ミーハーのクラシック音楽鑑賞

ライブ感を交えながら独断と偏見で綴るブログ

ル・ポン国際音楽祭2016東京特別公演

2016-10-18 23:40:49 | その他
昨日(17日)はサントリーホールで開かれたル・ポン国際音楽祭2016東京特別公演を聴いてきた。チケットは完売。演目および演奏者は下記の通り。

【演目】
モーツァルト/オーボエ、クラリネット、バスーンのためのディヴェルティメント第5番K.439b
演奏:古部賢一、アンドレアス・オッテンザマー、ジルベール・オダン

ドヴォルザーク/夜想曲ロ長調
演奏:ナタリア・ロメイコ、樫本大進、アントワン・タメスティ、クラウディオ・ボルケス、ナビル・シェハタ

シェーンベルク(ウェーベルン編)/室内交響曲第1番
演奏:エマニュエル・パユ、ポール・メイエ、樫本大進、クラウディオ・ボルケス、エリック・ル・サージュ

〜 休 憩 〜

マルティヌー/マドリガル・ソナタ H.291
演奏:エリック・ル・サージュ、エマニュエル・パユ、ナタリア・ロメイコ

ブラームス/セレナーデ第1番
演奏:エマニュエル・パユ、アンドレアス・オッテンザマー、ポール・メイエ、ラデク・バボラーク、樫本大進、アントワン・タメスティ、堤剛、ナビル・シェハタ

《19時00分開演、21時05分終演》

ル・ポン国際音楽祭は音楽監督を務める樫本大進が母親の故郷が赤穂であるということで、10年前から赤穂および姫路で世界各地から一流音楽家をボランティアで集い、開催されている。今回はその10年目ということで東京でも特別公演が行われた。ちなみに、ル・ポン(Le Pont)とはフランス語で懸け橋という意味。

私は室内楽へ足を運ぶことがほとんどない。というのも、奏者が限られていたり、演目が似たような作曲家ばかりの音楽などということが多いためである。しかし、今回のコンサートは演目が多彩に富んでいる上に、一流奏者たちが入れ代わり演奏するということで、室内楽食わず嫌いの私でも十二分に楽しめた。

1曲目。基本的にオーボエとバスーンが旋律を奏でていて、クラリネットはリズムを刻むぐらい。これではイケメンのアンドレス・オッテンザマーの女性ファンたちは納得がいかないかもしれない。(笑)

2曲目。ドヴォルザークには失礼だが、とても彼が作曲したとは思えないような漆黒の世界と哀愁を表している名曲。最後は「Good night」という子守唄のようでもあった。

3曲目。トンデモナイ曲である。ヴァイオリン、チェロ、フルート、クラリネット、ピアノの5人はおそらく真っ黒になるような音符の異なる旋律を弾きながら、時にそのうちの1人が飛び跳ねたベクトルの音を出したりしながら、アンサンブルするという超絶技巧室内楽。よくもまあ、シェーンベルクはこんな室内交響曲を書いたもんだと思うと同時に、よくもまあこんな曲を演奏するもんだ、と呆れながら聴いていた。しかし、滅多に聴くことのできない曲、満足。

4曲目。エマニュエル・パユの美しいフルートが際立った。

5曲目。9人による室内楽。ブラームス好きにはちょっとたまらない曲かもしれない。というのも、なんかブラームスの音楽史を聴いているようであった。この曲は交響曲第1番を作曲する前に作曲したものなのだが、前半の第1楽章から第2楽章まではモーツァルト色が濃い。そして、第3楽章から第5楽章まではベートーヴェンやシューマンに影響を受けている。しかしながら、最終の第6楽章になると独自色を打ち出していきいかにもブラームスらしい重厚にして力量溢れる音楽が展開される。そんな曲を9人の名手は清々しく演奏。
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