コメちゃんの悪性リンパ腫闘病日記

悪性リンパ腫になってからの生活の様子と病気についての考え方を書いていきます。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

ヌクレオチドについての考察

2017-01-25 17:49:23 | 日記
前回、生命活動を行う上での最も重要な生体分子は
「ヌクレオチド」ということになったので
今回はこのヌクレオチドについて考えてみた。
ヌクレオチドは
リボースなどの五炭糖の1位に
プリン塩基またはピリミジン塩基が
グリコシド結合したヌクレオシドに
リン酸基が結合した物質で
ヌクレオチドが鎖のように連なると
DNAやRNAのようなポリヌクレオチドになる。
生物体で用いられるエネルギー保存および利用に関与する
ATP(アデノシン三リン酸)もヌクレオチドである。
ATPは生物体内の存在量や物質代謝における重要性から
「生体のエネルギー通貨」とされている。
ATPの構造は
プリン塩基であるアデニンに
糖のリボースがN-グリコシド結合した
アデノシンを基本構造として
リボースの 5'-ヒドロキシ基に
リン酸エステル結合によりリン酸基が結合し
さらにリン酸がもう2分子連続してリン酸無水結合した構造を取る。
このリン酸基同士の結合(リン酸無水結合)は、エネルギー的に不安定であり
このリン酸基の加水分解による切断反応や
他の分子にリン酸基が転移する反応は
エネルギーを放出する高エネルギーリン酸結合となっている。
他にcAMP(環状アデノシン一リン酸)は
アデノシン三リン酸 (ATP) から合成され
リボースの 3', 5' とリン酸が環状になっている分子で
グルカゴンやアドレナリンといったホルモン伝達の際の細胞内シグナル伝達において
セカンドメッセンジャーとして働く。
主な作用はタンパク質リン酸化酵素(タンパク質キナーゼ)の活性化で
イオンチャネルを通して、Ca2+の通過を調節する事にも使われる。
生物にとって極めて重要な補酵素(助酵素)であるCoA(補酵素A)にもヌクレオチドが使われている。
CoA(補酵素A)は
パントテン酸(ビタミンB5)とヌクレオチドのアデノシン二リン酸、および 2-チオキシエタンアミンから構成されている。
末端にあるチオール基に様々な化合物のアシル基がチオエステル結合することによって
クエン酸回路やβ酸化などの代謝反応に関わる。
ではヌクレオチドはどうやって作られるのだろう?
ヌクレオチド類は食品から摂取されるものは排泄され
ほとんどを自分自身で生合成している。
その生合成の経路は2経路あり
一つは一から作っていく新生合成(デノボ合成)で
プリンヌクレオチドを例にとると
まず解糖系の分岐経路であるペントースリン酸経路から供給されるD-リボース-5-リン酸の
1'-OH基がピロリン酸化され,5-ホスホリボシル-1a-二リン酸(PRPP)になる。
このPRPP(今流行りのPPAPみたいで何か嬉しい)を土台に,プリン骨格を次々と組み立てていく方法によってつくられる。
プリン骨格はアミノ酸のグルタミン 、グリシン、アスパラギン酸やギ酸(N10-ホルミル-THF)およびCO2からつくられる。
PRPPはアミノイミダゾール-リボシル-5-リン酸を経て
IMP(イノシン一リン酸)になる。
IMP(イノシン一リン酸)からはアデニロコハク酸を経てのAMP(アデノシン一リン酸)合成や
キサントシンリン酸を経てのGMP(グアノシン一リン酸)の合成が行われる。
もう一つの経路は再利用(サルベージ経路)の経路で
不要になったDNA、RNAが分解するときに生成するヌクレオチドや塩基を
サルベージ経路が取り込み
再利用することでヌクレオチドを合成する。
ヌクレオチドの生分解は
例えばプリンヌクレオチドである
アデノシンとグアノシンを分解する際は
中間体(イノシンからヒポキサンチン、キサンチンやグアニンからキサンチン)及び反応を経て
両方とも尿酸となり
尿へ排出される。
これがヌクレオチドの代謝の概要だが
やはりヌクレオチドは生命活動を行う上での最も重要な生体分子であり
知識を深めて、それを理解した上で
健康づくりにも役立てていきたいと思っている。
『闘病』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 生体物質についての考察 | トップ | 私にとってのビッグヒストリー »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。