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寺院東0190  禅居庵  イノシシ  摩利支尊天

2016年09月06日 07時57分42秒 | 寺院

臨済宗建仁寺派

京都市東山区小松町146

南参道

建仁寺 禅居庵

 開運摩利支尊天

 

昭和10年1月建立

京都取引所 一般取引員

美濃幸二

 

 

元弘3年(1333)小笠原信濃守貞宗が建立した。この寺の摩利支天は開山大鑑清拙正澄禅師が中国より持ってこられた像です。嘉歴元年(1326)執権北条多高時は詔を奉じて使者を中国につかわし、正澄禅師をお迎えに上りました。禅師は日本に行くかどうか思案中に猪に乗った摩利支天が目の前に現れました。「お前は東の国へ向かいなさい。わたしも日本にとどまり、いつまでも日本の民衆を守ろう」と、禅師はこの尊像の坐像を作り袈裟に包んで船に乗られたと伝わっています。

 

 

 

イノシシが本尊ではない。「摩利支尊天」像は、鎮守で、日月の光を意味し、陽炎を神格化している。座禅した足元に七頭のイノシシを従える。戦国乱世に生きた武将が、この摩利支尊天像を旗に染め抜いたこともあってか、開運勝利の信仰を集めるようになった。イノシシ像の足元に布やおみくじを結んで家出人の「足止め」を願う人もいる。場外馬券売り場が近いためか、馬券・麻雀パイ、サイコロとともに、勝負事をやめる願いをする人もあるとか 

 

 

 

 

明治21年9月の奉納額

たくさんの猪が書かれています 千頭ぐらいいるかな

 

 

勝利祈願 本堂に祀られている摩利支天さんが有名です。

摩利支天さんは開運と勝利の神さん。勝利祈願は勝負事の勝利だけでなく、自分の持てる力を目に見えない力によって十分に引出せる力を授けていただくのです。人それぞれには運が開ける力を持っていますが何らかの理由で運が開けない人が大勢います。そういう人が摩利支天にお参りすることによって目に見えない力を手に入れられ運が開けていくのでしょう。そこから商売繁盛や家庭円満にもつながります。

摩利支天堂は寺の鎮守です。盗難除け・火難除けで守ってもらえます。摩利支天のお使いが猪であることから十二支の中で猪年に生れた人の守り本尊になっています。

 

西参道 

昭和10年1月建立

南参道にあるものと同じ

 

 

 

 

 

 

 ここにも イノシシ がいます

 

 

 

 

西参道から南を見る 

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                   愛宕神社 

 

寺院 前回の記事  ➡  寺院東0189  常行院  浄土宗西山禅林寺派

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