ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

劇画力

2017年07月11日 23時40分32秒 | Weblog
『野望の王国』の最終巻だけが安売りされていたので購入。
以前のセールに買った時には最終巻まで届かなかったので、数巻分間が
空く形となるが、個人的にネタバレがあっても過程がどうなるかとか、
想像した絵面の通りになっているかどうかとかの、答え合わせ的な楽しみ
を見出しているのでさして苦にならない。

これが打ち切りエンドで、色々と投げっぱなしのものがあったりとか、
明らかに作者が力尽きていたりとか、そういう内容であったらさすがに
その限りではなかったが、件の作品はちゃんときれいに物語を畳んでいたので
間を埋めるのがむしろ楽しみですらある。次のセールを待ち切れるか。

とりあえずまだ全巻読んだわけではないので、間違いもあるかも知れないが、
登場人物のうち主要な者はほぼ一巻の段階で登場していたり、登場人物を
全てしっかり"使い切って"いる所は見事と感じる。
賛否のあるらしい最後の敵となる存在であるが、個人的には散々伏線を
張ってあるので唐突とは感じず、さもありなんと思わせる自然な流れだと思った。
それまでの敵と比べてあまり強大さが無いという意見もあるが、あれをあれで
強力でえげつない存在にしたら物語の締めは濁ったものになるだろうし、
さりとて仲良くなって終わりというのは生温すぎるので、丁度良い落し所だろう。

RPGで言うならば、最終ボスを倒して、敵の本拠地から脱出した直後に
パーティーの一人が裏切り、周りにはそいつに呼応した王の部隊が取り囲んでいる
…というような感じ。実際のゲームでもありそうな展開である。

しかし、主人公は大学生(東大法学部)で、学生の本分を忘れないようにという
ことで殆どの場面で学生服なのであるが、東大って制服あったのか…?

…細かいツッコミは押し流す、劇画のそんな熱量と勢いに惹かれるのかも知れぬ。
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