軽トラ北海道旅行記-9

「事　件」

９月４日（火）１４時００分　花畑牧場
広尾町で昼食を取っているときに「お土産」を買っていない事に気づきました。まぁ明日１日ありますのであわてる事はないんですが、１週間も家を空けましたので、罪滅ぼしに取り敢えず何かを買っておかないとヤバイかなという考えが頭を掠めました。
さてさて何をと考えてツーリングマップルを拡げたんですが、目立つのは「道の駅」ばかりでめぼしいところが見当たりません、そんな中で見つけちゃいました『花畑牧場』ここから３０ｋｍぐらいのところに、一時の勢いは薄れた感じですがネームバリューはまだまだということで、行ってみることにしましたぁ。　


「花畑牧場」1

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牧場の一角に乳製品等の工場、直売所、レストラン、カフェなどが点在している観光牧場ですね。
まぁ、牧畜の６次産業化って感じですかね。田中義剛さんいませんでしたけど先見の明がありますね、平日の雨の中でしたけどお客さんもそこそこ入っていました。


「花畑牧場」2


「花畑牧場」3


「花畑牧場」4

試食品チョットを食べ過ぎました、ということでお菓子類を買い込んで20分ほどで牧場を後にしました。


「花畑牧場」5

ここから畑の中を右に左に走り、幕別町の道の駅「虫類」に、また雨が強くなって来ました。


道の駅「虫類」


ここは巨大な複合施設って感じですね、広大な敷地にいろいろな施設が点在しています。
「ナウマン温泉アルコ２３６」は日帰り温泉、レストラン、ホテルがセットになった施設、結構車が駐車していました、人気の施設のようです。


「ナウマン温泉アルコ２３６」


「ナウマン」ってなんだろうな？　いました、いました「ナウマン象」、まぁ予想はしていましたけど。


「ナウマン象の親子」


そして「ナウマン象記念館」、立派ですねぇ、たぶん化石か何かの展示館、何となく想像がつきましたので中には入りませんでした。


「ナウマン象記念館」


でもこういうのには反応してしまいます。
「しあわせの鐘」、二つもありました、う～～ん、微妙に違います。
こっちは「愛と幸せの鐘」


「愛と幸せの鐘」


こっちは普通の「幸せの鐘」、誰もいなかったのでふたつとも思い切り鳴らしてあげました。
今年はなんか良いことが……、そんなことはないかぁ！


「幸せの鐘」

さらに奥の「ナウマン公園」や「パークゴルフ場」の方に。
たしか裏手にあると、ありました、ありました、「ナウマン公園キャンプ場 」。


「ナウマン公園キャンプ場」1


さらに奥の方にきれいな芝生のスペースが、たぶんそっちが第一キャンプ場ですかねぇ、でもこっちの方が軽トラキャンプにはぴったしのロケーション、次回は第一候補ですかねぇ、でもこれだけ使い勝手の良い設備も整っているキャンプ場ですからたぶん混むんでしょうねぇ！


「ナウマン公園キャンプ場」2


車に戻ろうとすると、何やら気になる建物が、「ＪＡ虫類直売所」です。こういうのにも反応しちゃうんですよねぇ。
ここで、我が家でも作っているんですが「あずきと花豆？（大きめの黒っぽい豆)」をお土産に買いました。我が家ではおはぎやお赤飯を季節ごとに作るんですが、その時にでも、本場「十勝の豆」ってどんな味でしょう！


「ＪＡ虫類直売所」


まだお天気がはっきりしません、止んだかと思うと急にどしゃ降りが来ます。そんな中、ほとんど人家のないそしてすれ違う車もない牧草地と畑に囲まれた農道？をひたすら海の方に向かいます。


「晩成温泉」1


海にぶつかりました、ここを右折２００ｍぐらいのところにありました「晩成温泉」。ネットで「車中泊スポット」五つ星が付いていましたので訪れてみました。ありました、ありました、高台の上に。


「晩成温泉」2

ここで急に強い雨が、急いで温泉に。


「晩成温泉」3

フロントで入浴料５００円を支払い中へ、建物は少し古いですけど休憩室なども広々として旅人には使い勝手の良い感じの施設です。


「晩成温泉」4

長い通路を海の方に行くとありました、温泉。


「晩成温泉」5

全国でも珍しいヨード泉だそうです、一昨日入った別海町のモール温泉の茶褐色のお湯の色にそっくりですが、かすかに臭いが、どこかで嗅いだ臭い、そう「うがい薬」の臭いだ、なるほどヨードの臭いだ。


