酒菜さかな肴ーー老人日記

毎日の食事と酒の肴を中心に、日々の出来事ーーー

鯛の煮つけ

2016年12月01日 | 献立

鯛の煮つけ、生牡蠣が今日の肴だがーーー。

杯を見てほしい、これは江戸中期の古伊万里蕎麦猪口、矢羽根文。

見込みは昆虫文である。

時々この猪口を使う、

 

これは10年位前娘たちが父の日にくれた物ーーー。

きっとyahooオークションで落としたのではないか。

当時の価格推定5,000円、今なら10,000円位かな。

 

何故、骨董趣味もあまりない(現在はすこし違って来たがーー)私にこんな物をくれたかーー。

それには訳があります。

 

私の家から数キロの所に海岸がる、そこで古伊万里の陶片が打ち揚げられるのです、そこで毎日陶片拾いに行くのです。

陶片なら山ほど拾った、その内、古伊万里だけには詳しくなり、毎日、かけらだが本物を見ているうち目まで良くなってきた。

極めてまれに無疵の割れていない物も揚がります、いわゆる海揚がりーー。

そうですね、毎日行ってそれも人がまだ誰も来ていない早朝、まだ暗い時ーーー、そうやれば年間5-10個位手にはいる。

それでいつも完品が来ないかなとつぶやいていたからです。

 

古伊万里陶片が揚がると知って孫をつれ何度も行ったがない、やっとの思いで数㎝角位のを一個見つけた時は感激しました。

ロマンがありますよーー、なにしろ江戸時代の物ですからーー、もっと古い中国宋時代のものもあります。

 

 

大きな陶片はこんな風に海岸にゴロンところがっています。

 

 

 



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