高周波だって十分増幅するんじゃないの!?

と期待して高周波増幅回路に挑戦したのだが・・・・・そうは問屋が卸さない!!!
またまた悪戦苦闘の道が続きます。






コメント (2)
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