My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

KT88 PPアンプ 音質調整(その5) ~抵抗値再調整、変更~

2017-05-07 11:22:37 | 真空管アンプ

KT88 PPアンプの調整を継続中ですが、バイアス抵抗値等を再度見直しました。

そして抵抗のメーカー、タイプも変えてみました。ビンテージ品です。

 

<抵抗値(定数)の変更>

いずれも、仮実験して音質確認後に変更しました。

①帰還NFBの抵抗値を半分以下の75Ωにしました。但し、帰還量は、ほぼ同じで7.1dBです。

②帰還抵抗は、8.2kΩに変更。並列のCは82pF。

③初段のカソード抵抗を910Ωに、SRPP回路の抵抗を1.2kΩに変更しました。

 ①③の理由は、出力(SP)に現れるDC電圧を少しでも小さくするためと、6SL7の電流を増やすためです。

④ムラード回路の1MΩを787kΩに変更。

⑤出力段のグリッド抵抗を1.6kΩに変更。

 ④⑤の理由は、使いたい抵抗種(後述)で同じ抵抗値が無かったための理由だけです。

変更後の回路図と各部の電圧・電流は、こちらです。↓

 

使用した抵抗は、TRW社の金属皮膜抵抗ですが、ただの金属皮膜抵抗ではありません。

外皮はモールドジャケットで、金属皮膜とカーボンコンプを合体させた様な構造です

これが、単なる金属皮膜と違う、味のある独特な音を醸し出します。それがメーカーの狙いでしょうね。

クリーム色のフィルムコンデンサの両サイドにあるカラーコード・タイプの抵抗がそれです。カラーコードはペンキで塗った様な感じです。

約2週間(100時間位?)エージングが進みましたが、音抜けも良く、粘りのある音を聴かせてくれます。

A&Bのカーボン抵抗とよく似た音です。

 

<今回ついでにやった事>

①左右セパレーション改善のために+B電源に入れた抵抗(100Ω)をDaleのRS-2B(3W)に変更しました。

②電源のトランス1次側の両端にスパークキラー(4700pF+100Ω)(松下製?)を入れました。

気休め程度かもしれませんが、電源オン時のスパークを後段の回路に対して緩和するため。

 

一旦、改造は、ここで一段落と言ったところで、今は音楽を楽しんでいます。

 

気が付いたら、いつの間にか、このブログも150万アクセス(PV)を超えていました。

沢山の人に訪問頂き、有難うございました。何かのお役に立てれば幸いです。

今後とも、よろしくお願いします。

 

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コスパ最高!こんなプレーヤーが欲しかった。~高機能、高音質、高画質~

2017-04-30 11:00:00 | オーディオ

話題?のブルーレイ・プレーヤー SONY BDP-S6700を購入しました。

目的は、

 ①居間のTVで撮り溜めたBSの音楽番組を自分のオーディオルームのシステムで楽しむため

 ②ネットワーク・プレーヤーとしてPCオーディオよりも手軽に楽しむため

 ③ブルーレイ、DVDを高画質、高音質で楽しむため。

 ④CDプレーヤーとしても使用

など、です。

つい先日届いたばかりですが、この小さい筐体、この価格で、最近のSONYのテクノロジーがてんこ盛りです。

はっきり言って、コスパは、かなり高いです。高機能すぎです。小さな巨人です。

サイズは、ちょうどB5版サイズです。A4よりも小さい。月刊誌「無線と実験(MJ)」と同サイズでした。

単なるブルーレイ・プレーヤーではありません。マルチメディア・プレーヤー、ユニバーサル・プレーヤー、ネットワーク・プレーヤー、、何と呼べば良いでしょうね?とにかく万能プレーヤーです。

久しく映像音源再生機器と言うものを買っていなかったですが、最近のプレーヤーは凄いです。ビックリです!。

ネットワーク・オーディオと言えば、LINNなどが高性能で有名ですが、コスト的には、LINNの低価格品(Majik DSM)に比べても20分の1以下の価格です。この価格でこの機能、性能ははっきり言ってヤバいです。

