ミーハーのクラシック音楽鑑賞

ライブ感を交えながら独断と偏見で綴るブログ

葬式で使われるクラシック音楽ぐらい・・・

2015-03-03 14:50:10 | Weblog
葬式で使われる音楽というのは、故人が指定された音楽以外は、一般的にはクラシック音楽が使われることが多い。これは著作権に関係ないことと、参列者の誰もが文句を言いにくいという理由があるからではないだろうか。

では、どのようなクラシック音楽が使われているかというと、まずは定番としてはバッハの「G線上のアリア」とショパンの「別れの曲」が多いらしい。それから、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」やラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」などの小品が好まれるみたいだ。一方で、ワーグナー、R.シュトラウス、マーラー、ブルックナーといった作曲家の音楽はほとんど使われないようである。

以前、葬儀屋で働いていた知人に「こうした葬儀用の音楽のCDがあるのか」と聞いたことがあるが、その答えはイエスで「多くの葬儀屋は全葬連が販売している、演奏者までの権利放棄した音楽CDを使っている」とのことであった。となると、故人が指定したクラシック音楽(例えば著名なピアニストやオケが奏でた曲)を使うには生前に使用許可を取らなければならないことになる。でも、そんなことをしている人は誰もいないだろう。

せめて葬式に使われるクラシック音楽ぐらいは故人の好きな音楽を使用させてほしいものである。故人はそれまでに十二分にその音楽家および音楽に対して著作権料を払っているのだから。


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