北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

家を建てたら転勤するというジンクス

2017-03-26 23:58:58 | Weblog

 

 この春に転勤で札幌を離れる親せきの送別会をしました。

 実は今日の会にはもう一つ意味があって、それは新築のお祝いを兼ねたもの。

 彼はこの冬に家を建て、3月に引っ越したばかりなのでしたが見事に転勤となってしまいました。

 
 「転勤族は家を建てたら転勤になるぞ」という、転勤族マーフィの法則に見事にはまってしまった彼ですが、新しい土地での活躍を祈ります。


          ◆   


 しかし考えてみれば、私も「よし、四月から家を建てよう」と思ったその四月に掛川に転勤。

 四月に転勤をして、五月に一度戻ってきて地鎮祭をした後は、夏休みで八月に帰省した時にもう家ができていたという思い出があります。

 家が建った時に自分がいないというのは、家の中の生活がスタートした時から、私のいない回り方をしているという事。

 その後に何度か帰省したときも、どうにも居場所がない思いをずっとしていました(笑)。

 転勤族が家を建てるというのは、自分では住めないリスクを相当に追う事になりますが、 約十五年前の当時は、単身赴任をしたときは官舎に長く住めなくて、それ以上住むと家賃が上がるという制度になっていたのでした。

 職務上の命令で転勤をするのに、家族を連れて行かないことは「あなたの勝手でしょ」という思想だったのです。

 子供たちの教育や家族の事情などがあって、離れ離れになる選択をすることに対して斟酌しない、というかある意味冷たい対応だったように思います。

 それが昨今の「働き方改革」では、単純な残業時間規制のほかにも、転勤を強要する働き方の是非も問われようとしています。

 最近は「転勤があるから」という理由で、転勤のある公務員への人気が下がっていると聞こえてきます。

 しかしこと我が身を振り返ってみると、転勤と言う運命によって得た出会いも数多く、前向きにとらえると「良かった」と思えることの方が多いのですが、そうした環境の変化を嫌う風潮が増えているようです。

 個人的には経験が豊かになり、得るものも多いと思うのですが、家族や家庭とのバランスとなると価値観も多様化してきており、それに対応する方策も求められているのでしょう。

 さて、家を新築したばかりの親戚の彼ですが、まだ子供さんが小さいこともあって、彼は運命を受け入れて「単身」ではなく新築の家を空けても、家族で揃って新任地に赴くとのこと。
 
 その方が行った先での家族との思い出も豊かになりますので、そういう前向きなほうが僕は好きだなあ。

 幸い道内での転勤なので、落ち着いたところで遊びに行こうと思います。良い釣りポイントを教えてもらいたいものです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 本当の春の使者は | トップ | その一言は予言なのか、占い... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事