あの日〜、君と行った洞窟がまた来る。
田舎抜け出して、更に田舎まで〜。
と言うわけで、今4度の入水鍾乳洞に潜入し、渓谷を愛で、海で波に揉まれるという旅に出発した我々。
思い起こせば、初めてA君とこのバンドワゴンで旅したとき、まさに着の身着のままで乗り込んで、阿武隈高原サービスエリアで寒くて眠れない夜を明かした青瓢箪とは思えないほど、たくましく成長したA君。
私は誇らしく思う。
なので、今回は原点に戻ると言う意味で、極力装備品は無くし、己の感性で洞窟を突破しようとライト無し、長靴無しの過酷な洞窟探検にしたわけだ。
地球の中に潜入するのはそれはもう寒い。
そして暗い。
そして怖い。
だが、そこで得られるものは・・・・。
まあ、いいや。
そんな訳で阿武隈洞の下にある入水鍾乳洞。
金曜日の夕方出発した我々。
那須のスキヤで牛丼をお替りしながら平らげ、高速で磐越道の阿武隈高原SAに宿泊。
今年で4回目。
年々知恵を付けて来たA君。
当初、荷物の敷物に包るからスタートして、翌年過剰なほどの毛布を投入。だが、枕を忘れる。
そしてその次の年はサマーベット投入。今年はサマーベットと寝袋という完璧な布陣で臨む。
結果、熱くて寝られないという事に・・・。
なので自動車の後部座席のドアを開けながら寝たという。
あいにくの天気は曇り。時々雨がちらつく。
だが、ドアを開けて寝ると言う。
いやはや、うるさくて何度も起きたが徐々に慣れて今回は10時まで寝た。
起きてSAで朝食。
定番だ。
顔を洗ったり、歯を磨いたり。もう、何も感じないほど当たり前の事になった。
さあ、いよいよ入水鍾乳洞に潜入だ。
A君は前回、長靴にハーパンというやっちゃった服装になった。
何故なら、途中で靴が雨の中に落下すると言う痛恨を演じたからだ。
その結果、洞窟で長靴が水没するにいたり、ホームセンターで便所スリッパを購入と言う足元の不運が必ず付きまとう「足元お留守症候群」だった為、今回は以前沢登り様にあつらえた水陸用のスニーカーを導入した。
今までの旅の中で最も賢い選択をした。
しかも、毎回頑なにジーパンで挑んだ彼は洞窟の後痛烈に生渇きのまま異臭を放つ不愉快なジーパンに見切りをつけて、洞窟用の短パンを導入してきた。
これも、私にとっては小さな進歩だが、彼にとって見たら大きな進歩だった。
意気込みがバンバン伝わる。
我々は途中の売店でろうそくを買い意気揚々と潜入する事にした。
で、
A君は洞窟に来る車中でごそごそゴミ箱を漁っていた。
何をしているのか気にも留めなかったが、ロウソクを購入して初めて解った。
なんと、ロウソクの周りをレシートで覆っているではないか!!
