新しい翼を求めて…

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時間があるので(笑)

2006年02月19日 01時29分51秒 | 新しい翼を求めて…(旧Blog)


今日はほとんど寝ていないけど寝るわけにはいかない…

来年からの先輩(無事に卒業できればの話)がオリンピックの舞台で飛ぶのですから!!

で、まだラージヒル個人戦が始まるにはまだ時間もあるのでこんな企画をしてみた。


題して「スキージャンプとは」


これも今年書いた卒論をただ貼り付けているのだけれども(笑)


卒業後は自分もこの世界で飯を食っていくわけである。

一人でも多くの人がジャンプに興味を持ってくれたらうれしい。

そんな想いをこめて…



スキー・ジャンプは一見、単純なスポーツと思われがちですが、飛翔の美しさやバランスはもちろん、踏み切りのパワーやテクニックを必要とする。

また屋外競技のため、天候や風の向きや強さなどの自然的条件に左右され、温度に起因した、特に助走面の雪質に左右される。

外見上は派手でダイナミックな反面、自らの精神状態にも左右される。

クラウチングスタイルと言う、しゃがみ込むような助走姿勢で、風の抵抗を防ぎ、スピードを得る。

天候のほか、スタート順、雪質にも大きく左右されます。

スキーワックスの種類の判断も勝負を左右する。

ジャンプ台上で立ち上がる半動力で蹴り上がり、助走の速度差に加え、この際の踏み切りやジャンプ力、踏み切りの方向、0コンマ数秒のずれが数メートルの差につながるといわれている。

飛び出す瞬間の速度はラージヒルで90km/h、フライングヒルともなれば100km/hのスピードを利用して生身の人間が空中に飛び出していきます。

そこからベストな踏切ポイント数十センチ以内で踏み切る動作を求められる。

空中姿勢は静止に見える状態がベストですが、時代で理想形は変化する。

2005年現在は、Ⅴ字飛行のため、両脚でのⅤ字型のスキー、(スキー後方の内側の角が接触し、前方が大きく開いた状態、ハの字型)と、身体とが1枚の板のようになるのが理想とされています。

着地姿勢は、テレマーク(姿勢)が理想。
テレマーク姿勢とは、1、両手を水平に開いた状態2、しゃがんだ状態で、膝から下を前後に開く(後ろの足はつま先立ち、1足分の開きが理想)による、着地ポーズをいう。

勝敗の決め手は1選手が2本のジャンプをし、1本のジャンプの全体を100とすると飛距離(飛距離点)が50、そして空中姿勢、着地姿勢(飛型点)50を占める。具体的な祭典方法は以下の通りである。


飛距離の計算をする時は、K点を基準に考えます。

K点=60pt。

あとはK点との距離に応じて50cmごとにポイントを加減していきます。

加減するポイント数は、K点が120mの場合は1.8pt、K点90mの場合は2.0ptです。

たとえば、K点120mの白馬ジャンプ競技場でkoku-chika選手(私)が130m飛んだ場合は …

60+10×1.8=78ptが飛距離点になります。

そして飛型点はジャンプの美しさ、正確さ、着地姿勢などを5人の飛型審査員が20点満点から0.5点単位の減点法で採点します。

競技の公平を期するため、一番高い点数と一番低い点数を除いた3人の点数を足した数が飛型点です。

満点は60点。例えば130mを飛び着地動作であるテレマーク姿勢を決めたとすると…

A審判19.0点
B審判19.5点
C審判18.5点
D審判19.0点
E審判18.0点

この場合19.5点が一番高く、18.0点が一番低い点数となります。

この2審判の点数を除いた点数がこのジャンプのkoku-chika選手の飛型点となります。


19.0+18.5+19.0=56.5ポイントが飛型点になります。


よってこのラウンドのkoku-chika選手の点数は…


78点+56.5点=134.5点になります。


二本目も同様の算出方法で計算されます。

飛型点の減点には基準があり、1審判あたり飛行中の足の伸びやスキーの位置などで最大5点の減点、テレマーク姿勢が取れなかった場合は最大4点の減点、テレマーク姿勢が決まったのだが不安定な場合は最大3点減点、転倒の場合は最大10点の減点などの基準があり、国際的にも同様の方法で算出します。