出来る事は、多機能過ぎて、とてもここに書き切れませんが、ざっと再生できるソースだけ書いておきます。

 ・Blu-ray、DVD、CD、SACD再生

 ・ネットワーク上のHDD(DLNA)、USB HDD、USBメモリー再生

 ・Web App.=Youtube、Amazon、Netflexなど、、、、。

出力端子:HDMI、同軸COAXIAL(PCM) ※PCM出力有りが良いですね。

 

しかし、この機器は高機能過ぎて、高音質、高画質で楽しむには、設定に注意する必要があります。

私自身、結構、難儀しました。

備忘録として、書き留めて置きますので、もし興味があり購入された方は参考にしてみて下さい。

最後のほうに、私が使ってみた感想も書いておきます。

 

<画質設定>

 私のTVは4K対応では無いので、取り敢えず、こんな感じに設定して使っています。TVはパナのビエラです。

 

この設定でも充分綺麗に見れますが、より最適な設定方法や機能の意味は、映像に詳しい方のページを参考にして下さい。

 

<音質設定>

設定でかなり音が違いますので、ソースに合わせて、きちんと設定する必要があります。

初期設定のままでは、ガッカリします。私がそうでした。

重要な順番で書いて行きます。

[BD音声MIX設定] 

 ここが一番重要です!!!。 ここは必ず「切」の設定にして下さい。「入」だと音が最悪です。

[Digital Music エンハンサー]

 HDDに取り溜めたBS放送の音楽番組を聴くときは、ここが重要!ここを「入」にします。

 同軸でPCMを出力される時は、ACCがPCMにダウンミックスされるので、「切」になっていると音が小さく薄っぺらく、籠り、左右分離の悪い音になってしまいます。はっきり言って聴きたくなくなります。楽しめないです。

 「入」にすると、いきなり立体的で高音質で迫力のあるダイナミックな音になります。ビックリしますよ。デジタル技術ってすごいですね。

 この技術は、ソニーの解説によると、「圧縮音源で失われがちな高音域を補完し、オリジナル音源に近い音質で再現する技術。ボーカルの高域の伸びや楽器の倍音の艶やかさを自然に再現し、音の広がりや響きの余韻まで鮮やかに再現」だそうです。

 この技術は色々と有る様ですが、「DSEE HX」が一番良さそうです。

但し、普通にBD、DVD、CD、WAVを再生するする時は、ここを「切」にします。


<感想>

私のシステムでの接続方法・環境、音の流れは以下です。

 ブルーレイ・プレーヤー(同軸PCM出力) 

   → DAC-X10(ES9018S DAC) (オリジナル・チューン)

   → 真空管プリ(オリジナル)

   → 真空管パワー(KT88PP) (オリジナル)

   → スピーカー JBL L26

 

音が良いですね。骨太の音がします。薄っぺらにならないです。

それでいて低音もブヨブヨにならず、しっかりと音が取れます。


<ソースによる音の違い>

Youtubeの音が意外にも良いです。

ディスク再生よりも、何故かUSBに入れたWAVファイルの再生の方が音が良いです。

 

<ネットワーク・プレーヤーとして再生>

①リビングにあるTVに接続したHDDの録画番組が問題なく再生できました。

②WIFIルーターに接続したHDD内のWAVファイルは再生できません。圧縮の必要あり。

 本体への直接USB HDD接続では、WAVファイルも再生できます。

③PCからYoutubeの動画がキャスティングできました。リモコンで検索の文字入力する簡単です。

 

兎に角、SONYは沢山の素晴らしい技術を持っています。

SONYの最新のテクノロジーはここに纏めてありました。設定の際の参考になると思います。

http://www.sony.jp/home-theater/technology/contents.html#tech_hireso

 

さらに、もっと良い設定方法が有るかも知れません。

ご存じの方は、教えて頂くと有難いです。

 

