カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

小滝透 『親子で語る中東イスラーム世界と日本』 第三書館

2017-07-29 08:57:57 | 本日の抜粋
9yb7e6

 ***
「ヨーロッパは修道院の本場でね。特に中世に至っては、それこそ修道院だらけの状態だった。最盛期には成人男性の半分近くが何らかの形で修道院と関係していたと言われている。
 ところが、それが森林の乱伐に手を染めて、大変な惨劇を引き起こすんだ」
「なぜ、乱伐に手をそめたの?」
「それには二つの理由があってね。一つは耕作地を増やすため、もう一つはキリスト教を布教するため」
「えっ?なぜ布教なの?中世のヨーロッパはキリスト教徒がほとんどであったはずだけど」
「表向きにはね。だけど、一皮剥けば、まるで異教徒の世界だった。人々は、昔ながらの聖木崇拝をやっており、そこには古い神々や魔女や精霊等々が至る所に跋扈している世界があった。
 キリスト教はやっきになってそれを撲滅しようとしたけれど、まるで効果が上がらなかった。
 そこで、彼らがやったことは、森林を消滅させることだった。古いヨーロッパの進行が森と結びついているならば、それを消滅してしまえば信仰も消えると思ったんだ。
 そして、それは猖獗を極めた魔女狩りとも関係している。
 その時、それを率先してやったのが修道院でね。彼らは、耕作地の拡大とキリスト教布教のため森林を伐採していったんだ」
「でも、それがどうして惨劇につながるの?」
「森林を無くすとね、ヘビやフクロウという天敵がいなくなるだろ。そうすると平原となった大地にはクマネズミが大発生し、それがペスト菌を運ぶノミを寄生させていたことで、ペストの大流行を生むんだよ。それは、ヨーロッパ全土を幾度も襲い、その人口の三分の一を消滅させたと言われている」
 ***

いつもの事だが、徳さんの抜粋は本来のテーマから外れてしまっている、、、。
そもそもこの本を手にした動機は、ここ十数年も続いているイスラム原理主義者によるテロに対する報道と先進国諸国の対応に常々疑問を抱いていたからだ。
報道はそのほとんどが先進国、西欧世界から見たものに偏っているし、先進国諸国の対応は自国の利害に基づいてのみある。
そして、徳さんたちはイスラーム世界の何たるかを知らぬままにテロを呪っている。
イスラム過激原理主義は歴史の産物である事に目を向けないままに、、、。
ならば、イスラームの歴史の初級者向け解説本を手にするしかない。



カイロジジイのHPは
http://chirozizii.com/


そして、なんでもブログのランキングというものがあるそうで、以下をクリックするとブログの作者は喜ぶらしい。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へにほんブログ村


ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村


人気ブログランキングへ
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 帚木蓬生 『逃亡』 新潮文庫 | トップ | 三木成夫 『内臓とこころ』... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL