昨日(7日)東京文化会館で公演されているボリショイ・バレエの『ライモンダ』を観てきた。音楽はアレクサンドル・グラズノフ。原振付はマリウス・プティパ、アレクサンドル・ゴールスキー。改訂振付はユーリー・グリゴローヴィチ。管弦楽はボリショイ劇場管弦楽団。指揮はパーヴェル・ソローキン。主な出演者は下記の通り。
ライモンダ:マリーヤ・アレクサンドロワ
ジャン・ド・ブリエンヌ(ライモンダの婚約者の騎士):ルスラン・スクヴォルツォフ
アブデラフマン(サラセンの騎士):ミハイル・ロブーヒン
クレマンス(ライモンダの友人):エカテリーナ・シプーリナ
アンリエット(ライモンダの友人):アンナ・ニクーリナ
ベルナール(吟遊詩人):ウラディスラフ・ラントラートフ
ベランジェ(吟遊詩人):デニス・ロヂキン
上演時間 第1幕50分 休憩25分 第2幕40分 休憩25分 第3幕35分
《18時30分開演、21時35分終演》
先日の『スパルタクス』でマリーヤ・アレクサンドロワに悩殺されてしまったので(笑)、急遽彼女の当たり役のひとつとも言われる『ライモンダ』を観に行った。『スパルタクス』では娼婦役というより女王様だったアレクサンドロワが、昨日は第1幕・第2幕ではしっかりお姫様を演じていた。しかし、第3幕に入るとやはり彼女は女王様に。アレクサンドロワ、ボリショイの看板であり貫禄のバレリーナだ。
第1幕。前半は物語の序章のようなところで、ライモンダとジャン・ド・ブリエンヌが踊るところが見せ場なのだが、2人の息はあまりピッタリせず少しヒヤリとする。後半の夢のなかでは、アレクサンドロワは清楚にして気品溢れる踊りを数々と披露していく。特にポワントで後へ下がるときなど身体の線がまったくブレることなく、表情も仕草も豊かで完璧に可憐なお姫様になりきっていた。
第2幕。ここが物語のハイライトで、なかでもアブデラフマンのライモンダに対する求愛の踊りが素晴らしい。ミハイル・ロブーヒンはおいしい役を、ダイナミックかつ独創性に踊っていた。ただ、ここでもスクヴォルツォフが決闘シーンでロブーヒンとの呼吸が合わず少し精彩を欠く。
第3幕。結婚披露宴ということで、いろいろな踊りが繰り広げられるが、それ以上に目を見張ったのがキラビやかな衣装。艶やかというよりキラキラ星のオンパレードで、これには夢心地で観ていた女性も多かったのではないだろうか。そして、踊りもボリショイが誇るプリンシパルやソリストが入れ替わり立ち代わり繰り広げるのだから豪華絢爛である。なかでも、ハープとイングリシュホルンの音色と共にアレクサンドロワを中心に女性陣9人がリフトされるシーンは華麗にして圧巻で、目頭が熱くなる思いだった。
『スパルタクス』はハチャトゥリアンが作曲ということで、金管やホルン、そして打楽器が鳴り響いていたが、グラズノフの『ライモンダ』はハープやピアノを効果的に用いて多種多彩なバレエ音楽を繰り広げていた。演奏も木管のアンサンブル(特にフルートとオーボエ)が素晴らしく、弦もチェロの音色がしっかり出ていて、予想以上に聴きごたえ十分だった。
そして、なによりも感心したのがパーヴェル・ソローキンの指揮で、ダンサーの出来、オケの出来、観客の拍手などを完全にコントロールしながらタクトを振っていた。彼はバレエの指揮者としてはかなりの職人芸の持ち主であり、超一流ではないだろうか。ブラボーです。
ライモンダ:マリーヤ・アレクサンドロワ
ジャン・ド・ブリエンヌ(ライモンダの婚約者の騎士):ルスラン・スクヴォルツォフ
アブデラフマン(サラセンの騎士):ミハイル・ロブーヒン
クレマンス(ライモンダの友人):エカテリーナ・シプーリナ
アンリエット(ライモンダの友人):アンナ・ニクーリナ
ベルナール(吟遊詩人):ウラディスラフ・ラントラートフ
ベランジェ(吟遊詩人):デニス・ロヂキン
上演時間 第1幕50分 休憩25分 第2幕40分 休憩25分 第3幕35分
《18時30分開演、21時35分終演》
先日の『スパルタクス』でマリーヤ・アレクサンドロワに悩殺されてしまったので(笑)、急遽彼女の当たり役のひとつとも言われる『ライモンダ』を観に行った。『スパルタクス』では娼婦役というより女王様だったアレクサンドロワが、昨日は第1幕・第2幕ではしっかりお姫様を演じていた。しかし、第3幕に入るとやはり彼女は女王様に。アレクサンドロワ、ボリショイの看板であり貫禄のバレリーナだ。
第1幕。前半は物語の序章のようなところで、ライモンダとジャン・ド・ブリエンヌが踊るところが見せ場なのだが、2人の息はあまりピッタリせず少しヒヤリとする。後半の夢のなかでは、アレクサンドロワは清楚にして気品溢れる踊りを数々と披露していく。特にポワントで後へ下がるときなど身体の線がまったくブレることなく、表情も仕草も豊かで完璧に可憐なお姫様になりきっていた。
第2幕。ここが物語のハイライトで、なかでもアブデラフマンのライモンダに対する求愛の踊りが素晴らしい。ミハイル・ロブーヒンはおいしい役を、ダイナミックかつ独創性に踊っていた。ただ、ここでもスクヴォルツォフが決闘シーンでロブーヒンとの呼吸が合わず少し精彩を欠く。
第3幕。結婚披露宴ということで、いろいろな踊りが繰り広げられるが、それ以上に目を見張ったのがキラビやかな衣装。艶やかというよりキラキラ星のオンパレードで、これには夢心地で観ていた女性も多かったのではないだろうか。そして、踊りもボリショイが誇るプリンシパルやソリストが入れ替わり立ち代わり繰り広げるのだから豪華絢爛である。なかでも、ハープとイングリシュホルンの音色と共にアレクサンドロワを中心に女性陣9人がリフトされるシーンは華麗にして圧巻で、目頭が熱くなる思いだった。
『スパルタクス』はハチャトゥリアンが作曲ということで、金管やホルン、そして打楽器が鳴り響いていたが、グラズノフの『ライモンダ』はハープやピアノを効果的に用いて多種多彩なバレエ音楽を繰り広げていた。演奏も木管のアンサンブル(特にフルートとオーボエ)が素晴らしく、弦もチェロの音色がしっかり出ていて、予想以上に聴きごたえ十分だった。
そして、なによりも感心したのがパーヴェル・ソローキンの指揮で、ダンサーの出来、オケの出来、観客の拍手などを完全にコントロールしながらタクトを振っていた。彼はバレエの指揮者としてはかなりの職人芸の持ち主であり、超一流ではないだろうか。ブラボーです。












