山の夢

大きな山、
小さな山、
雪の帽子をかぶった山、
紅葉で真っ赤になってた山、
沢山の木の生えた緑の山、

山のみんなの夢は何だろうね。

あそこに何も生えていない山がある。
みんな、あの山が元気になって緑や赤になり、鳥やトンボが楽しそうに遊ぶ山になることを願っている。

大きな山、小さな山、みんな、みんな、元気な山になることを願っているのだ。

あの山が早く元気になるといいね。

風のゆめ

夏はみんなに涼しい風をあげること。
冬はみんなに暖かい風をあげること。
春と秋はそよそよ、そよそよ、ゆっくりとした風をあげること。

だけれど、遠くから大きな風がきて吹き飛ばされることがあるんだ。
それは台風なんだ、台風には負けてしまう。
大きいからね、台風が行ってしまうとホッとするね。
台風の後はいい天気だ。

もう一つ、冬に来る嵐にも負けてしまう。
ピューピュー、ゴーゴー、寒い寒い。
雪と一緒にやってくる。
嵐も行ってしまうとホッとする。

春と秋は僕が負けてしまう風は無いよ、僕が一番強いんだ。

春もそよそよ、秋もそよそよ、やさしくそよそよ。
春は桜の花びらをひらひら、秋はコスモスの花をゆ～らゆら。

やさしく、やさしく、そ～よそよ。ちょうちょさんにやさしくそ～よそよ、トンボさんにもやさしくそ～よそよ。
みんなにみんなにそ～よそよ。風の夢がそ～よそよ。大きく大きくそ～よそよ、小さく小さくそ～よそよ。

ポチのゆめ

ポチの夢は僕と原っぱで遊ぶこと。
だけど僕が学校へ行っている時は寝ているのかな。
よし、ポチに聞いてみよう。

僕と遊べないときの夢はな～に。
う～ん、一緒に遊べないときの夢はね、おやつをもらうこと、冷たいお水をもらうこと。
散歩に連れて行ってもらって沢山の犬の仲間と遊ぶこと。

沢山の夢があるのだよ。
だけど原っぱで一緒に遊んでもらうのが一番の夢だね。

今日はいつ遊びに連れて行ってくれるの。
すぐ行こうよ、楽しいよ、一緒に走ろうよ、思いっきり走ろうよ。

あっ、おやつの時間だ。
おやつを食べてからにしよう、すぐ行くから待っていてね。

晩御飯まで原っぱで遊ぼうね。

ぼくの夢

ぼくの夢はね、いっぱいあるよ。
野球選手になること、
サッカー選手になること、
学校の先生になること、
お医者さんになること。

野球選手はね、プロ野球の選手になって優勝すること、日本一になること。
みんなにサインボールをあげること、みんなのユニホームにサインしてあげること。

サッカー選手はね、ヨーロッパでサッカーをすること。
優勝した試合でユニホームの交換をすること。

学校の先生はね、算数の先生、国語の先生、社会の先生、うーん、全部教える先生がいいね。
でも、体操の先生が一番いいや。

お医者さんはね、転んだケガを直してあげるお医者さん。
いたいおなかを直してあげるお医者さん。
治せない病気を治してあげるお医者さん。
学校のお医者さんが一番いいね、みんなを治してあげられるから。

いろいろあるけれどどれにしようかな。
そうだ、順番になろう。

一番は野球選手、その次はサッカー選手、そして、学校の体操の先生、最後はお医者さんだ。

星のゆめ

あまの川にはたくさんの星が集まっている。
みんなで夢を話しているのかなぁ。

小さな星の夢は、大きくなって輝くこと。

大きな星の夢は、もっとキラキラと輝くこと。

遠くの星の夢は、近くでみんなとお話をすること。

いっぱい、いっぱい、お話をすること。
わいわい、がやがや、みんなでお話をすること。

それから、それから、星のみんなの夢は、望遠鏡に映ること。
大きく映ること、大きく映って新聞に載ること、テレビに映ること、そして名前をつけてもらうこと。

あれっ、あそこで星が生まれたよ、赤ちゃん星だ。
白く輝いている。キラキラ、キラキラと輝いている。

こっちの赤い大きな星は年よりの星だよ。
ゆっくり、ゆっくりと輝いている。

赤ちゃんの星の夢は何だろう。
年よりの星の夢はなんだろう。
みんな同じかなぁ。