カワセミ側溝から (旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

東京は不便でも人情味が持ち味

2017-07-01 | 境界線

 時々出張で東京に行く。僕の家は比較的空港に近いので、便利になったな、と思う。場合によっては、昼前の会議にも間に合う。そういう意味での東京は便利なところだが、僕が東京に一番感じる不満は、何と言っても不便なことだ。いろいろあるところなのにまとまりが無くて、すぐに混雑する。時間がかかるしルールが多い。忍耐の必要なまちなのだ。さらになんでも金がかかる。でも不便でいいところなのは他でも無く、よく歩けるところでもある。車は多いが車社会では無いというところは、不便である利点である。
 人が多いのだから仕方がないが、とにかくすぐに混む。便利なコンビニも並ぶし買い物しづらい。ほとんどの店も狭いし椅子も小さい。ちょっとおいしいというか田舎だとふつうレベルの店になると、尋常でない並び方をする。新鮮なものも増えたけど、基本的にはあんまり新鮮でもない。いいものが高いのは仕方ないかもしれないが、少し高すぎる場合は階級社会的だ。それに食べ物に限って言うと、高くておいしいというのは、当たり前すぎて面白くもなんとも無い。僕らはアラブの王様では無い。値段と比較して味というものを判断せざるを得ない宿命だ。特権の為の街なら、どっか他に移ってもらえないだろうか。
 しかしながらチェーン化した店でいいのなら、これはもう田舎より安いところがたくさんあるのも事実だ。サービスも画一的で機械のようにサッパリだ(時々日本語が通じないが)。ひとを気にしなくていいし、快適とはいえる。狭いけど。
 しかしながら東京は関東で、しょうゆ味が多いのは残念という感じ。以前よりだいぶましになったけど、相変わらず醤油が洗練されてない店は多い。ラーメンくらいは仕方ないかもしれないが(その地方の味だろうし)、好みで無いものはどうしようもない。どのみち住んでいる訳では無いから、我慢できない訳では無いけど。だから帰ったらハッピーになれていいということもある。ちょっとの間の苦行みたいなものだ。
 もちろん東京にだって楽しいことはたくさんある。我慢をすれば見つけることもできるし、忍耐が強ければ、そして慣れてしまえば、そんなに疲れないかもしれない。僕も行くまでは楽しみな気分が無い訳では無いし、実際楽しかったことも多くて、それはそれでいい思い出だ。でも帰ってから安全な場所に居て思い出すからいいのであって、ずっとあそこで考えていたい訳では無い。この距離感がいい関係の秘訣なんだろう。
 ただし、東京に限らず都会で田舎より唯一優れているだろうことは、恐らく人がやさしいことだろうと思う。田舎は基本的にそんなに人間関係に縛られずに生きて行ける土地の広さがあるけど、東京はそんなわけにもいかないのだろう。多くの人は無視して暮らしているのだろうとはいえ、いざというときには皆忍耐強く親切になる。これは日本に限らず、近代的な都会には共通して言えることらしい。人間が防衛的に身に着けた本能的なものかもしれない。
 ということで、多少不便でも、都市には学ぶべきところはある。まあ、田舎もさびれて局地集中化していくだろうという予想もあることだし、自然にそういうものは身についていくのかもしれない。でもまあ店が狭くなっていくのは、やっぱり嫌かもしれないな。
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