北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

地域が元気になる研究をしようよ

2016-10-29 22:23:20 | Weblog

 今日の午後から、私が参加している都市計画学会北海道支部での研究発表会が北大で行われました。

 まずは、各方面からの研究や調査の報告をポスターサイズの紙一枚にまとめて張り出すポスターセッションで意見交換。

 次に「自転車による地域づくり」というタイトルで、北海道技術センターの原文宏さんから一時間の基調講演をしていただきました。

 講演の前に原さんと話をしていて、「道路交通の観点からの自転車研究ってあるんだけれど、イベントの効果を真面目に調査研究したものってないんだよね。だから最近は財政が苦しい自治体などでもイベントを中止するところが出始めていて縮小気味。ちょっと真面目に勉強するほうがいいと思う」とのこと。
 イベントの効果って調査するのはなかなか難しいけれど、体系立ててやる方法を考えたいと思います。

 基調講演ののちにはポスターセッション参加者の研究発表会。

 様々な角度からの調査研究の発表が行われて、その後に表彰式が執り行われました。

 今年の支部長賞は、「『道の駅』の地域振興効果と経営状況の関係に関する一考察」というタイトルで、道の駅に対するアンケート調査で、地域振興効果を調べた研究が受賞。

 研究成果のポイントは、「最近の道の駅は、産直販売で地域の農産物が売れれば地域振興になる、と思っているところが多いけれど、実はそれは誤り」というもの。

「でも産直コーナーにはお客さんが多く来て賑やかになってしかも地元の農産物も売れているでしょう。地元にお金が落ちているじゃないですか」と言うと、「それがそうじゃないんです。経済効果が広がりをもって雇用にもつながるというのは、やっぱり加工品でなくてはね。結局農産物って利益率も低いし農家さんにしか経済が回らない。逆に言うと、産直するような産物のない自治体でも、道の駅で売り上げを上げている自治体は結構あって、知恵があればやれるんです」

「産直するような産物のない自治体も多いですよね」
「そう、ある自治体では『そういうことならうちの議会も説得しやすくなるなあ』と感謝されましたよ」

 道の駅も20年が経過して、地域振興への様々なノウハウが溜まってきたころです。こういった、自治体への参考になるような実効性の高い調査が評価されました。


 またそれ以外にも、斬新な切り口の調査研究などがあって楽しい時間でした。受賞された皆さま、おめでとうございます。


      ◆

 さて、道内各地で雪の便りも聞かれますが、今日の北大は構内の樹木が赤、黄色に色づいてとても綺麗でした。

 やはり学問の府には大きな樹木が似合います。大学と呼ばれるところで樹木を大事にしないところは、学問に対する姿勢と品格が問われると思います。

 そういう見識を大事にして欲しいですね。

 勉強の秋です。

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