太公望特権甘鯛の刺身

眠たい目を擦りながら、先輩が迎えに来てくれる所まで、リックサックをからって

大きな車付きクーラーをガラガラ転がしながら向います。

草木も眠る丑三つ時近く、お隣さんが警察に電話でもしたどうしようと・・・・

前回の爆釣を思い出しながら、車の中では獲らぬ狸の皮算用・・・楽しい話に盛り上がります。

いつも港に船長との約束時間３０分前には到着、船長も心得たもので１５分前には来てくれた。

これもいつものように船底に潜って、逸る気持ちを押さえながら、エンジン音を聞きながら、しばしの睡眠

見島沖に到着して見れば、辺り一面霧が出て島影も見えませんが、朝方小雨だったが止んで、波も小さい・・・

絶好の釣り日和だ！第一投！誰よりも早く！入れたら瞬間に小さいカサゴが来た、今日も爆釣の予感！

甘かった！誰よりも貧果・・・初心者の友人にも及ばなかった。

言い訳をすれば、原因は沢山あるが・・・ここは密かに次回のリベンジを誓って、明日のお片付けが楽で良かったとやせ我慢

今回は真鯛が少なかった、師匠の息子さんが５㎏位と師匠が３kgの２匹のみで・・・・連子鯛も数は少なかったが

高級魚のオンパレード、甘鯛・金目・ボッコ・キアラ・・・それもデカイサイズばかり・・・・貧果の私はただただ羨ましくて

特筆するべきは師匠が６０ｃｍを超える甘鯛を５匹も・・・船長曰く１万円級が５匹も釣れたと、自分の事のように大喜び

友人も竿釣りは学生時代からの趣味らしく、テグスに持ち替えて、もかなりの釣果であった。流石根っからの釣り師だ！

昼からはべた凪ぎになって、貧果の私に気を使ってくれた船長が予定時間かなりオーバーしてくれたが、一向に上向かず。

家に戻ると８時を過ぎていたが、これは早く食べなくては・・・まな板は４０ｃｍです。



甘鯛は痛み安いので、刺身は今日中がベスト・・・新鮮でないと刺身にはならない、太公望だけが味わえる刺身ですね。



写真は途中で気が付いて・・・・つまみで半分は胃の中に入ってしまった。

カマや刺身で剥ぎ取った骨付きハラ身の所は、塩焼きで・・・



半身はウロコを取らずに、塩コショウで素揚げにして・・・これが絶品です。



最後はアラを潮汁で頂き・・・



この頃には半分目がつぶれています。