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Si2パイロット、ベルトラン・ピカール氏の自伝が日本語で発行に

2016-05-24 23:23:47 | 編集部日記
本日、スイス大使館で行なわれたある書籍の出版記念パーティに出席してきました。
本の名前は『空の軌跡』



現在ソーラーインパルス2で化石燃料を一切使わない初の世界一周飛行に挑戦中の、
ベルトラン・ピカール氏の自伝で、明日5月25日、小学館から発行になります。
ご存じのとおり、ピカール氏は祖父の時代からの冒険一家。初めて祖父が
成層圏に達した話から、自身の生い立ちや冒険、そして自然との共存といった
自身の目指すテーマについて、非常に深く、しかし分かりやすく説明しています。
ちなみに、本書はソーラーインパルス2での世界一周飛行に臨む前に
原著が発行されており、本編ではブライトリングオービター3による
熱気球無着陸世界一周記録などがメインのテーマとなっていますが、
日本語版の発行にあたり、冒頭で「日本の読者のみなさまへ」として、
ソーラーインパルスについてもあらためて書き加えられています。


パーティではブーヘル駐日スイス大使がパーティの主旨を紹介した後、
現在アメリカのオハイオ州デイトンにいるピカール氏からの
ビデオメッセージも流れ、翻訳に当たったシドラ房子氏が
本の見どころやピカール氏の魅力について語ってくれました。





また、ソーラーインパルスをサポートする志太みちる氏の司会で、
ソーラーカーレースにも参戦するラリードライバーの篠塚健次郎氏と、
ソーラーインパルスの大ファンで名古屋に着陸した際にはノーアポで駆けつけ、
スタッフと意気投合したという女優のいとうまい子氏も参加しての
トークなどもありました。



なお、ソーラーインパルス2は本来なら今日、デイトンから
ペンシルバニア州リーハイに向けて離陸する予定で、
そのパイロットはピカール氏の予定でしたが(当初ニューヨークまでの飛行が
計画されたようですが、その後変更された模様)、天候の関係で
本日の離陸は見合せとなりました。
当初ピカール氏はスカイプで現地から生でトークに参加する予定もあったそうですが、
そのフライト準備もあったため、ビデオメッセージが寄せられたそうです。 (神野)



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