ゴフスタインの絵本は、ずいぶん前に初めて見た時から惹かれている。
2017年、ゴフスタインは自身の誕生日を迎えるその日に、死去された。
この絵本・エッセイ、谷川俊太郎さんの言葉が添えられた帯の裏側には
“心に温かな灯をともしてくれる” “M.B.ゴフスタインの仕事と言葉に触れる画文集” とある。
以前、著者の絵本で、「ブルッキーのひつじ」 . . . 本文を読む
アーティストと心理の仕事をされている二人、フィンランド人のマッティさんとアンッティさん。
「心が疲れた多くの人にカップ一杯の癒しを」というコンセプトからうまれた一冊の日本語版。
はじめの頁から抜粋を。「人生には、何らかの理由で、自分の考えや感情を表す言葉が見つからない瞬間があります。一方で、とても疲れていて会話をする気力はないけれど、誰かのそばにいて、つなが . . . 本文を読む
ずいぶん前に「ねむの木村」にある、どんぐり美術館にて出会った絵本。
絵本の帯に、ねむの木学園創立40周年記念出版とある。宮城まり子さんは女優であり
1968年に日本初の肢体不自由児療護施設としてこの学園を設立されたと、その時に
知りました。昨年亡くなられたと報じられた時も、この絵本を開きました。
絵に惹かれて。宮城さんの独特な優しい文がふと心に入るときがあります。
「はじ . . . 本文を読む
作 マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット
訳 うちだ ややこ くもん出版
2001年米国アカデミー賞・短編アニメーション賞受賞の
アニメーションフィルムをもとに製作された。
ページ冒頭の言葉の問いかけを、ソフトに心へ。
続きを読むかどうするかを、ゆだねてもいいのかもしれません。
「あなたの大切な人は、いま、どこにいますか。
. . . 本文を読む
20年近くまえ、図書館で借りて。画家ささめやゆきさんの名前、表紙、
本の名前にもひかれて。その独特の絵に佇んだ。
片山令子さんの文を少し手書きした。
ずっとしまっていたのに棚から手に取った。あらためて。
絵本は大人、それも30歳頃からしか記憶がない。絵本も年月が経つと
印象や受けとり方が違うなあ、そう気づいた。
私にとって ブリキの音符は、あの頃より穏やかで、じんわりと。
絶版だった . . . 本文を読む