次にスタートのルールを紹介します。スターと地点には信号機(シグナル)があり、選手がスタートゲートに入り準備が整うと、競技委員長が風や雪の条件を考慮しながら信号が赤から青に変えられます。

青に変わるとコーチングボックスにいるコーチなどチームスタッフは風の条件を見ながら選手に「GO」のサインを送ります。

そして選手がスタートします。しかし選手、コーチに与えられた時間は信号が青の間で、その時間はわずか15秒です。

「15秒ルール」といわれることもあります。

またワールドカップなどの国際試合などでは青は10秒です。

また赤、青のほかに黄色もあり、黄色のサインで選手はゲートに入り、黄色は最大45秒あります。

風や雪の状況により選手が安全に飛ぶことが困難な場合には45秒を過ぎると赤に変えられ、一度ゲートから外れなければなりません。

そしてまた黄色に変わるとゲートに入ります。「10秒ルール」といわれます。

スタートをするこのスタートゲート(スターティングバー)は、たいていのジャンプ台で階段状、もしくはポールが立てられており、番号が付けられています。

可動式で50cm~1mずつの調整が可能で、大倉山の場合は一段50cmで1~47番までのスタート位置の設定が可能です。

また白馬では60cmごとの調整が可能で、各ゲートにはハーフゲート(30cm)も設置されています。

スターティングゲートはそれぞれのジャンプ台によってゲートの形状が違うためジャンプ台の特長にもなります。

特に海外のジャンプ台などでは小柄の日本選手には足の届かない状態でスタートをしなければならないものや、丸い棒状のもので捕まっていないと落ちてしまいそうなものもあり、これによって調子を崩したり、本来の滑りが出来ない場合もあります。

大会の際、スタートの位置は競技運営者、競技委員長などのジュリーメンバーによって決められます。

この作業は選手の安全を大前提として、その日の風の条件や雪の条件から飛びすぎなどを考慮して、ラウンドごとに決めています。

また練習のときには各選手が自分の調子や風の条件を自分で判断してスタートゲートの位置を調整します。

ジャンプが難しいと言われるのは何と言っても屋外競技のため風や雪の条件で飛距離が大きく変わってしまうことです。

ジャンプに有利に働くのは向かい風(ジャンパーに対して前方から吹いてくる風です。)は飛距離が大きく伸びます。

逆に不利とされるのが追い風や横風です。(ジャンパーに対して後ろ、横から吹いてくる風です。)

飛距離が下がるほか、強さによっては選手が安全に飛ぶことが出来ない場合もあります。

また風とともに選手に影響を与えるのは降雪、雪質です。
降雪はシュプール(アプローチに掘られた溝のことです。)に溜まるとスピードが著しく低下します。低下するともちろん距離に影響を与えます。またランディングバーン(着地する傾斜)やブレーキングエリア(止まるところ)に雪が積もると足を取られ、転倒したり、急にブレーキがかかって転倒することもあります。

雪質は水を含んだ雪ではスキーと雪面の間に大きな摩擦が起きてしまうためスピードが上がらず距離に影響するほか、雪質によって同じスピードでも感覚的に選手に影響を与えたりもします。



長野オリンピックで悲願のジャンプ団体戦で金メダル、船木のラージヒル金、「日の丸飛行隊」は世界の頂点に立った。

しかし国際スキー連盟(FIS)はジャンプ競技のマテリアルルールの改正を発表した。

まずスキーの長さをこれまでの身長+80cmから身長×1.46(146%)に変更された。

このルールで身長170cmの人がオリンピック以前は250cmのスキーが履くことが出来たのだが、改正後には170(cm)×1.46=248cm(小数点以下は四捨五入)になってしまった。