ソニー SONY ブルーレイディスク/DVDプレーヤー 4Kアップコンバート Bluetooth(LDAC)対応 BDP-S6700 BM
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ソニー(SONY)

 

 

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プリアンプの整流回路を整流管からダイオードに変更

2017-04-15 13:07:08 | 真空管プリアンプ

真空管プリアンプの整流管をダイオードに置き換えました。

整流管は出力管に比べて、発熱量が多いためか、寿命が極端に短いです。

私の経験ですと、2000時間くらいで寿命を迎えると思います。

 

このプリアンプの整流管は6X4という小型整流管で、プリアンプを使い始めてから6年くらいになりますが、だいたい1年に1回の頻度で交換していました。

寿命に気が付く兆候としては、音に押し出し感、元気がなくなり弱々しくなります。

整流管を交換するとまた元気な音で鳴ってくれますが、困るのは、改造している時に、「アレ?何か調子が悪い。改悪になったのかな?」と惑わされる事です。その原因が、実は、ちょうど整流管の寿命だったりする事が多々ありました。

 

今回、ウルトラ・ファーストリカバリー・ダイオードUF5408を多めに購入したので、思い切って、ここをダイオード化してみました。

一般的に、整流管よりもダイオードの方が電圧ドロップが少ないので、抵抗を直列に入れて電圧調整をしました。

結果的に平滑回路が1段増えた形になりました。


<変更前の整流管を使用した回路>


<変更後のダイオード化した回路>

直列に入れた抵抗には、手持ちのNS-2Bの750Ω使ったので、変更後の電圧は10V程度上昇しましたが、問題無い範囲でしょう。


 <配線後の写真>

・追加回路

 ・元々あった整流管のソケットに配線

 

 

変更後の音は、以前に比べて、情報量の多い、クリアーなくっきりした音になりました。

やはり、真空管らしい柔らかい音は少し後退したような気がします。

しかし、これで整流管の寿命の呪縛からは解放されました。


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真空管 TUNG-SOL Round Plateを使う。

2017-04-09 12:49:34 | 真空管アンプ

このTUNG-SOLのラウンド・プレートは音が良い事で有名ですし、オークションでもかなり高額になります。まあ、世界中のオークションでも滅多に出てくる事はありませんが。

私が入手出来たのは、eBayで部品を買い漁っている時に、元々は6SN7のラウンド・プレートをどうしても手に入れたかったのですが、オークションで競い合っていたら、とても手が出せない金額まで行き、遂に断念。

その時に同等品として、入札の少ないラウンド・プレートが目にとまり、入札、競い勝ったが、届いたものを見たら、なんと12SL7だった。私が型番違い品に入札していたのだった。

ヒーター電圧違いで、6SN7は6.3V、12SL7は12.6Vなのです。

いつの日かは、ヒーター電圧を12.6Vにして使って見ようと思っていたが、あれから、6年以上が経過。。。。

今回、KT88アンプの改良中なので、ついでにこの球を使える様にてみました。

これが、TUNG-SOL 12SL7(VT-289)の容姿です。

ヒーター回路の変更。

トランスが、元々AC6.3Vのヒーター回路電源を2系統持っているので、これを直列に繋いで12.6Vを作りました。

ACを直列に繋ぐときは位相に注意が必要です。逆相で繋ぐと相殺して電圧出ません。

他の球のヒーター電圧も確認しながら通電しました。

 

出てきた音は、鳴らした瞬間から、噂通りで素晴らしいです!!!。

帯域も広く、音数も多く、空気感もたっぷりです。

貴重な球なので、じっくりと鳴らし込んでいきたいと思います。

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KT88 PPアンプ 音質調整を続行中(その4)~電源回路変更編~。

2017-04-09 12:06:24 | 真空管アンプ

今度は電源回路を見直しました。

左右ch(L/Rch)の電源を出来るだけ分離して、チャンネル・セパレーションを良くする。

そうすることで、音の立体感、空気感、臨場感が増すという目論見です。

段階的に改良していきました。その経過は以下です。

+B電源の根元、チョークの後に左右それぞれ100Ωを直列に追加。

 以前、別のアンプでも改善効果が大きかった。

 

