4月29日(火・祝)、毎年恒例の文学散歩が行われました。報告が遅くなってしまい、申し訳ありません。。。
今年の行先は、滋賀県大津方面です今年は天智天皇ゆかりの地を巡るというテーマを設定し、コース決定を行いました。
まずは、JR湖西線 大津京駅に集合です。当日の天気予報はあいにくの雨
しかし集合時点では何とか天気も持ちこたえ、傘を片手にではありますが、散歩をスタートさせることができました
一つ目の目的地は三井寺です。大津京駅から皇子山駅にむかい、京阪石山坂本線で三井寺駅まで電車で移動しました 街中を走る電車は臨場感がありましたよ。
三井寺は天台寺門宗の総本山。古典作品にもよく登場する地です。金堂、三井の晩鐘、閼伽井屋などを、それぞれ思い思いに見て回りました。
閼伽井屋に湧く井泉は天智・天武・持統天皇の産湯に使われたといわれていますが、今でもその水が湧く様子を見ることができ、コポコポとなる水の音に皆さん耳を澄ませて聞き入っていました。
写真は三井寺仁王門前で撮った集合写真です。このときはまだ雨も止んでいました…
※下見の時は桜が満開でした。とてもきれいだったのでおまけで載せておきます!
その後、大津市民文化会館に移動し、昼食&自己紹介タイム皆のことを知ったうえで、もう一度集合写真を撮りました
食後は隣の大津市歴史博物館に移動し、学芸員さんに説明して頂きながら、見学しました学芸員さんの説明はわかりやすく、そして面白く、皆さん真剣に聴いていました。
博物館で大津京について学んだ後、弘文天皇陵へ。弘文天皇は天智天皇の第一皇子です。壬申の乱で敗れた大友皇子という名の方が有名でしょうか。院生の岡田さんに解説して頂き、雨も降る中ですが、皆さん集中して聴いていました。しかし、だんだんと雨脚が強くなり、ここで泣く泣く中止となってしまいました。とても残念です
結局皆ですべてを回りきることはできなかったのですが、せっかくなので回る予定だった場所をご紹介したいと思います。
下見の時の写真とともに、どうぞ!
近江大津宮錦織遺跡
住宅地の真ん中にあり、ほぼ何も残っていない状態です。
天智天皇の都が草に埋もれて見えなくなってしまったことを嘆く、柿本人麻呂の歌の碑がありました。
近江神宮
唐崎神社
最後までコースを巡りきることはできませんでしたが、参加して下さった皆さん本当にありがとうございました。
来年は晴れることを祈っています