北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

絵本になる風景が見られる場所

2017-03-18 23:31:18 | Weblog

 今日から二泊三日で、朱鞠内スペシャルツアーに参加しています。

 スペシャルというのは、参加者の中に釣り師にして絵本作家の村上康成さんが参加してくれていて、夜に絵本読み聞かせ会や、釣りにまつわる物語を聴かせてくれるのです。

 とはいえ、まずは日中の釣り。

 私も含めてメンバーは今日の昼に朱鞠内湖畔へ到着、そこからツアー参加の一団は、スノーモービル二台で朱鞠内湖奥のポイントへ連れられて、まずはそこでワカサギ釣り。

 外での釣りなので風が強くてつらかったのですが、釣果は約60匹とまずまず。

 ところが私の後ろで釣っていた村上さんは、同じ時間で160匹だったそうで、びっくり。しかもその釣り方は、電動リールなどではなく全くの手釣り。

 後から聞いてみたところ、「自分の中でやってきた釣り方なので、ほかの釣り方ができないだけですよ」と言っておられましたが、ワカサギ釣りの奥深さを改めて知ることができました。


 釣りを終えて夜には、いつもの宿のレークハウス朱鞠内で、食事をしながら村上さんの絵本の上映会とウクレレ演奏など楽しい時間を過ごしました。

 併せて、村上さんの絵本やグッズの販売もあって、人気の品はすぐに売り切れ。私も絵本を一冊買って、村上さんにサインを頂きました。

 村上さんの絵本には、しばしば釣りやアウトドアの話題が出てきますが、それも自分自身に深い思い入れと体験があればこそ。

 ある絵本の一ページには、狐と二匹のカラスと遠くにオジロワシが描かれていました。

 このページには実際に起きたこんな物語があったそうです。

「僕がワカサギ釣りをしていた時に、外道というか、いらない魚でウグイなんかが釣れてしまうわけです。それを外の生け簀にいれておくと、それを狐が狙っていて、ちょっとしたスキに三匹をくわえていきました。

 意気揚々と狐が歩いて行った先で、一匹のカラスが狐の尾をつつきました。狐が振り返って追い払おうとしたときに、ウグイが落ちたんですが、それをもう一匹がひょいと加えて持って行ってしまいました。

 狐は唖然としていましたが後の祭り。しかし話はこれで終わらなくて、そうやってウグイをゲットしたカラスでしたが、今度はそれをオジロワシが見ていて、びゅーんとカラスを狙って体当たり。
 カラスはたまらずウグイを話してそれはオジロワシのものとなりました。

 こんな話が、頭の中の創造ではなく、現実に大自然の中でこの目で見ているわけです。自然は想像力を超えるドラマに満ちていますよね」


 さて、明日はそんなドラマが見られるでしょうか。

 明日も朝からワカサギ相手にバトルです。

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