普通の人から見るとジャンプスキーが2cm短くなったって別にどうってことないじゃないか。と思う人がいると思うが、ジャンプ競技はスキーが風を受けて浮力を生み出す、しかもジャンプスキーのスキーの幅は約11.5cmの幅があり、11.5(cm)×2(cm)×2(左右の板)=46c㎡になる。

これでもまだ説得性にかける…

とある物理学者の研究では1cmスキーが短くなると1m~最大5mもの距離のロスが生まれるということだ。

しかしこれはあくまでも研究上の数値であり、実際のジャンプでは天候やその人の調子や体重、いろいろな要素が含まれてくるので一概には言うことが出来ないと思うが、より遠くへ飛ばなくてはならないジャンプ競技においてはこの差は大きいといえるだろう。

逆に身長180cmの人だとオリンピック以前は260cmのスキーだったのだが、改正後には180(cm)×1.46=263cm(小数点以下は四捨五入)、面積にすると69c㎡になる。

短くなる選手もいれば長くなった選手もいる訳である。日本選手の多くは前者、海外の選手の大半は後者になる。

またスキーの長さのルールに伴い金具の位置のルールも改定された。

金具の位置がスキーの先端から53%の位置に靴の先が来るように金具を取り付けなくてはならない。

ワールドカップレベル、国内のA級の大会になると金具の位置や長さ、身長が図られチェックを受けなくてはならない。

そこで違反があった場合は失格もしくは、注意を受けることもある。

自分も身長が2mm足りず失格になったこともある…

このルール改正はスキーだけには留まらず、ジャンプスーツもオリンピック前と比べてがらりと変わったのである。

ジャンプスーツがオリンピック前まで使用していた厚さ8mmの生地から5mmの生地と変わり、オリンピック前と比べ体にタイトな形に変えられました。

スーツの各部位が体に対して何cmまでの余裕以上はあってはならない。

スーツの各部位の基準が設けられました。

その中でも特に腕など上半身などの規制が厳しくなりました。

8mmのスーツは空中での姿勢の維持と風を適度に通し溜め込むことも出来たのですが、改正により体との余裕もなくなり空気を溜め込んでおく空間がなくなり、オリンピック前と比べ体が受ける浮力が極端に小さくなりました。


