コメちゃんの悪性リンパ腫闘病日記

悪性リンパ腫になってからの生活の様子と病気についての考え方を書いていきます。

体の「鉄」についての考察 その2

2016-10-23 18:22:17 | 日記
体の鉄が、健康にいいのか悪いのかを、もう少し突っ込んで考察してみた。
鉄は2価鉄から3価鉄へ容易に変化し、あるいはその逆の反応も起こしやすいので
生物の生命活動の中で電子伝達に使われてきた。
例えば鉄硫黄タンパク質のフェレドキシンは
ヘムを含まない非ヘムタンパク質の一つであり
動物から原核生物まで広く分布して
光合成、窒素固定、炭酸固定、水素分子の酸化還元など主要な代謝系に用いられている。
光化学系における反応において、光化学系複合体Iでは還元物質NADPHが生産される。
このときの電子供与体がフェレドキシンである。
ヒトにおいて、鉄含有タンパク質は
血液中のO2輸送を行うヘモグロビン
骨格筋細胞中のO2貯蔵を行うミオグロビン
血液中のFe3+輸送を行うトランスフェリン
肝臓、脾臓、骨髄などの細胞中でのFe3+貯蔵を行うフェリチン
H2O2の分解を行うカタラーゼ
DNA合成の前駆体デオキシリボヌクレオチドを合成するリボヌクレオチドレダクターゼ
電子移動の機能を持ったシトクロムcや鉄-硫黄タンパク質など
体の重要な代謝に関わっている。
このように鉄はヒトの生命活動に必須の元素ではあるが
役に立っているのは2価鉄(Fe2十)で、
3価鉄(Fe3十)はFenton反応によって
フリーラジカルを産生して細胞を障害するという有害性も持っている。
これが鉄イオンの2面性である。
3価鉄イオン(Fe3+)は細胞毒であるので
肝細胞内でも、またマクロファージ内でも
毒性が発現しないように鉄結合性蛋白であるフェリチンと結合した形態で貯えられている。
貯蔵鉄が多いと3価鉄イオンとなる可能性が高くなり、細胞を障害する危険性が増すので
末梢血への鉄の放出は
細胞膜に存在する、細胞から血漿へFe2+を放出する鉄排出輸送体であるフェロポーティンと
末梢血中に存在し、鉄の放出と腸管からの鉄の取り込みを抑制するヘプシジン-25により厳密に制御されている。
現代で鉄欠乏が言われているのは生殖可能の若い女性で、
過剰症が問題となるのはお酒好きの男性と閉経後の女性と言われている。
鉄分過剰がC型肝炎を悪化させるとも言われており、
他にも過剰が動脈硬化、活性酸素の活発化、ガンなどの原因となると言われている。
また鉄分過剰が非アルコール性脂肪性肝炎を悪化させるとも言われています。
このような理由で医科でも鉄欠乏を訴えている医者は若い女性を診ることの多い医者で
肝炎の患者を診る医者は鉄過剰症を問題にしているように思います。
ここまで体の鉄について考えてきましたが
鉄が健康にいいか悪いかは体の状況によるとしか言えません。
月経などで鉄を失いやすい若い女性は鉄欠乏に注意しないといけませんし
肝臓に問題のある成人男性と閉経後の女性は鉄過剰症に注意すべきだと思います。
フェリチンなどの血液検査で貯蔵鉄の状態を把握し
対策を講じるのが一番現実的だと思います。
過剰な貯蔵鉄は生体に有害な作用を及ぼしやすいし
末梢血には造血に必要な量の鉄が存在していなければならない、ということで
結論として「貯蔵鉄量は多すぎず、末梢血の鉄量は少なすぎないことが重要」となりました。
結局は「そんなのは初めから分かっていることやん」ということになりましたが
今の私の知識ではこの程度の考察しか出来ないようです。
まだまだ勉強が必要ということでしょう。
頑張って知識を深めるぞ!
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