 

この100Ωを追加する事で、電解コンデンサへの印加電圧も降下して電解コンに対し優しくなる。

結果は、やはり効果有りで、臨場感が増した。ほんの抵抗2本でこの効果は大きい。

 

整流ダイオードも左右のチャンネルで独立。

ならばと言うことで、もう少し源流の整流回路自体を分離した。

 

倍電圧整流回路をもう一回路追加。

上の回路図ではダイオードが1N5408となっていますが、実際にはファーストリカバリーのUF5408を使用しています。

元々、チョークの後ろに入っていた2個の電解コンデンサ(ブロックコン)利用して、この追加した整流回路に使用。

チョークの後ろ(+B電源)は、出力トランスの近くに、F&T製の47uF/500V配置済み。

電解コンデンサの電圧も下げる事が出来て、さらに優しくなった。

結果は、①ほど、臨場感の良化は感じ無かったが、F&Tの電解コンデンサのキャラクタが強くでて、音数も増えて、切れの良い音となった。

心配はF&T電解コンの耐圧500Vに対し、電源投入時に若干電圧オーバー、通常時でもディレーティングが不足している点です。

しかし、500V以上の耐圧となると、フィルムコンかオイルコンになってしまうので、直列抵抗を200Ω程度にして、もう少し電圧を下げる事を考えたいと思います。 


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KT88 PPアンプ 出力トランス(OPT)交換後、音質調整を進行中(その3)~設計変更編~。

2017-03-26 13:11:17 | 真空管アンプ

さきほど、各部の電圧測定も終わりましたので、変更後の回路図を公開します。 

前段部回路図

後段部回路図

 

<変更箇所>

電源供給回路

 初段への電源は、ツェナーダイオードによる定電圧生成を廃止し、単純な抵抗分割へ変更。

 ツェナーダイオードはノイズを発生するため。

 39kΩと24kΩでB電源を分圧。電解コンデンサを抱かせました。

 元のツェナーダイオードの時と同じ180Vを得る事が出来ました。

ヒーターバイアス

 6SN7のカソードが100V程度になるので、約45Vのヒーターバイアスを実施。

 初段の6SL7も同じヒーター電源を使うので、こちらも45Vのバイアスが掛かる事になりますが問題ないでしょう。

 470kΩと47kΩでB電源を分圧。電解コンデンサ、セラミックコンデンサを抱かせました。

ムラード回路見直し

 ここが一番手こずりました。

 まずは、電源供給を初段と分離。15kΩ抵抗と100uFの電解コンで電源を作りました。

 共通カソード抵抗とプレート抵抗は、以下の色々な事を考慮しながら定数を決めました。

  ・6SN7のロードラインより、カソード電流は少し増やして3mA程度が直線性が良くなる。

  ・後段KT88のグリッドバイアスがー62Vなので十分にドライブ出来るプレート電圧とする。

    ・共通カソード抵抗が小さいとアンバランスが生じて有効な差動特性が得られないらしい。

   教科書によると、

   アンバランス(m) = { 内部抵抗(rp)+交流負荷抵抗(RL) } ÷ { ( 1+μ )×共通カソード抵抗(Rk) }

     だそうです。

  ・また、別の本では、

  「共通カソード抵抗RKはRLの1/2以上にしないと両相間のバランスが悪くなります」

    と書いてあります。

 そこで、私の場合、上図の回路図の抵抗値としました。

 プレート抵抗は上側36kΩと下側34.8kΩ。

 ここは同じ値ではなく、下側を上側よりも少し小さくした方が良いと書いてありました。

 共通カソード抵抗は17.8kΩ。バイアス電流は片側2.8mAとなりました。

 ロードラインも直線性の良い所に来ました。

NFB定数見直し

 回路が安定した為か、現状のNFBを15kΩ+100Ω(9.1dB)では音があまりにも大人しくハイファイでつまらない、元気のない音なので、22kΩ+82pF(7.1dB)に変更しました。

