石ネズミ(6)

2017-07-01 11:04:31 | 童話
1時間くらいたった頃にみんな起きてきて、高い木に登って、みんなで集めた石や木が並べられている所をながめました
「わあ、僕達がお餅をついている絵になっているよ。」
「すごいね、みんなで力を合せると、こんな大きな絵が作れるんだ。」
「みんなでがんばったからね。」

「だけれど、どうしてこんな大きな絵が必要なの?」
「もうすぐ満月になって、月でウサギがお餅をつく時に、僕達も一緒にお餅をつこうと思うんだ。」
「わあ、すごいね、やろうよ。」
「やろうよ。」
「うん、やろうよ。」

そして、満月の夜に全部のネズミが集まって、蒸したもち米を臼は入れて、月のウサギがお餅をつき始めるのを待っていました。

その時、月からペッタンコと音が聞こえてきました。
ネズミも大きな石の上にシーソーのように置かれて大きな木を杵にして、お餅をペッタンとつきました。
ウサギがペッタン。
ネズミがペッタン。
ウサギがペッタン。
ネズミがペッタン。
ウサギがペッタン。
ネズミがペッタン。
「わあ、楽しいなあ。」
「すごいなあ。」
「みんなで力を合せるとできるんだね。」
「そうだね、みんなで力を合せるとできるんだね。」
こうして、月のウサギとネズミは、朝になって月が見えなくなるまで一緒に餅つきをしていました。

     おしまい
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