FROM EDITOR・・・・・

航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

『航空ファン』10月号、表紙はオスプレイ、特集はMUTHA(←???)

2014-08-14 19:59:15 | 告知&ニュース


一足先に夏休みをいただいた航空ファン編集部では、今週無事に2014年10月号の
校了(編集作業を終えて印刷工程に進むこと)にこぎ着けました。
発売は8月21日となります(一部発売の遅れる地域もあります)。

10月号の表紙と巻頭カラーは、米西海岸で任務に就くMV-22Bオスプレイの空撮。
日本では配備から2年も経つというのにいまだに危険性ばかりがクローズアップされ、
厚木や横田に給油に立ち寄っただけでマスメディアが大きく扱っていますが、
今月は丘珠での展示やそうした関東飛来も紹介しつつ、
米本土ではすでに海兵隊の揚陸支援航空部隊の中核となっている同機の姿を
テッド・カールソンの迫力ある写真で紹介します。

そして特集は、一風変わったテーマ「アメリカ海軍魂の象徴MUTHAトロフィー」。
「MUTHAってなに?」という人もきっと多いと思います。MUTHA(マザー)は、
今年創設から50周年を迎え、現在は大西洋艦隊のスーパーホーネット飛行隊が
継承している「米海軍最高の戦闘機乗り魂」を讃えるトロフィーで、
1964年に太平洋のF-8クルーセイダー飛行隊で生まれ、F-14トムキャット、
F/A-18E/Fスーパーホーネットと受け継がれている信楽焼きの親子狸です。
今月の特集では航空機の性能や装備品、作戦など運用の話は
ほとんど出てきませんが、なぜ50年にもわたってこの非公式トロフィーが
戦闘機パイロットの間で愛されてきたのか、当時の情勢などにも触れながら、
その歴史や、盗難の応酬が繰り返された興味深いエピソードの数々を紹介するという、
米海軍を得意とする『航空ファン』ならではの内容となっています。

そして緊急トピックとしては、ウクライナ上空で撃墜されたマレーシア航空B.777、
MH17便の撃墜事件に関する記事をお届けします。
こちらは事件そのものの経緯に加え、そこに至るまでの政治的背景や
今後の推移などについて、細かく見ていきます。

ほかにもブルーインパルスに関する田中隊長のラストフライト&石巻川開きリポート、
丘珠、千歳と夏の北海道で開催された2つのエアショーと、
それに関連する第203飛行隊50周年記念塗装機(&空自60周年記念塗装F-15 2種)、
PACAF F-16デモチームの新パイロットの話題や、
普天間から岩国に移駐を開始した米海兵隊空中給油飛行隊VMGR-152のKC-130J&
オランダ空軍でNATO対応軍としての活動を始めるC-130H部隊の話題、
エアタトゥーとファーンボロ、イギリスの夏の2大エアショー、
ピラタスの新型ビズジェットPC-24、レッドブル・エアレース第4戦などを
カラーページで紹介。

記事ページでは空自導入を前に開催された早期警戒管制機と滞空無人偵察機を扱う
語るISRシンポジウム、日英が共同研究するF-35搭載用ミサイルについて、
救難出動1,000回を達成した海自第71航空隊、
ANAに導入されたボーイング787-9などのほか、
前号から始まった新連載、MRJ通信も注目です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 8月13日 | トップ | 8月18日・御礼 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

告知&ニュース」カテゴリの最新記事

カレンダー

2024年4月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

バックナンバー

プロフィール

プロフィール画像
自己紹介
毎月21日発行の月刊誌『航空ファン』、奇数月30日発行の『世界の傑作機』は共に文林堂の定期誌です。このブログでは、編集部による耳よりな情報を随時発信していきます!
  • RSS2.0