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寺院東0362  金剛寺 八坂庚申堂

2017年05月15日 06時03分39秒 | 寺院

 

大黒山延命院と号する天台宗の寺。本堂には青面金剛が安置してある。「八坂庚申」と呼ばれ、大坂四天王寺・東京浅草の庚申とともに日本三庚申とされている。安置されている三猿の像は、伝教大師が三尸の虫に因み、天台の不見不聞不言を猿に当てたものといわれ、毎年初庚申の日には、祈祷をうけた「こんにゃく」を病人の頭の上に吊り下げておくと病気が平癒するとのことで参詣者が多く、三猿のお札を授かる風習がある。

 

 

 くくり猿

当寺は大黒山延命院金剛寺と号し、大坂四天王寺、東京浅草庚申(現存せず)と共に日本三大庚申の1つで、本尊に青面金剛童子を祀る。その昔 葛野の秦河勝が我が国に帰化した時・・来した仏像で 秦氏一族の守本尊でしたが、秦氏一族が滅亡した時 浄蔵貴所法師がこの本尊を奉持して一般人にも参詣出きる様にと八坂の地を卜して創建したのが当庚申堂だ と伝えられています。 今から約1200年も前の事です。その後 重なる兵乱災火により本堂、書院も宝物と共に焼失し 現存の本堂は延宝6年戌午5月(約300年)の再建であります。江戸末期までは西側に愛宕山を正面にして梅林を見下せる書院も有り風光佳絶の地で善男善女が庚申待(守庚申)に参詣し隆盛を極めました。明治以後廃佛等 世の変遷により 現代は境内も縮小し昔の姿はありませんが、年に一願は何事も叶うとて本尊は云うに及ばず左脇侍の不動明王は悪魔を拂い、右脇侍の弁財天は婦女を守護し、聖徳太子は建築業の祖神として相共に誠に霊験あらたかであります。

庚申さんに祈願する人は1年に一願すれば何事によらず叶えていただけるといわれます。特に多いのは腰痛・神経痛を治していただきたいという祈願です。本尊は秘仏、60年に一度ご開帳されるだけです。ご本尊はこわい顔で眼が3つランランとかがやき、キバがはえた裸体で、虎の皮のふんどしをつけています。全身が青くなって怒っているようなので青面金剛といわれます。庚申は中国の道教の説によりますと、人体の中には三尸の虫がいて、庚申の夜、眠っている間に虫が天に登って天帝にその人の罪を告げ、命を奪うので寝ないで慎んで過ごすものとされました。これを『庚申待ち』といい、わが国では平安時代のはじめ、宮中で行われていました。

 こんにゃく焚きの接待、こんにゃくを3個、北を向いて食べると、無病息災でいられるという言い伝えもある。なぜ、こんにゃくなのか、かつて飢饉かあった時、住職の夢枕に庚申さんが現れ、「人々の救済に行く」と告げた翌朝、どこからともなく、こんにゃく玉を持った猿がやって来たことに由来する。それも、庚申さんの使いは猿で、本堂には「見ざる、聞かざる、言わざる」の「三猿」が安置されていて、また境内には、猿の人形が吊るされていて「くくり猿」と呼ばれる。これは、欲望のままに行動する猿の手足をくくりつけて動けなくなった姿を表していて、願い事をかなえるためには、何かを我慢することが必要だということを教えるものです。

 5月3日には、老いても失禁せず、人の世話にならないように祈願する「たれこ封じ」もあり、参拝者が自分の下着を持参。本堂に供えて、住職から祈祷を受ける。

庚申堂  ➡  お寺・神社めぐり20  京の三庚申

              猿田彦神社

             寺院伏0229  明壽院・伏見庚申堂

             道標東0074  尊勝院  庚申堂   立派な土台付きです

寺院 前回の記事 ➡ 寺院東0361  法観寺・八坂の塔

ことわざ

傍目八目(おかめはちもく)

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