だが、微妙にレシートが足りなくて少し空いている。
彼いわく、「こうしてロウソクの周りを紙で固める事によって、ロウソクが長持ちして明かりが得られるのだ!」というのを俺に見せ付ける為に知恵をつけてきたらしい。
知識において優越感に浸ろうとするその性根が見え見えだ。
だが、悪知恵において俺に及ぶ訳は無い。
俺は密かにLEDポケットライトを忍ばせてきていたのだ。
だが、黙っていた。
おまけに彼はそのロウソクに対する防備を整える事にばかり心血を注ぎすぎた。
肝心の火種という部分に全く考えが及んでいないのだ。
A君が誇らしげにロウソクを見せる姿を、俺は少し悲しい思いで見ていた・・・。
そして洞窟に潜入。
Aコースは相変わらず荘厳で厳しい表情を見せている。
先に待つBコースへ行く事を挫かせる強さがある。
さあ、目指すはかぼちゃ岩。今回の旅の第一幕が切って落とされた。
田舎抜け出して、更に田舎まで〜。
と言うわけで、今4度の入水鍾乳洞に潜入し、渓谷を愛で、海で波に揉まれるという旅に出発した我々。
思い起こせば、初めてA君とこのバンドワゴンで旅したとき、まさに着の身着のままで乗り込んで、阿武隈高原サービスエリアで寒くて眠れない夜を明かした青瓢箪とは思えないほど、たくましく成長したA君。
私は誇らしく思う。
なので、今回は原点に戻ると言う意味で、極力装備品は無くし、己の感性で洞窟を突破しようとライト無し、長靴無しの過酷な洞窟探検にしたわけだ。
地球の中に潜入するのはそれはもう寒い。
そして暗い。
そして怖い。
だが、そこで得られるものは・・・・。
まあ、いいや。
そんな訳で阿武隈洞の下にある入水鍾乳洞。
金曜日の夕方出発した我々。
那須のスキヤで牛丼をお替りしながら平らげ、高速で磐越道の阿武隈高原SAに宿泊。
今年で4回目。
年々知恵を付けて来たA君。
当初、荷物の敷物に包るからスタートして、翌年過剰なほどの毛布を投入。だが、枕を忘れる。
そしてその次の年はサマーベット投入。今年はサマーベットと寝袋という完璧な布陣で臨む。
結果、熱くて寝られないという事に・・・。
なので自動車の後部座席のドアを開けながら寝たという。
あいにくの天気は曇り。時々雨がちらつく。
だが、ドアを開けて寝ると言う。
いやはや、うるさくて何度も起きたが徐々に慣れて今回は10時まで寝た。
起きてSAで朝食。
定番だ。
顔を洗ったり、歯を磨いたり。もう、何も感じないほど当たり前の事になった。
さあ、いよいよ入水鍾乳洞に潜入だ。
A君は前回、長靴にハーパンというやっちゃった服装になった。
何故なら、途中で靴が雨の中に落下すると言う痛恨を演じたからだ。
その結果、洞窟で長靴が水没するにいたり、ホームセンターで便所スリッパを購入と言う足元の不運が必ず付きまとう「足元お留守症候群」だった為、今回は以前沢登り様にあつらえた水陸用のスニーカーを導入した。
今までの旅の中で最も賢い選択をした。
しかも、毎回頑なにジーパンで挑んだ彼は洞窟の後痛烈に生渇きのまま異臭を放つ不愉快なジーパンに見切りをつけて、洞窟用の短パンを導入してきた。
これも、私にとっては小さな進歩だが、彼にとって見たら大きな進歩だった。
意気込みがバンバン伝わる。
我々は途中の売店でろうそくを買い意気揚々と潜入する事にした。
で、
A君は洞窟に来る車中でごそごそゴミ箱を漁っていた。
何をしているのか気にも留めなかったが、ロウソクを購入して初めて解った。
なんと、ロウソクの周りをレシートで覆っているではないか!!
だが、微妙にレシートが足りなくて少し空いている。
彼いわく、「こうしてロウソクの周りを紙で固める事によって、ロウソクが長持ちして明かりが得られるのだ!」というのを俺に見せ付ける為に知恵をつけてきたらしい。
知識において優越感に浸ろうとするその性根が見え見えだ。
だが、悪知恵において俺に及ぶ訳は無い。
俺は密かにLEDポケットライトを忍ばせてきていたのだ。
だが、黙っていた。
おまけに彼はそのロウソクに対する防備を整える事にばかり心血を注ぎすぎた。
肝心の火種という部分に全く考えが及んでいないのだ。
A君が誇らしげにロウソクを見せる姿を、俺は少し悲しい思いで見ていた・・・。
そして洞窟に潜入。
Aコースは相変わらず荘厳で厳しい表情を見せている。
先に待つBコースへ行く事を挫かせる強さがある。
さあ、目指すはかぼちゃ岩。今回の旅の第一幕が切って落とされた。










