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クーリエジャポン 2010年2月号書評

2010-01-17 | レビュープラス
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 02月号 [雑誌]

講談社

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クーリエジャポン 2010年 2月号 書評

ソファでテレビを見ながらmailをチェックし、
ベッドでtwitterでつぶやきながら、
息子の宿題をGoogleEarthでサポートしつつ、
妻のお気に入りの歌手の新曲をYouTubeで見せる。

いままでは書斎に鎮座したノートパソコンの前に家族を呼び寄せてしていたことが、いまでは家族のそばですることができる。僕がパソコンの呪縛から解放された瞬間だった。

iPod touchを手にしたとき、僕のITライフは一変した。

そうITにはいままでのライフ(生活)を変える力がある。

クーリエ・ジャポン2月号では、ITの進化が僕たちのライフ(生活)をどのように変えていくのかを特集している。

そう大切なのはライフなんだ。最新のケータイやガジェットを特集する雑誌は数多くあるが、それらがどのように僕たちの生活に変化をもたらすのかまでを考察し、言及する雑誌は滅多に見かけない。

この点に気づいて特集を組んだ時点でクーリエ・ジャポンは僕にとって買いアイテムとなったわけだ。

昨今の経済不況から廃刊・休刊になる雑誌が相次ぎ、雑誌が持つ本来の輝きが見えにくくなった。

気がつけば、雑誌中毒だった僕もすっかり雑誌から足が遠のいていた。

このクーリエ・ジャポンですらiPodでさらっと流し読みですませていた。でも、今月号は僕の足を書店に向かわせるだけの何かを持っていたし、手にしてページをパラパラとめくっただけで僕をレジまで連れていくだけのパワーを秘めていた。

そう、雑誌ってこうだよなという共感。
わかっているじゃないか、クーリエ・ジャポン。
僕は嬉しくなって帰りの新幹線の中で読み始めた。

まず目に入ったのが、9ページのTHE SOURCESで『FAST COMPANY』を紹介していること。IT業界系ではよく知られている雑誌ですが、ツボをはずしていないなと。もちろん『WIRED』も入っているし、あとは、『RED HERRING』なども入れてもよかったかも。

で、次に特集。いきなりアラン・ケイの至言「未来を予測する一番の方法は、自らその未来を創りだすことだ。」がデカ文字、見開きで登場。これで僕はぐっとつかまれてしまった。

で、右下には、WHAT'S NEXTとして、ツイッター、iPhone
、キンドルと米国発のガジェット・サービスが僕らのライフを変革するというクレジット。これを重ね合わせると・・・。

そう、僕らの生活を変えてくれるのは、ITそのものもそうだけれど、それを考え、創り出す人が存在するからで、本当に大切なのはそこなんだという強烈なメッセージが伝わってくる。

これは、僕がずっと昔から思っていたことだけど、ITを利用した新しいサービスなりモノなりがでてきたとき、欧米の雑誌はサービスやモノの特集を組む前に、必ずそれを考えた人、創った人へのインタビューを欠かさない。そしてそのインタビューの中にはクリエィティブなビジョンが明確に語られている。

僕が海外の雑誌を読んでワクワクした点はまさにそこにあった。

そいういう視点で24ページ以降の特集記事を読んでいくと記事の内容がより立体的に浮かんでくるのではないかと思う。

ITは人々の生活も変える、そして時に人生そのものも。

2月号にはITの恩恵によって劇的に人生を変えた人物が紹介されている。

アメリカ合衆国第44代大統領バラク・オバマ。
オバマ大統領が「myBarackObama.com」を立ち上げ、Twitterを含むインターネットを利用して草の根の組織化に成功し、大統領選に勝利したことは、特集記事の38ページにも詳しく書いてあるし、92ページの「ミシェルとバラク」もニューヨーク・タイムズからのピックアップという点で激しく首肯してしまう。

というのも、ニューヨーク・タイムズは「オバマ希望への道」という分厚い写真本をだしていて、この中では予備選前から綿密にオバマを追った記録が重厚な写真とともに迫ってくるんだけど、特筆すべきは、序文で編集主幹が新聞社として正面からインターネットに取り組んだと書いてあることなんだ。

そういうITが社会に与える変化に対応していこうとする出版社の姿勢とオバマ大統領は重なって見えてくるし、また、この特集号を組んだり、iPodで記事が読めるように挑戦しているクーリエ・ジャポンの姿勢にもそれは繋がっているんだと一人悦に入ってしまった。

とにもかくにも、普段、IT関連の話題で見落としがちな視点を提起してくれた編集部のみなさんにありがとうといいたい。

なお、この原稿は、行き帰りの新幹線通勤の時間を書斎に変えてくれたポメラで書きました。ポメラくんありがとう。

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2 コメント

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クーリエ、読んでみたくなりました:-) (ichi)
2010-02-03 23:26:32
海外雑誌好きのものとしてブログの記事を読みながらこちらもわくわくしてきました。ありが等ございます!クーリエ、じっくり読んでみたいと思いました。また、愛読誌FastCompanyのことも触れられていて嬉しかったです:-)突然のコメント失礼しました!
コメントありがとうございます (TK)
2010-02-06 12:33:23
そうなんですよね。ワクワクするかどうか、共感するかどうかが一番大切だと思います。

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