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『トータル・リコール』(2012) F・K・ディック作品へのオマージュ!?

2012年08月28日 | 派手だった映画

原題:TOTAL RECALL(G)
2012年・アメリカ/カナダ(118分)
               
製作:トビー・ジャッフェ、ニール・H・モリッツ
監督:レン・ワイズマン
脚本:マーク・ボンバック、カート・ウィマー 
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:コリン・ファレル、ケイト・ベッキンセイル、ジェシカ・ビール、ビル・ナイ、
   ブライアン・クランストン、イーサン・ホーク、ジョン・チョー、
   スティーヴ・バイヤーズ、ボキーム・ウッドバイン、ウィル・ユン・リー、
   カリー・グレアム   ほか


鑑賞日:2012年8月22日 (川崎)

SFX映画のひとつの到達点だった前作から22年。
まさかのリメイク作が公開!
シュワちゃん主演のオリジナル版は一緒に観に行った妻が、
「主人公の顔が好みじゃない。」の一言で、このリメイク版をスルー。
けっきょく一人で鑑賞しに行くことに。
果たして・・・


<ストーリー>
21世紀末、
化学兵器による世界大戦後の地球は、大半が居住不可能となっていた。
世界は二極化
富裕層はヨーロッパを中心としたブリテン連邦(UFB)に住み、
貧困層は裏側のオーストラリアを中心としたコロニーに居住していた。
また、
コロニーの住民は、
“フォール”と呼ばれる巨大なエレベーターに乗り、
地球内部を通り抜け、UFBに通勤し働いていた。

 ダグラス・クエイドも、
UFBでは、“シンセティック”と呼ばれるロボット警官の製造工場で働きながら、
コロニーでは、妻ローリーと平穏な暮らしを送っていた。
だが、最近見知らぬ女性と病院を脱出し、
警官に追われる夢を繰り返し見る様になる。
夢の中の女性は誰なのか?
感情に訴えかけてくるものを感じながら、
ある日宣伝に興味を持ったリコール社へと、ダグラスは向かう。
希望する記憶をインプラントするというリコール社。
だが、ダグラスは、すでに記憶をインプラントされていることが発覚する。
自分の記憶が自分自身のものではないとしたら?
いったい、本当の自分は何者なのか?
しかし、その疑問に対する答えは、
UFBとコロニーの運命を左右する巨大な陰謀へと繋がっていた。


いや〜〜〜、

ド派手なアクション映画は、やはりスクリーンで観るに限る!

もちろん、鑑賞前から分かってました。
オリジナルの『
トータル・リコール』を超えることはないだろうと。
製作された時代背景も違えば、予算も違う。
しかも、オリジナル版は、
短編小説からイマジネーションを広げ、脚本を書き起こしたのに対し、
リメイクは、その脚本をベースに、ストーリーを紡ぎ直したのだから、
総合的には、やはりオリジナルには敵わないだろうと。

ネタバレになるけど、リメイク版には火星が登場しなかった。
冒頭の社会状況を説明した段階で、火星の「か」の字も出てこなかったので、
「もしや?」と思って観ていたら、やはり地球だけの話でした。
人類が宇宙へ進出できなかった未来の物語。
それが、ちょっと残念。

作品を観ながら感じたのは、
小ネタを含め、シュワちゃん版トータル・リコールはもちろん、
(うん?ブレード・ランナー?)
(あれ?マイノリティー・リポート?)
と、同じくF・K・ディックの原作を映画化した作品がダブって見えたこと。
のみならず、大ヒットしたSF映画のシーンがチラホラ。

(そうかそうか。これは、単なるリメイクというだけでなく、
 それらの作品へのオマージュも盛り込んで、
 新たなVFXで表現してみたということか。
 そういえば、主役のコリン・ファレルは、
 マイノリティー・リポートにも出演してたなぁ。)

などと考えながら、
緊迫感とスケール感、進化した映像表現と、
「おい、おい。」と余計なツッコミを入れさせないスピディーな展開に身を任せ、
最後の大団円まで一気見!!

予想以上に、楽しめた作品でした。

VFXの進化度:★★★★★★★★★★★★
女優のアクション・シーンの進化度:★★★★★★★★★★★★★★★★
テーマは変わらない度:★★★★★★★★★★★★
作品に込められた情熱度:★★★★★★★★
やっぱりオリジナルが好き度:★★★★★★★★★★

鑑賞後の総合評価:★★★★


ところで、この物語を、たんなる「夢オチ」だと受け止めた人もいるようだが、
何かを誤解した???


余談:
オリジナル版の脚本家ダン・オバノンといえば、
あのR・スコット監督作『エイリアン』の脚本を書いたことでも有名。

 




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