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山口新代表の就任挨拶

2009-10-25 10:21:46 | トピックス
10月4日の公明新聞より。

3日に開かれた第33回公明党全国県代表協議会での山口那津男代表のあいさつ(要旨)は次の通り。

1、はじめに

 全国の県代表、幹事長の皆さま、地域での党勢拡大の闘い、ありがとうございます。本日の全国県代表協議会は、衆院選をしっかりと総括して強靱な党に再建し、来年夏の参院選勝利に向けてスタートする出発の意義を込めた会合であります。
 9月8日の臨時全国代表者会議で新代表に選出され約1カ月がたちます。就任あいさつで「現場第一に動き、語る」ことをお約束し、千葉、福岡を皮切りに各地を回り、議員総会、党員懇談会に参加させていただきました。そうした中で、「与党の中で公明党色を出せなかったのが衆院選の敗因ではないか」「支持者、国民の心に響く公明党らしい政策、将来ビジョンを示してほしい」といった本当にたくさんの忌憚のないご意見、ご要望を頂いてきました。
 こうした皆さまの声こそ、今の公明党にとって何よりも貴重な財産であり、党再建の原動力にすべく党内論議を重ね、「衆院選総括と党再建に向けて」党の考えを取りまとめさせていただきました。


2、衆院選、連立 10年の総括

 そのポイントを概括的に申し上げれば、衆院選の敗因は、「党の実績と政策、清潔な政治姿勢の訴求を中心に選挙戦を組み立てたものの、『政権交代』という大きな『うねり』の中に党が埋没してしまった」ことにあります。
 政権交代を期待する民意に対して、与党の一翼を担う公明党として、その民意を敏感にとらえ、政策や活動面で的確に対応ができなかったということであり、その責任は重いことを肝に銘じなければなりません。今後は、民意を真摯に受け止めて、連立政権10年の総括を含めて、政策形成のあり方などを見直してまいりたい。
 連立10年の総括としては、公明党は「政治の安定と改革」が必要との判断から連立政権に参加し、日本経済の再生や、政治家個人に対する企業・団体献金の禁止など清潔政治を推進し、それまで光の当たらなかった子育て支援などの分野に光を当てる、政治の質の転換を成し遂げました。
 そうした成果の一方で、年金・医療・介護など持続可能な社会保障制度への改革に取り組み、公明党の主張で弱者対策を盛り込んだものの、少子高齢化・人口減少の中で負担増が避けられず、“弱者切り捨て”批判を浴びるなど民意との乖離ができたことは重く受け止めなければなりません。
 今月1日に立ち上げた、政務調査会と地方議員からなる「連立10年検証・新ビジョン検討チーム」で、引き続き社会保障政策を中心に検証を行いながら、新しい公明党の旗印となるビジョンを検討し策定してまいります。


3、参院選勝利へ大拡大運動

 以上の総括を踏まえた上で、参院選勝利に向け、いかに新たな公明党を構築していくのかが最大の課題です。
 公明党は野党に転ずることになりましたが、公明党には「大衆とともに」との立党精神に立脚した「3000人を超える議員のネットワーク」があります。また、与党としての10年の経験があります。今後、その持ち味を十分に生かし、いま一度、原点に立って「国民の生活現場」から政策を積み上げ、真に国民のニーズに応えられる、しかも「実現可能」で「整合性」の取れた政策を積極的に発信し、その役割を果たしてまいります。
 新たな党構築のために、党の総力を挙げて「大拡大運動」の大波を起こしてまいりたい。その柱の第一は、連続的な「総点検運動」の展開です。3000人を超える議員ネットワークを生かし、国民ニーズの高い政策テーマを決めて総点検運動を実施し、第一弾として「介護」に関する総点検に取り組みます。働く女性支援、がん対策などもテーマとして検討してまいります。
 第二に、「大訪問対話運動」による支持者の拡大に全力を挙げます。一番確かな党勢拡大の闘いは、直接会って語り合うことに尽きます。3000人を超える議員が一斉に地域住民や党員・支持者と対話する。また、一方通行ではなく双方向の「ミニ語る会」も日常的に開催する。こうした活動を通じて「地域で頼りになる公明党議員」としての評価を勝ち取り、党理解の輪を着実に広げてまいりたい。
 第三に、“目に見える最重要活動”としての「街頭演説大運動」です。全議員が各地域で一斉に街頭に立ち、日常的に公明党の政策、実績を訴える。こうした地道な取り組みを通して、党の存在感を確実に高めていきたいと考えます。
 また、「大拡大運動」と連動した新たな試みとして、政務調査会長と政調幹部を中心にした地域政策懇談会、いわゆる「出前政調」を開催します。地方議員や党員の皆さんとの懇談でも「地方議員の意見を党の政策に反映させるべきだ」という声が強く、「出前政調」では、地方議員、党員・支持者との懇談、現場視察、関係者からのヒアリングなどを行い、年内に国会議員の空白県を中心に全都道府県を一巡したいと考えています。
 こうした党の運動、活動を全議員が一致結束して展開することで、「どの党よりも現場に入って住民の声を聴き、一番生活者の声が詰まった政策を提案、実現しているのが公明党だ!」と評価していただける党再建を果たしてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

