続・中岳龍頭望

脱力系から熱血系へ。ま、志はということで…

題名は意味深だが、僕には分らない   女の中にいる他人

2017-06-20 | 映画

女の中にいる他人/成瀬巳喜男監督

 最近この映画のリメイクのドラマが放映されたようだが、それで興味を持った訳では無い。一年くらい前にレンタルのリストに入れていたらしいのが、ようやくめぐって来て観たというだけのことである。
 夕刻東京でビールを飲んでいる友人を見つけ合流した男の妻が、後に同時刻あたりで絞殺されていたらしい。男性遍歴に奔放であったらしい妻を殺した者は、なかなかつかまらない。そのうちに友人の男の様子(精神的に)がだんだんとおかしくなっていく。
 いわゆる心理サスペンス。殺人に関わって苦しむ男の苦悩は、なんとなくわからないではないが、その周りの人々の反応は、今一つ僕には分らなかった。妻を殺されて男は、ショックが無い訳では無いだろうが、それなりに平然としている。苦悩する男の妻も、これは後に大きなポイントになるにせよ、反応がやはり鈍い気がする。成瀬監督作品は、気になって一時期観ていたことがあるが、この作品に限って言うと、ちょっと上手くいっていない気がする。面白くない訳では無いが、もう少しギクシャクしたドキドキ感があっても良かったのではないか。
 もちろん殺人までの経験が無いから分からないということはあるかもしれないが、いわゆる隠し事の苦悩というのはある。それは言えないのだが、知っているからこそ苦しい。要するに嘘をついているようなもので、しかしその嘘は本意ではない。積極的に言いたいという訳では無いかもしれないが、言う訳にはいかない。事情はいろいろあろうが、当人を前に勝手に気まずいというのは分かる気がする。それは確かにサスペンスであるが、告白して自分の身を気分的に軽くしようとする誘惑というのは、それで罪が軽くなるというような感覚というのは、やはり僕には分りづらい問題かもしれない。言ったところで罪の重さは変わらない。相手が許すから良いとするのは、自分に対する甘えではないか。だからといってバレなければいいという訳では無いが、そういうものを抱えて生きていきたくないから、要するに隠し事なんてつくらないようにしているということかもしれない。僕には秘密を言わないように、みなさん気を付けてください。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 認知症:めんどくさい、近所... | トップ | お金につられて得をする »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。