「晩成温泉」6

人気があるらしくお風呂混んでましたが、浴槽もゆったりして、外にも出られるので裸で太平洋を眺めたりしてゆっくり入浴出来ました。そして雨宿りも兼ねて休憩室でもマンガ本を読んで小一時間のんびり、そして雨も上がりお風呂を出て軽トラに。

ここで「事　件」発生！
荷物を置こうと助手席側に回り鍵穴にキーを挿すと入りません、あれ少しヘコミが！、そうかどしゃ降りだったんでとなりにいた車のミラーでも当たり凹んだんだろう、ロックも掛かっていたし、仕方ないんで運転席側から入り荷物を置き出発しました。この時はこういうふうに思い何も全く不審に感じませんでした。

『で、自宅に帰ってから車を整備して頂いた車屋さんにお土産を持って挨拶に行った時に鍵穴の件を話すと、「あっこれ車上荒らしだわ」と言われちゃいましたぁ。どうやら鍵穴にマイナスドライバーを突っ込んで鍵ごと回してロックを外してしまう荒っぽい古典的手法だそうです。でも、盗られた物の心当たりはありませんでした、デジカメも助手席に置いてあったんですが無事でした。まぁ、財布は持って出るようにしてありますので。プロだったんですかねぇ、現金以外のものには手を付けていませんでした。不幸中の幸いでした。
後から思えば町（警察、交番）からかなり離れていますし、お風呂入ったらしばらく出てきませんし、人通りもほとんどありませんし「車上荒らし」の条件は整っていましたねぇ。
そういえばあちらこちらに「車上荒らし注意！」の看板がありました、次の日の朝ここから苫小牧に向かう時にミニパトにすれ違いました、私はそういう訳で被害届は出さなかったんですがどなたか別な人も被害に？
こんな１４年も前の古い軽トラなんでそんなものには全くの無縁と思っていたんですが荒らされるなんてがっかりです、でも時間が経過して冷静になってみると、旅は良いことばかりではないこれも「旅のひとつ」と考えられるようになりました。傷つけられてしまった「軽トラ」には大変申し訳ないんですが、これで「この旅は生涯忘れられない旅」となりました。）


「軽トラの鍵穴」


そんなこんなで生涯忘れられない温泉「晩成温泉」を出発、今宵の宿へ。実は「晩成温泉」でキャンプを張る予定をしていたんですが天気予報が雨でしたので断念、このすぐ近くのとほ宿「セキレイ館」さんに昨日予約を入れておきました。
（キャンプ場は下調べで「お風呂に入浴された方は無料で張れる」とどなたかのブログに記載されいましたので、念のため帰り際フロントで確認してみました、間違いありません、情報は正確でした。）

温泉から１０分も掛からないところに「セキレイ館」はあります。入口の看板を入るとすぐです。


「セキレイ館」1
　

玄関を入ると宿主さんが出迎えてくれ、いろいろ説明してくれました。ここはいわゆる「とほ宿」グループに加盟しているドミトリー型民宿です。一昨日泊まった「とおまわり」さんもほぼ同じスタイルですが「とほ宿」には加盟していないそうです。


「セキレイ館」2

ということで今夜の寝場所はこんな感じです。


「セキレイ館」3

同宿の方が２名いたんですが、その方たちとは別の部屋に。ほかに後から客も入らずラッキーなことに個室になってしまいました、たまにはこんなことも。

そしてお食事タイム、すご～く美味しかったです。


「セキレイ館」4


そして食後の「夜の部」に、私は宿主さん含めてみなさんとは初めてそして年齢差もだいぶありましたが、お酒を酌み交わしながらこの近辺の情報、明日の立ち寄りスポット、お土産情報、ルート情報などなどいろいろと教えて頂き、北海道のラストナイトは楽しい夜になりました。（「夜の部」の写真あるんですが「ネット掲載の承諾」を得ていませんでしたので……。）

（「セキレイ館」リンク張っておきます）

次回に、つづく。


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