『コン太のホッ!とする場所』に代わり『カピバラさんからもらった小説』を掲載します。 コン太より

今日からタイトルと内容を変更しました。引き続き訪問をお願いします。

窓の気持ち(2)

2016-10-16 09:41:14 | 童話
『特に子供の居る家は、窓からも元気な声が聞こえてくるんだよ。だけれど、お年寄りだけの家の窓は静かだね。』
『お年寄りだけが住んでいる家からも大きな声が聞こえてくると良いね。』
『お年寄りだけの家からも子供の大きな声が聞こえてくる時が有るんだ。遠くに住んでいるお孫さんが来たんだと窓さんが教えてくれるんだ。』
『お孫さんが来るとみんなうれしいんだね。』
『ああ、他の窓のみんなもうれしいと言っているよ。』
『良かったね。』
『そうだね、良かったね。』

『ねえ窓さん、電車や船や飛行機の窓ともお話しをするの。』
『電車の窓とはお話しをするけれど、船は遠くにいるのでお話しができないし、飛行機は高い空を速く飛んでいるので空港に居る時以外はお話しができないんだよ。』
『船や飛行機はさみしいんだね。』
『そうだね。だけれど、船や飛行機の窓は乗っているお客さんとお話しをするんだよ。』
『そう、だったらさみしくないね。』
『そうだね。』
『僕も船や飛行機に乗った時に窓とお話しをするからね。』
『そうだね。そうしてあげると船や飛行機の窓も喜ぶと思うよ。』

『電車や船や飛行機の窓さん、今度僕が乗った時にお話をするから待っていてね。』

    おしまい
ジャンル:
小説
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