今日の南相馬市小高区

東電福島第一原子力発電所から20Km圏内の南相馬市小高区の復興・復旧や住民が抱える放射能問題等の現況を発信しています。

感謝と不安の入り交じった双葉郡浪江町の山火事

2017-05-06 | 小高区

発災後4日経過したのにも係わらず未だに完全鎮火に至っていない浪江町の山火事であるが、5/4慶應義塾サークルSALメンバー10名を案内し、小高と浪江町の境界上にある希望の牧場(吉沢牧場)へ行き、吉沢さんから震災直後から現在に至るまでの経過や吉沢さんの想いを皆で聞いてきた。その際、ヘリコプターが大きな水の入った袋をつり下げながら火災現場と水源の大垣ダム間を煩雑に往復飛行している姿があった。自衛隊や消防関係者の皆さんが線量が高い帰還困難区域や居住制限区域の中の困難な消火活動をする姿には、感謝の言葉しか思い当たらなかった。反面、完全鎮火し焼けた山肌に残る線量の高いセシウムを含む灰が、再び風で舞い上がり飛散し周辺地域を再び汚染することはないのだろうか?不安感が生じた瞬間であった。関係者のみ皆さんがしっかり空間線量をモニタリングし、必要な対策をとることを切に望むと同時に、避難指示解除を受けたふるさとへ戻った住民や戻ろうとしている住民に対し不安感をもたれないようにすべきである。

 

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小高区大井の甲子大国社例大祭開催

2017-05-01 | 小高区

去る4/29小高区大井にある「益多嶺神社・甲子大国社」通称大国神社の例大祭が、氏子及び大井&塚原行政区長が出席し厳かに開催されました。田代神主の説明によれば

「2011年(震災の年)...例大祭中止、2012年...家族での例大祭、2013年以降上記の形式で例大祭を開いてきた。」とのことであった。但し、社務所には熱心な信者の皆さんが、諸願成就や家内安全、疫病厄災の消除等を願い、お護摩を焚いていました。私も家内安全、地区の安寧と復興、そして来年こそ震災前の例大祭の形に戻ればと祈念してきた。

この日は時を同じくして、地元の有力企業の一つである「株式会社中里工務店」が小高に戻り、新社屋の落成披露パーティを開いていました。会場でははしご乗りが披露され、中里社長の挨拶の後、多くの招待客に出店から寿司、焼きそば、ラーメン、カレーライス、ショートケーキなどが振る舞われ大賑わいであった。

これでまた、少し小高のまちに賑わいが戻ってきた様に感じている。

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JRへ高校生の寿司詰め列車通学環境の改善を!

2017-04-21 | 小高区

4月以降JR常磐線も、既報の通り浪江まで延伸している。小高産業技術高校も再開し、503名の高校生はこの電車を利用して毎日通学し始めているが、高校生の間では混雑がひどく極めて不評であるし、中には通学への減退感もあるやに聞いている。

相双地方を走るJR常磐線の電車は、上野-原ノ町間が水戸支社管内、原町-岩沼(仙台)間が仙台支社管内に分かれており、列車や時刻表の編成等も支社別に行われており、仙台-原町間は6両編成で問題無いが、この6両中4両は原ノ町で切り離され、水戸支社が管理する原ノ町-浪江間は2両での運行となっている。新地・相馬・鹿島方面から通学する生徒は原ノ町駅で、この2両への移動を余儀なくされ、すし詰め状態で小高まで通学している。確かに日中は乗降客数も少なく2両で十分であるが、せめて朝夕の通学時間帯は3両になる様して、高校生の不満を解消し、JRも南相馬の復興に是非応援してもらいたい。

 

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小高での新しい息吹と教育施設再開

2017-04-21 | 小高区

あの忌まわしい東日本大震災と引き続き発生した東電福島原子力発電所事故から、月日の流れは速く6年が過ぎた。昨年7月の避難指示解除時の600人強の住民数も3月末で1,329人と約2倍まで増加して来ている。

4月に入ると、お隣双葉郡浪江町の避難指示解除(3/末)、JR常磐線小高から浪江までの延伸と運行時間の拡大、調剤薬局の再開、そして小高区の幼稚園、小学校、中学校そして高校の各教育施設が再開した。各施設の生徒数は次のとおりである。

       幼稚園   4小学校   中学校   産業技術高校(2校併合) 合 計                                                                                                                 

 新入生   -----    4名     13名     165名       182名

 総 数   3名    62名     67名     503名       635名

学校の近くでは日中体育の時間や午後の運動クラブの活動で、若い生徒の声が聞こえたり、道路を走る生徒たちの姿が目撃できるようになり、街中が少し明るい雰囲気になりつつある様に感じられてきた。徐々に地域住民との交流の場なども設けられればと期待しているし、住民も一緒に支えようと思う。

但し、課題としては幼稚園生や小学校1年生が、今後どのように変化していくかは小高区の未来像を探る上での重要な指数となるので、今後も関心を持って見つめていきたい。

 

 

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小高の住民帰還に水を指す有害鳥獣焼却場建設計画

2017-03-22 | 小高区

小高区塚原集落からわずか400mの至近距離の原町区小沢地区で、市はイノシシ等の有害鳥獣焼却場建設計画を塚原地区への事前説明無しで一方的に進めている。小沢地区は先の大震災による津波被害で全戸集団移転し無人となった地区である。

市は無人の小沢地区で建設計画を立案し、同じ原町区ということで、数キロ先の江井や大甕地区住民向け事前説明会を行う一方、計画地から400m先に集落がある塚原行政区には、小高区ということで、これまで何の説明もなく、無視し建設計画を推し進めてきている。

北風が少し吹くだけで、放射能を含む煤煙や臭気がすぐに集落上空に達してしまう。小高区の住民無視も甚だしいし、この様な施設建設に際しては本来至近距離に民家がある地区への説明が優先されるべきである。市は口で小高区の住民帰還の促進をうたいながら、実際は住民が帰還しようとする気持ちと反対の施策を推し進めている。今回も数ある中の一例である。

南相馬市は、太平洋を望む海岸から阿武隈高地に至るまで広大な広さがあるにも拘わらず、近日中の帰還予定者を含め約30世帯が住む集落の目と鼻の先に、この様な施設を建設しようとするのは、小高区の住民感情無視も甚だしい。施設の必要性は理解するが、この様な施設は周辺に人家が無く、木立等に囲まれている箇所への建設が望ましい。

また今回の件に関し、小高選出の市議から何の話もなく議会の委員会で審議され議決され様としているが非常に残念なことである。

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