先日、あるところでヨーロッパの音楽家と話をする機会があり、その中で話題になったのが「シベリウスはどの曲が好まれるか」ということだった。
たまたまその場にシベリウスの交響曲第4番が流れていて、彼は「これはとても暗い曲なので、今日のような楽しい場に似つかわしくないね」と話をした。それで私は「何番がいいのか」と訊ねると、彼は間髪入れずに「第5番」と。「ドイツでは第5番が一番人気があります。また楽しい場なんだから」と理由も付け加えた。
で、私が「日本では第2番が一番人気がありますよ」と言うと、彼は怪訝そうな顔をした。「ドイツだけでなくヨーロッパでは第5番、その次は第1番が人気で、第2番はさほど人気ないと思う」と。確かに国によってというか国民性によって音楽の好みの違いがあることは分かるが、シベリウスの交響曲第2番がドイツではさほど人気がないという言葉には少し驚かされた。
話は少しズレるかもしれないが、マグロの刺身や寿司にしても日本人は中トロか大トロを好むが、多くの西洋人は赤身を好む。これと同じように音楽の好みも、それぞれの国によって違うのだろう。もちろん個人個人によっても違うことは言うまでもないが、こうした国民性と音楽の嗜好の関係性は結構興味深いことだと思うので、音楽評論家や音楽学者のみなさん、どなたか探究していただけませんでしょうか。
たまたまその場にシベリウスの交響曲第4番が流れていて、彼は「これはとても暗い曲なので、今日のような楽しい場に似つかわしくないね」と話をした。それで私は「何番がいいのか」と訊ねると、彼は間髪入れずに「第5番」と。「ドイツでは第5番が一番人気があります。また楽しい場なんだから」と理由も付け加えた。
で、私が「日本では第2番が一番人気がありますよ」と言うと、彼は怪訝そうな顔をした。「ドイツだけでなくヨーロッパでは第5番、その次は第1番が人気で、第2番はさほど人気ないと思う」と。確かに国によってというか国民性によって音楽の好みの違いがあることは分かるが、シベリウスの交響曲第2番がドイツではさほど人気がないという言葉には少し驚かされた。
話は少しズレるかもしれないが、マグロの刺身や寿司にしても日本人は中トロか大トロを好むが、多くの西洋人は赤身を好む。これと同じように音楽の好みも、それぞれの国によって違うのだろう。もちろん個人個人によっても違うことは言うまでもないが、こうした国民性と音楽の嗜好の関係性は結構興味深いことだと思うので、音楽評論家や音楽学者のみなさん、どなたか探究していただけませんでしょうか。