 これで元気な音、生きいきした音になりました。音も前に出てくるようになりました。

 

この状態で鳴らしていますが、いったんは満足のゆく音になりました。

あとはエージングが進んだら、また定数の微調整が必要かも知れません。

 

今回もEDさんにご指導を頂きました。本当にありがとうございました。

長い道のりでしたが、お陰さまで音質、知識ともにレベルアップができました。 

 

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ビンテージ部品を使用する時の準備と注意

2017-03-25 10:14:45 | その他

オーディオや電気楽器(エレキ)をやっていると、どうしてもビンテージ部品(パーツ)とか往年のオーディオ全盛期の古い部品を使ってみたくなります。

そうした時の使用前の準備と注意事項を参考になればと思い書いてみました。

ご存じの方は読み飛ばして下さい。

<使用前の確認と準備>

1.古い部品なので足(リード)が酸化、腐食、汚れている物が多い。

 リードは必ず研磨、クリーニングして使う。

 汚れたままで半田付けすると半田がのり難いだけでなく、音質にも影響します。

 無理矢理に半田付けしても、半田の中に酸化物や不純物が残ってしまいます。

 私はクリーニングに、「銀磨きクロス」を使っています。

KOYO ポリマール 銀磨きクロス 195mm×125mm 2枚入
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光陽社

 このクロスを使って磨くと、クロスが真っ黒になり、汚れが落ちていることが良く分かります。

 これでも汚れが取れない場合は、こちら↓を使い、その後、ポリマールクロスで仕上げます。

3M スポンジ研磨材(スーパーファイン)/(マイクロファイン) 各1枚セット
 
3M(スリーエム)

 クリーニングした後は、無水エタノールで洗浄すると完璧です。

 リードや真空管の足がピカピカになります。

 

2.コンデンサは容量値を確認する。

 古い部品は容量抜けしている物もあるので注意が必要です。

 良心的な販売店ではチェックしている筈ですが、念のために確認しておくと安心です。

 

3.コンデンサの漏れ電流を確認する。

 メガオーム・テスターがあれば良いのですが、少なくともテスターで絶縁抵抗値を確認しておいた方が良いです。

 オイルペーパーコンデンサや電解コンデンサは特に注意。

 最低でも100MΩは必要ですね。 

 

4.フィルムコンデンサは、必ず巻き始め(内側)と巻き終わり(外側)があります。

 それを見つけるためにはミリボルト・メーターが必要です。

 巻き終わりをインピーダンスの低い方(例えば、プレート側)に接続すると誘導ノイズを受け難いそうです。

 

5.抵抗は抵抗値を確認する。

 特にカーボン抵抗は経年変化で定格値よりも大きくなっています。

 

抵抗値、容量値を確認するには、私は「FLUKE107」を使用しています。

FLUKE(フルーク) 107 ポケットサイズ・マルチメータ(バックライト付多機能型)
 
フルーク

安物のテスターは、電圧を測定するときに、入力インピーダンスが低くて正確に測れない事があります。

FLUKEなら安心です。このテスターはオートレンジ、オートパワーオフでもありますので使いやすいです。

少し高いですが、FLUKEなら買っておけば心配は無いです。

 

<注意事項>

製造から数十年も経っている物は、覚醒する(本来の音になる)まで時間が掛かりますので、使い始めてすぐに判断するのは危険です。ビンテージ部品は高価でも有りますので、すぐには諦めないように、気長く見守り、様子をみてあげてください。

100時間くらいは必要かも知れません。これは、コンデンサー、抵抗、真空管などどんな部品でも同様ですが、抵抗はコンデンサよりもエージングに時間が掛かる様な気がします。

また、部品交換する時は、古い半田は取り除き、新しい半田を使って半田付けします。

私の場合、半田にはケスター(KESTER)44を使ってます。

 

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KT88 PPアンプ 出力トランス(OPT)交換後、音質調整を進行中(その2)~抵抗交換編~。