いかにして浮力を得るか…

ジャンプ競技の技術的なテーマはこの一点に尽きる。

浮力を得るためにはスキー板が長いほうが有利。

先ほども述べたが、1cmで1~5m飛距離に差が出る。

だから選手はスキー板に対して異常なほど敏感で、シーズン前に行われるスキーテストでは1cm単位、100g単位でちがいを感じわける。

それほど繊細な感覚があるスキー板のルールの改正で日本チームの成績が低迷するのは当然なことである。

しかし長身な外国選手達も長くなったスキーをすぐに使いこなすことに苦戦を強いられたのである。

このルール考案者はこれで日本が潰れると考えていただろうか。

新ルールが始めて導入されたシーズン(1999年)は長いスキーを使いこなせていない外国選手たちは、短くなったスキーを使う日本選手に歯が立たなかった。

そのためヨーロッパ選手の取った方法が減量だった。

ルール改正後、ヨーロッパの選手たちは、打倒日本!!さらに浮力を求めて減量に着手した。

減量は翌年からすぐに限度を超えた。

ある国のワールドカップ転戦中の選手たちは食事にピザを食べ、炭酸抜きのコーラを飲みトイレに行く選手たちの記事がスポーツ雑誌載っていたことがあった。

コーチによって過度な減量が強制的に行われたのである。ジュニア選手では拒食症や精神不安定になる選手が多くなり、選手生命を絶たれた選手もいるほどだった。

これを受けて2005年5月、国際スキー連盟はオリンピックを前にマテリアルの改正を発表した。

この10年あまりにも日本つぶしを目的とした露骨なまでのルール改正が繰り返されてきたが、今回は有利になる可能性も高い。


具体的には肥満度を計る指数として一般的に使われているBMI指数[体格指数、体重(kg)÷身長(m)×身長(m)]を導入。

BMI指数が正常の20に満たない選手は短いスキー板を履かなければならないとしたもの。
この新ルールによって、たとえば身長170cmの選手は体重が58kg以上ならば今までどおり248cmのスキー板を使用できるが、56kg未満なら3cm、55kg未満なら7cm短いスキー板を使用しなければならないことになった。


ようやく海外との差が埋まるだろうと思われたが、今回のオリンピックノーマルヒル個人では原田選手に不利に働いてしまった…

原田選手に対して「たった200gぐらい何をやってるんだよ!!」と言う批判の書き込みなどが見られますが、ジャンプ選手は本当に大変なんです…

今やジャンプ競技は冬だけのスポーツではないのです。

今では夏でもワールドカップが行われ、選手は一年を通して一定の体重、コンディションに体を保たなければならない…

ボクシング選手などが過度の減量に苦しむと言われますが、あれは月に1、2度の試合のためで、試合が終わればまた次の試合が決まるまではあまり気にしないのではないでしょうか??

しかしジャンプ選手はそういうわけにはいきません…

毎月行われる試合に向け、そして1mでも遠くへ飛ぶために1年を通して体を一定に保たなければならない。

それがトップ選手ともなればルールぎりぎりのところを保たなければならない。

そういったシビアな面も理解していただけなければ…



単純に見えて結構奥が深いと思います。
これを機にジャンプファンになられてみてはいかがでしょうか??

さて!少し仮眠を取って決戦に挑みます。



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きいて!きいて!
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4 コメント

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TBありがとうございます (zuzu)
2006-02-19 02:08:22
ジャンプやってらっしゃるんですね。

素晴らしい!!

詳しい知識はありませんが、日本選手は飛型が一番きれいだと、私は勝手に思っています。怪我や卒業(笑)にめげずに頑張ってくださいね。

オリンピックの空を飛ぶ日を影ながら応援してます。
TB、ありがとうございます(^^ (野々村岳明)
2006-02-19 05:09:18
こんばんは、はじめまして、野々村岳明(実は本名じゃないです)といいます。

このたびトラックバックありがとうございました。

ジャンプ選手からTBを頂けてうれしいです(^^

実はあのノイズチームと一緒に毎年名寄と朝日を中心に

(大倉山でも年間2試合)応援させていただいています。

膝の靱帯の大ケガをされたようで・・

1日でも早い復帰、待っています。

名寄と朝日では太鼓を叩かせていただくと思うので、来季、

復帰されたときには大きな声援を贈りたいです。

卒業も無事できるといいですね(^^

バンクーバー、出られるといいですね♪

応援してます(^^

ダンダンダンダンダンダン、ダン!

koku-chikaさん!koku-chikaさん!koku-chikaさん!



PS、こちらからもTBさせていただきました(^^
Unknown (koku-chika)
2006-02-19 05:22:21
コメントありがとうございます。

とてもジャンプ選手をご存知なブログだったのでジャンプ関係者じゃないか??とは思っていたのですが…



そうでしたか(笑)



いつもお世話になっていますm(__)m



あの応援のない試合は大倉じゃないような気がします…



今年は聞けないのが残念で仕方がありません…





来年必ず大倉山?白馬?まだ未定ですが、必ずジャンプ台に戻りますのでまた宜しくお願い致します。
TBありがとうございます (puyo)
2006-02-19 23:30:34
春まで住んでいた町にはスモールヒルがあり、子供達が複合でオリンピックにも出場した古川純一さんが指導しています。

青森県はなかなかジャンパーが育っていないので、古川さんが頑張っておられますよ。



koku-chikaさんも来シーズンに向けてファイトです!

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