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11月 1日

2016-11-01 19:13:49 | Weblog
峠見ゆ十一月のむなしさに             細見綾子


師の句碑に十一月の日差しかな          栗田やすし


母に娘に十一月の花鋏               菅原鬨也


少女の素足路地へすつ飛ぶ十一月          能村登四郎


十一月石も素肌をさらすかな            平井照敏


今日よりは十一月の旅日記             星野立子


聖樹はや十一月のレストラン            大久保白村


純白の富士をたまはる十一月            川崎展宏


癒えし身に十一月の滝ひびく            栗田せつ子


川筋に十一月の月明り               江口ひろし









         
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10月 31日

2016-10-31 16:50:30 | Weblog
自転車に母乗せし日よ花芒            栗田やすし


折りとりてはらりとおもき芒かな          飯田蛇笏


山越ゆるいつかひとりの芒原            水原秋櫻子


芒より芒へたどる遺跡みち             今井千鶴子


野にありし全長を活け穂の芒            鷹羽狩行


照れば金日かげれば銀芒かな            下村梅子


芒活け机いささか文士めく             鈴木鷹夫


子規の日をすぎて芒の日々ありぬ          夏井いつき


空青き箱根のすすき揺れ通し            太田滋子


ヴィオロンを磨く芒の風受けて           国枝洋子



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10月 30日

2016-10-30 09:40:01 | Weblog
ハロウィンの南瓜パレード港町              古賀まり子


ハロウィンのかぼちやが笑ふウィンドウ          吉原文音


高階の窓に星入れハロウィーン              伊藤京子


ハロウィン悪魔のしつぽもげてをり            関根切子




雁坂の関所の址の大南瓜                  遠山陽子


大南瓜郵便局に飾られて                  楢原清子


日々名曲南瓜ばかりを食はさるる              石田波郷


*まだハロウィンの例句が少ないのが残念

16日は長男の子の結花の七歳の七五三
今日30日は長女の子の明里のお宮参りとお食い初め
ひと月に二度お祓いを受けることも良い思い出になった
我が家系でのお食い初めの式は初めてのこと
満一歳の誕生日に行う一升餅、歯固めと同じ意味で
世帯主の出身地によって地域差があるようです
ちなみに歯固めが新年の季語になっているとは知らなかった

ハロウィンの南瓜煮らるるお食初め








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10月 29日

2016-10-29 19:05:36 | Weblog
木の実落つ教会の鐘鳴りひびき              栗田やすし


一遍像光るまなこに木の実落つ               細見綾子


よろこべばしきりに落つる木の実かな            富安風生


妻の手に木の実のいのちあたたまる             秋元不死男


山中に喝と木の根をうつ木の実               福永耕二


水中をさらに落ちゆく木の実かな              鈴木鷹夫


美しき木の実なりせば墓に置く               菖蒲あや


石段に少しはずんで木の実落つ               菊地美智子


火焔塚拝む木の実に打たれつつ               都合ナルミ


木の実落つ三角形の櫓跡                  菊池佳子


信長の夢の城跡木の実降る                 伊藤範子 
   




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10月 28日

2016-10-28 19:15:23 | Weblog
朝寒の大き足音牛乳来る               沢木欣一

 
雨降るもよし秋寒の九品仏              栗田やすし


くちびるを出て朝寒のこゑとなる           能村登四郎


朝寒の蒸気をまとう連結子               林 徹


朝寒の市電兵馬と別れたり               石田波郷


秋寒し貝殻ばかり洗ふ波                糸井千鶴子


一人居の振り子の音や秋寒し              渡辺 照子


朝寒や阿蘇天草とわかれ発ち              飯田龍太


朝寒の笛がうながす里神楽               廣瀬直人


朝寒や改札で鳴る電子音                関根切子


朝寒し富士桃色にあらはるる              佐藤とみお




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10月 26日

2016-10-26 18:43:54 | Weblog
はなびらに血の斑ちらしてほととぎす             沢木欣一


活ける間も花のこぼるる杜鵑草                 松沢佐多子


杜鵑草遠流は恋の咎として                   谷中隆子


大磯や遊女の墓に杜鵑草                    高木美波


咲きはじめはや生臭き杜鵑草                  川崎展宏


紫の斑の賑しや杜鵑草                     轡田進


杜鵑草揺らし嵯峨野をわたる風                 吉岡桂六


子規庵の小庭に群るる杜鵑草                  武藤光晴


いかるがに青々句碑や杜鵑草                  山下智子






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10月 25日

2016-10-25 18:39:19 | Weblog
大くわりん風の葉ずれの傷のこる           細見綾子


くわりんの実教材につき盗るべからず          沢木欣一


花梨の実高きにあれば高き風              池上樵人


昏れかかる山を幾重に榠樝の実             矢島渚男


一笑の塚に音立てくわりん落つ             茂里正治


奥伊予や瀬音に太る花梨の実              稲瀬奈加枝


花梨の実ポケットにある父への旅            金子皆子


歪みなきものは鬼つ子花梨の実             伊藤旅遊  


たわわなる花梨の下に無縁仏              山本光江
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10月 23日    

2016-10-23 06:12:43 | Weblog
棒列ね屋根より高き稲架襖             栗田やすし


夜の稲架の甘き香を子の寝床まで           細見綾子


夕稲架のあはきほてりにしばし沿ふ          八木絵馬


しばらくは新稲架として雨はじく           能村登四郎


稲架の中離れ離れに遺跡あリ             深見けん二


荒縄の結び目揃ふ山の稲架              篠田悦子


単線となりてより増す稲架の列            秋川ハルミ


どこからも海見ゆる隠岐稲架組めり          国枝隆生


稲架襖抜けて小原の芝居見に             都合ナルミ



10月23日 霜降




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10月 21日

2016-10-21 16:38:22 | Weblog
柿熟す馬籠の空に昼の月             栗田やすし


柿実る幹黒き辺にまた逢はめ           沢木欣一


柿の朱を点じたる空こはれずに          細見綾子


柿食ふや遠くかなしき母の顔           石田 波郷


柿の種うしろに吐いて闇深し           秋元不死男


渋柿に遊びごころの鵙来をり           福永耕二


柿紅しいつまで病みて母泣かす          古賀まり子


夜々冷えて柿甘くなる山の音           野沢節子


掌に茶碗のごとく熟柿受く            河原地英武


奥美濃の寺に猿来る柿日和            安住敦子


柿の実の色づく綾子生家かな           小島千鶴







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10月 20日

2016-10-20 17:32:19 | Weblog
一燈が石階濡らす紅葉寺             栗田やすし


近づけば紅葉の艶の身に移る           沢木欣一


添水樋に沈む紅葉の鋭さよ             細見綾子


岩へ散り紅葉のなほも日を透かす          八木絵馬


御仏をふかく蔵して紅葉晴             今瀬剛一


いつぽんは鬼より紅し紅葉狩            鍵和田釉子


軽食の午後見て水草紅葉かな            能村登四郎


藤村の書のちらと見ゆ紅葉宿            藤田湘子


紅葉して桜は暗き樹となりぬ            福永耕二



*写真は毛越寺



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