相変わらず6AS7G PPアンプが良い音を聴かせてくれていますが、この初段12AX7に5年位前にカナダから取り寄せたBRIMAR製12AX7を使ってみようと思い立った。
他のアンプも含め、12AX7を使う箇所は多いので、今まで、いろいろな箇所に差し替えて、この球を使ってみたが、今ひとつ納得のいく音ではなかったので、関東を離れる際に、秋葉原で売ってしまおうと思い、2、3軒の真空管を扱っているお店で現物を見て貰いましたが、どの店も「この球は何だろう?」と、疑いが強く引き取って貰えなかった。
それもその筈、この球はBRIMARのミリタリー仕様の特別品でかなりレア、ビンテージ品なのである。
買った時のカナダの業者もその様に書いてました。
実際の球がこれです。
5年前、当時のブログにも書いてます。
12AX7はCV No.ではCV492、CV4004など、色々あるようですが、この球は印字をよくよく見ると、「CV492」の様に見えます。
そして、足を見ると、かなり炭化が進み、黒くなっていましたので、磨いてやる事にしました。
使う物はこちら↓の「ポリマール 銀磨きクロス」です。ビンテージ部品のリード磨きにも使っています。
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光陽社 |
実際に、こちらを使って磨いてやると、足はピカピカ、クロスは真っ黒になりました。
但し、このクロスには、ワックス(光沢材)などの有効成分が入っているので、研磨後は拭き取りが必要です。
私は、研磨後に無水エタノールで拭き取っています。←ここが重要です。
無水エタノールP 500ml | |
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健栄製薬 |
足が綺麗になったところで、いざ6AS7Gのアンプに挿入。暫く通電し、その音を聴いてみました。
素晴らしいではありませんか!!!
低音はブリブリ、高音は爽やかで何処までも伸びている感じ、中域も良く出ています。
この球から、今までこんな音は聴いた事が無かったです。
やはり、ビンテージ部品の端子磨きは重要です!!!。
黒ずんだ端子を見たら、必ず、磨きましょう。
この球、売らなくて良かったです。この球の本質発揮というところです。
早速、パワーアンプの片チャン5本やってみましたが、効きました。直ぐ、両方実施です。見た目綺麗だったのですが、結構汚れが落ち、ぴかぴかになりました。音は、仰るとおりです。今まで、こんなぼやけた音を聞いていたかとさえ思うほどです。
気をよくして、V-15Ⅲも挿入ボディを磨きましたが、若干左寄りだった定位がピタリと決まるようになり、鮮度感がグッと上がりました。
有り難うございます。
オイルコンの0,1μF以下及び耐圧の件、MT管の聴き比べ等々、興味深く、楽しみに拝見して役立てております。
お役に立てて良かったです。
洗浄方法は、人それぞれと思いますが、今回の洗浄には何を使われましたか?参考に教えて頂ければと思います。
ブログも少し拝見させて頂きました。
有名どころの部品ばかり、もの凄い物量の投入ですね。私など足元にも及びません。