2017-03-20 12:26:53 | 真空管アンプ

今回は抵抗を高音質と言われるものに交換してみました。

同時に、定数の見直し(設計の見直し)も行っていますが、この部分は次回として、まずは交換した抵抗を紹介します。

今まで私のアンプでは散々アーレン・ブラッドレー(A&B)のカーボン抵抗を使用し濃い音を作ってきましたので、今回は高特性の出力トランスのを生かすために、金属皮膜抵抗を中心に使い、ハイファイ化を狙いました。

使用した抵抗は以下です。写真を参考にしながら読んで下さい。


①PRP製抵抗PR9372 写真の赤い抵抗。小さい方。表面に艶があります。 

 アメリカ製のハイエンド・オーディオ用の抵抗らしいです。

 電力が低い部分(カソード抵抗、帰還抵抗、グリッド抵抗)にはこの抵抗を使いました。1/2W品です。


②IRC製RN-65(MIL規格品) 写真の赤い抵抗。少し大きい方。IRCの印字が見えます。

 RN型の元祖でアメリカ宇宙航空用途に開発された物らしいです。3/4W品です。


③KOA製SPR5C 写真の緑色の大きい抵抗。

 日本が誇る抵抗メーカーKOA製のものです。カーボン系?

 この抵抗は「無線と実験」「管球王国」でも抜けが良く透明感のある音と評価だったそうです。

 5Wが音が良いそうです。

 

今回、初段帰還カソードの電解コンデンサもスプラグATOMからBCコンポーネンツ製のラジアルタイプ220uF/25Vに交換しています。

こちらの方が配置的に収まりが良いのと、音も抜けが良いためです。

 

現在エージング中ですが、エージングが進むとともに抜けの良い、解像度の高いハイファイな音になっていってます。

今迄よりは確実に音質が向上しています。ノイズも減っています。

抵抗はとにかくエージングに時間が掛かるので、100時間くらいは様子を見たいと思います。 

 

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ロック豪華アーティスト揃いのイベント・ライブCD、DVDの紹介

2017-03-12 10:55:19 | 音楽

最近買ったCD、DVDの中で、これは良い、コスパ高いと思ったCD、DVDがありますので紹介します。

それは、イベントで有名なアーティストが集結して演奏したライブ盤です。

以前から気になっていたものです。いずれも豪華な顔ぶれです。 


一つ目は、

ネブワース 1990 完全版 [DVD]

です。

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ヤマハミュージックアンドビジュアルズ

エリック・クラプトン、ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、ピンク・フロイド、ジミー・ペイジ、ロバート・プラント、フィル・コリンズ、ダイヤー・ストレイツなどが集結した1990年のライブです。

あの伝説的なロックの聖地(私は知らなかった)イギリスの小さな村ネブワースで行われた最大規模の歴史的コンサート。

観客12万人、11時間に及ぶコンサートだったそうです。出演アーティストの顔ぶれも豪華です。

私はCDを買いましたが、エリック・クラプトン以降の演奏が特に熱いです。

クラプトンは自身の「Sunshine of your love」の後、ダイヤーストレイツ(マーク・ノップラー)、エルトン・ジョンのコーナーでも弾きまくっています。

ダイヤー・ストレイツの「Money for Nothing」も良いです。

ロバート・プラント with ジミー・ペイジもツェッペリンのフレーズとか入れていて少し懐かしくもあり新鮮です。

ピンク・フロイドのメンバーは、デヴィッド・ギルモア、ニック・メイソン、リック・ライトです。

「Ru like hell」(The Wall)はカッコ良いです。

このDVDも欲しくなりました。

 

2つ目は、

モントセラト島救済コンサート [DVD]

です。

モントセラト島救済コンサート [DVD]
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ヤマハミュージックアンドビジュアルズ