4、民主党政権への対応

 さて、民主党中心の政権がスタートして20日近くが過ぎましたが、マニフェストの実現を急ぐあまり、国民の間に混乱が生じていることは看過できません。例えば、群馬県長野原町の八ッ場ダム中止問題。民主党のマニフェストに同ダム建設中止を明記しているとはいえ、国土交通大臣が唐突に建設中止を明言したことから、地元は今も大混乱しています。
 私は国交大臣の発言後、直ちに、党八ッ場ダム問題対策委員会のメンバーとともに同町を訪問、県知事や町長、地元住民と意見交換しました。多くの皆さんからは、一方的に中止を表明した政府のやり方に激しい怒りが表明されました。
 言うまでもなく民主主義では政策決定までの十分な議論と、手続きの透明化が重要です。政権が代わったとはいえ、国民から見れば政府は政府です。その政府が方針転換するのであれば、転換に至る理由をまずは関係者、さらに国民に十分に説明し、理解を得るべきであると申し上げたい。
 私は代表就任以来、各地で多くの方々と懇談し、ご意見を伺っていますが、「新政権になって、国の政策がどうなっていくのか見えない」との不安の声を聞きます。農業や中小企業、金融など多くの分野で、これまでの施策との関係性が不明確なものがあり、国民の立場からたださなければなりません。
 総選挙後1カ月以上が経過しているにもかかわらず、新首相の所信表明が行われていないのは異常です。臨時国会をできるだけ早く召集し、鳩山首相の所信表明演説を行って国会論戦を開始すべきだと申し上げたい。
 がん対策について一言触れます。乳がんと子宮頸がん検診の無料クーポンの配布と利用が、公明党の強い推進によって今月までに9割以上の自治体でスタートします。
 そこで公明党は、この事業の目的である検診受診率の向上につながるよう「クーポン券は届きましたか」「検診を受けましょう」と呼び掛ける「お知らせ運動」を展開してまいりたいと思います。
 併せて、この事業の財源は今年度補正予算ですので、凍結論議で無用な戸惑いが現場に起きないよう新政権には強く求めておきたい。
 がん対策はいかなる政権になろうとも国民的課題です。公明党は、がん対策基本法を整備し、検診の拡大など対策を推進してきました。野党になっても引き続き、「がん対策先進国」をめざし強力に取り組んでまいりたいと思います。
 先の衆院選敗北により野党となった自由民主党では、新たに谷垣禎一氏を新総裁に選出、党再建に向けて新執行部がスタートいたしました。「自民党に立ち直ってほしい」が7割という世論調査結果にも表れているように、自民党再生への国民の期待は大きいものがあります。自民党の挙党一致の姿勢に注目し、党再建に期待したいと思います。

5、参院選勝利へ

 全国の県代表、幹事長の皆さま! 党再建といっても、また、どんな状況下でも勝ち抜いていける強靱な党の構築といっても、私たち一人一人の議員の果敢な闘いの積み重ねがあってこそ成就されるのであります。
 さあ! 本日よりは、3000人を超える全議員が先駆し、全党員の皆さまと心を一つにして、参院選勝利めざし党勢拡大の大波を起こしていこうではありませんか! 私自身、先頭に立って死力を尽くして闘い抜くことをお誓いし、本日のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。

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八ッ場ダム 国土交通大臣 所信表明演説 がん対策基本法 自由民主党 政策懇談会 政務調査会長 子育て支援 持続可能な社会 少子高齢化
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