My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

素晴らしく美音のアンプに仕上がった!~6AS7 PPアンプのスタッガ定数見直し~

2017-06-10 14:17:23 | 真空管アンプ

昨年の8月に蘇らせた6AS7Gを使ったプッシュプル真空管アンプですが、他のアンプと聴き比べてみると、どうも低域が浮わついている。

低音は出ているのですが、フワフワとしていて、なんか地に着いてなく、バスドラも弾ける感じに聴こえます。

これは、もしや?、スタッガ比の問題?と思い、このアンプの回路図と教科書「はじめての真空管アンプ―回路図の読み方がわかるクラフトオーディオ入門 300Bシングル&6CA7プッシュプルアンプ完全製作」を読み比べてみました。

その結果、やはり今の状態はスタガリングが、宜しくなさそうです。

そこで、1段目のカップリング・コンデンサと2段目のカップリング・コンデンサの容量値を変更してみました。

変更前は、1段目、2段目(出力管用)とも0.22uFが使ってありました。

これを、1段目を0.47uF、2段目を0.1uFに変更しました。

この様にすることにより、1段目の時定数を無視でき、見かけ上、2段の時定数を持つ回路に出来るそうだ。

3段の時定数を持つ(3段アンプ構成)の負帰還回路は低域が不安定になり易いため、1段目の時定数を極端に大きくして見かけ上、2段の時定数を持つ回路構成に持ち込み、低域の安定化を図るそうです。

1段目の時定数を大きくすることで、この部分の時定数は無視できる様になるそうです。

変更後の回路図がこちらです。

 

カップリングコンデンサは、0.47uFには「Clarity Cap」を、0.22uFには「Odio Cap」を使いました。いずれも手持ち品です。

参考までに電源部分の回路図です。

 

電圧増幅段と出力B電源は、ダイオード・ブリッジ部分から左右chで独立させています。

要するに、ブリッジ回路が5回路載っています。

このお陰で左右のセパレーションも良好です。

改造後の内部写真がこちらです。金色に光っているのがOdio Cap、銀色に光っているのがClarity Capです。

 

交換後は、予測どおり、低音が安定し、どっしりと地に着きました。きちんと中央に定位しています。

8Ω抵抗負荷でざっと特性を見てみましたが、周波数特性は、10Hz~100KHzあたりまでフラットです。

矩形波応答でも低域~高域まで問題ありません。リンギングも僅かです。

聴感上は、本当に美音です。清々しい透き通った音がします。低域も豊かで分解能も良いです。

トランジェントも良くて、気持ちが良いです。スカッとします。

嫌な音が無く、長時間聴いていても疲れないので、歪も少ないのでしょう。

ずっと聴いていたくなります。

このアンプは、6C33CやKT-88に比べると、熱量が少ないので、これからの時期に向いています。

ちなみに、出力管の6AS7Gには、「RCA製」を使用しています。ロシア製6H13Cも持ってますが、何か音が違います。


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