1997年ロイヤル・アルバート・ホールでのチャリティ・コンサート。

ポール・マッカートニー、フィル・コリンズ、スティング、マーク・ノップラー、エリック・クラプトン、エルトン・ジョンなどの錚々たるメンバーが出演。

画質、音質ともにGood!です。

クラプトンは、自分のコーナーではアコースティックです。

マーク・ノップラーと演奏する「レイラ」、パーカッションのレイ・クーパーもカッコ良いです。

他のコーナーではシルバーのストラトを弾いています。

スティングは渋くてカッコ良いですね。「Message in a bottle」のアコースティック・バージョンは最高!一聴の価値あり。

マーク・ノップラーのコーナーでは、「Maney for nothing」でスティング、クラプトンも共演。

このメンバーは豪華過ぎます。

 

3つ目が、

アメリカ:ア・トリビュート・トゥ・ヒーローズ

です。

アメリカ:ア・トリビュート・トゥ・ヒーローズ
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ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

2001年9月11日に起きた米国同時多発テロの犠牲者追悼チャリティーイベントの模様を収めたもの。

ロックではありませんが、出演者は、ブルース・スプリングスティーン、ビリー・ジョエル、スティービー・ワンダー、マライヤ・キャリー、セリーヌ・ディオン、スティングなど。

私が持っているのはCDですが音質良好です。選曲、各アーティストの語り、涙なしでは聞けないです。

 

 

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KT88 PPアンプ 出力トランス(OPT)交換後、音質調整を進行中(その1)....。

2017-02-26 12:12:18 | 真空管アンプ

出力トランスをソフトン製Rコア品のRX-80に交換した後の音質調整が進んできましたので、この1か月半の間でやった事を備忘録として一度整理しておきます。

このトランスは特性が良くて、今迄隠れていたこのアンプの悪い所(改善点)が顕在化した様で、音質に落胆していました。

そこから奮起して、定数の見直しや部品交換して、現段階で音がある程度落ち着いてきました。

自分的には70点くらいかな?。

添付の写真は、まだ検討段階なので、バラックで仮つけしている状態です。見苦してすみません。

 

<やった事です↓>

1.デジタル回路とアンプ部のグランドの完全分離

 このアンプはリモコン動作が可能なため、デジタル回路を搭載しています。

 リモコンでは、入力切替、ボリューム調整(モーター)、L/R切替、スタンバイ、電源ON/OFFの操作が可能となっています。

 便利ではあるのですが、ハイファイオーディオを楽しむには特に必要のないものかも知れません。

 このデジタル回路用には、わざわざ専用のトランス有り、そこからDC電源が作られています。

 然しながら、肝心のアースがアナログ回路と共通になっていました。

 そこで、このアースを完全に分離しました。

 このデジタル回路での制御は、リモコン受光、リレー、LED、モーターなので、完全に分離が可能でした。

 

2.入力切替のリレーを交換とAC電源リレーを廃止

 入力切替用に元々付いていたリレーが、メーカー不明だったので、よく使う入力のみをTAKAMIZAWA製に交換しました。

 また、リモコンでのAC電源のON/OFF操作(スタンバイ・モード)があり、リレーを経由していたが、必要無いためダイレクト接続とし、機械的なパワースイッチのみとした。

 

3.+B電源のトランス入力の再配線と電解コンデンサの追加

 電源回路の電解コン~左右OPTまでの配線の見直し(グランドもL/R独立配線)と、OPTの根元に電解コンを追加。

 追加した電解コンデンサは、F&T(Germany)製47uF/500V。耐圧が必要なため、手持ち品では唯一。

 47u 500V F&T アキシャル電解コンデンサー

  電解らしくない、オイルコンの様なクリアな音がするそうです。


4.初段カソード・バイパスの電解コンデンサの交換

 当初はニチコンのKZを使ってましたが、これを手元にあったスプラグ製ATOM(250uF/16V)に交換。

 SPRAGUE ATOM 250uF 50V

 KZの時は薄っぺらい音でしたが、ATOMに交換でふくよかな音になりました。


5.NFB定数の変更

 音を聴きながら、調整の結果、NFB抵抗は15KΩに決定。

 実測と計算でNFB量は9.1dBになりました。

 また、オシロスコープで10KHzの矩形波の歪具合(オーバーシュート)を見ながら、この抵抗に抱かせる(並列)コンデンサ容量を100pFとしました。

 抵抗はタクマン製REX(手持ち品)とサンガモ製ディップマイカ(新規調達)。

 ここのコンデンサもセラミックでは、音がざらつくらしい。

 

