続・中岳龍頭望

脱力系から熱血系へ。ま、志はということで…

僕は学習部長に向かなかった

2017-06-15 | Science

 中学生の時に、何故か僕はクラスの学習部長というのをさせられたことがある。それで部長として目標を掲げなければならないという決まりがあって、特に信念があった訳では無いが、適当に「朝自習の徹底」という目標にした。当時学習部長は、先生のお手伝いとしてプリントを輪転機にかけたりするようなことをやっていた。僕は長らく新聞部で新聞を作る事ばかりやっていたので、まあ、そういうことで学習部になったのかもしれない。それにまあみんなは勉強が忙しいし、まったく勉強する気が無い人間には、適任だったということだろう。この朝自習の時にやる小テストというのがあって、せっかくなので、これを作るのに結構燃えたという記憶がある。何しろ僕は元新聞部だ。活字を書いたりするような事と似ていればなんでもいい。いろいろ問題集を引っ張って来て、漢字テストをはじめとする様々な小テストを量産した。だいたい10問程度のものだが、学習進行具合にあわせて、どんどん、どんどん問題を作る。それはもう、朝自習の時間を目いっぱい使ってもらわなくてはもったいない。
 ところが、この所為で自分のやりたい学習時間が削られて困る、という意見が出だした。小テストは本来朝自習の中の一つのやり方に過ぎなくて、個人の課題となる勉強を妨げてはならない(大意)、ということらしかった。それはもっともで、僕は嫌いな人の意見はまったく聞かないが、比較的まともそうな子もそのようなことを言っていたので、先生に掛け合って、完全自習で好きなことを一定期間させるという了解を取り付けた。
 結果はすぐに成績に表れた。クラスの平均点はどんどん下がって行った。今考えると当たり前のことだが…。自主性のある一部の人間を除くと、ある程度の強制のない時間に、身を入れて勉強するような奇特な人間など居ないのだ。
 さらに今考えると、小テストは実はかなり有効だったのである。人間の脳は、反復して無理に力ずくで覚え込むより、実用的にテストを繰り返した方が、記憶力は増大する。それは必要であるという脳の錯覚を利用したもので、テストに出された問題を、たとえ答えにたどり着かずとも考えたことで、その答え自体を重要と思って勝手に暗記してしまうらしい。
 小テストをたくさんやった時期はそれなりにいい調子だったものが、本当の自習を徹底したことで、大きな落差をつくって成績が低下したということらしい。自習のやり方については多くのクラスメイトから感謝されたが(楽だし)、結局相対的には皆の為にはなっていなかった。その後も学習部長を続けられたものかは、もはや記憶にない。壁新聞用の4コマ漫画のネタを、うんうん唸りながら毎日考えていたという記憶はあるのだけれど…。
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