6.初段入力グリッドにカップリング・コンデンサを追加

 初段の入力部にカップリングコンデンサを追加して、プリアンプとDC的に切断。

 使用しているプリアンプは出力から直接NFBが掛かっているので、DC成分が乗ると影響ありそう。

 使用したコンデンサは、ERO製フィルムコン0.47uF/400V(黄色)

 ビタミンQも試してみたが、高音が派手で今回はパス。

 

7.出力段プッシュプルのカップリング・コンデンサを交換

 今回の目玉です!。

 ここに、私としては初めて使う、TRW製のフィルム・コンデンサを新規購入して投入してみました。

 TRWと言えば、GOODALL→TRW→製造設備、設計技術を買収→ASCという変遷です。

 ASC(アメリカン指月)は白い物ですが、今回のものは630Typeと言われる赤い物です。

 かなりシッカリした作りです。弾丸の様な形です。MIL規格品。

 

 音は低域から高域まで良く出ていて抜けも良く、それにヴィンテージ品特有のコクとか表現力をプラスした感じです。

 エージングが進むにつれて、どんどんと艶っぽくなっています。(現在進行中) 気に入りました!

 以前に付けていた近年のHiFiコンデンサのAuriCapとは全く違います。AuriCapは超クリアな音です。 

 

8.寄生発振防止用には巻線抵抗の使用を中止

 プッシュプル出力段KT88のグリッドに挿入している寄生発振防止用の抵抗をタクマン製カーボン抵抗REXに交換。

 ここに使用する抵抗は、L成分の少ないソリッドカーボンやプレートタイプの抵抗のほうが良いと教えてもらいました。

 さらに、元々の回路では、グリッドに入っている5.6kΩが150kΩとカップリングの間に入っていたので、上図の回路図の様に、150kΩとグリッドの間に配線を変更。

 また、初段のNFB抵抗(カソードに入っている抵抗)も巻線抵抗NS-2Bは良くないと教えて頂きました。

 無誘導の巻線抵抗NS-2Bといっても、多少は誘導があるらしい。

 

9.電源整流回路のダイオードを交換

 まず、C電源(出力段のバイアス電圧)のブリッジ・ダイオードを一般品1N4007から以前CDPに使い効果のあった1N5062(Vishay製アバランシェ・ダイオード)(800V/2A)に交換。

 こんな形状のものです。

 

 今回も音質改善があったので、B電源のダイオード(倍電圧整流)にもウルトラ・ファースト・アバランシェ・ダイオードSF5408に交換してみましたが、音が詰まった感じになり駄目。

 ここはウルトラ・ファースト・リカバリー・ダイオードのUF5408(Vishay製1000V/3A)に交換。これが良かった!

 音がスムーズに前に出てくるようになった。

 ここには、アバランシェが不適切なのか?、1N5062とは別物で良くないのか?はわからない。

 データシートを見ると、1N5062は、

  " Controlled avalanche characteristics"、

  APPLICATIONS : Rectification diode, general purpose

 と書いてあります。

 そういえば、本来アバランシェは、ツェナーと同じでノイズを発生します。それを抑制しているのでしょう。

 SF5408にはその様な表記も有りませんし、

  APPLICATIONS :Switched mode power supplies、 High-frequency inverter circuits

 となっています。気をつけなくては。

 


10.その他にも、細かい所を手直ししています。


取り敢えず、以上です。


今後の検討予定としては、

 ・抵抗の交換テスト

 ・ムラード回路に入っているコンデンサ0.47uFを交換

を考えています。

どこまで良くなるのか楽しみです!!。

 

 

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