春には毎年撮りに行っている東京都東村山市の国立療養所多磨全生園(こくりつりょうようじょたまぜんしょうえん)。全国にある国立ハンセン病療養所の一つです。
去年は忙しくて、やっと時間が取れて撮りに行けたのは日没寸前でした。そしてブログにアップしていませんでした。
昨春の写真です。
広い敷地の中には神社があります。
朽ちた宿舎。患者さん達が高齢になり、多くの住宅が空き家になっています。
灯りがともっているとホッとしますね。
実は昨日の写真倶楽部に、全生園で撮った組写真を持って行ったのです。毎度のことながら私の写真は見向きもされませんでした。話しが出尽くしたらしい頃合いを見計らって、「意見を聞かせていただけませんか?」と水を向けてみました。まずどこで撮ったか訊かれて全生園の話しをしました。ハンセン病患者の収容施設だった所だと言うと、
「そんなとこ、よく行ったね」「俺だったら行かないよ」「俺もイヤだね」と口々に・・・
一斉の反応に驚きました。
短い時間に手短に的確に説明できませんでした。
70代80代というメンバーの方々の生きて来た時代背景のせいでしょうか?
あぁ私は、私とは違う、こういう感覚の人達の中で写真の勉強をしているんだと肝に銘じました。
この感覚(世代としての感覚のズレ)は写真に反映されない筈はないですから。
去年は忙しくて、やっと時間が取れて撮りに行けたのは日没寸前でした。そしてブログにアップしていませんでした。
昨春の写真です。
広い敷地の中には神社があります。
朽ちた宿舎。患者さん達が高齢になり、多くの住宅が空き家になっています。
灯りがともっているとホッとしますね。
実は昨日の写真倶楽部に、全生園で撮った組写真を持って行ったのです。毎度のことながら私の写真は見向きもされませんでした。話しが出尽くしたらしい頃合いを見計らって、「意見を聞かせていただけませんか?」と水を向けてみました。まずどこで撮ったか訊かれて全生園の話しをしました。ハンセン病患者の収容施設だった所だと言うと、
「そんなとこ、よく行ったね」「俺だったら行かないよ」「俺もイヤだね」と口々に・・・
一斉の反応に驚きました。
短い時間に手短に的確に説明できませんでした。
70代80代というメンバーの方々の生きて来た時代背景のせいでしょうか?
あぁ私は、私とは違う、こういう感覚の人達の中で写真の勉強をしているんだと肝に銘じました。
この感覚(世代としての感覚のズレ)は写真に反映されない筈はないですから。
「写真は、写真家に見せるな。編集者に見せろ・・・」というものがありまして、
カメラマンのずるいやつなら、その写真を何食わぬ顔で見て、後でパクル、ということがよくあります。信じられない某写真エージェントのボスがそうでした。
幸い、ぼくは立派な紳士である写真家に見てもらい、今でも立派な人だなあと思い出すことばをいただいたことがあります。
そのおひとりに、杵島隆氏がおられ
アマチャー時代のぼくは大きく励まされたのです。CONTAXのPR雑誌でしたか、
此のカメラマンは、・・・・・いずれ過分なお褒めのことばでした。びっくりいたしました。欄の花を撮ったり、ヌード写真でも独特の作品を撮られた写真家ですが、この方の下で優秀なお弟子さんが出たのも、十分理解納得できることです。
もうお二方、やっぱり忘れられないのは、
奈良原一高氏でしたね。
やっぱりアマチャーの頃、イベントで
写真を2点だけ、見てもらいましたら、
不思議な写真だなあ、と何度も言われました。妙にぼくの記憶に残ることばです。
不思議な写真だなあ・・・自分では自分の写真がわからないのですね。
もうお一方は、ちょいと毛色が変わって
売れっ子の、浅井慎平氏。
コダックのコンテストに応募したら、入選してその時の講評がいまでもおぼえております。此のときはコダックから、楯をもらったかな、名前を彫りこんだ楯。
森山大道氏にはしっかり写真をお見せしたことはありません。嗚呼、個展で実に来てくれたから、お見せしたのかな。
ぼくは、今回アップされた写真、おもしろいとおもいますよ。
。。というより、私がその場所にいたら、みよさんが「この写真同思いますか?」と尋ねた時点で「この人は何を求めているのか」を考えると思います。
そうすると次の「オレは行かないね」なんていう言葉は出てこないんだなぁ。。。もっと違うかけあいになると思うんです。
写真うんぬんより、無神経っていうか。みよさんに気遣いがないんですよね。
ちょっと話が違うけど、前にG子とM君と3人で話をしている時に暖房器具の話になって、私はコタツを愛用している話をしたら、G子とM君で口を合わせて「コタツはない」と言われました。
私だったらコタツを使わなくても「コタツは無い」と言う言い方ではなくて、「コタツは使ってないけど、やっぱりいいの?」とかそういう言い方にするのになぁ~と思って、この人たちの前で自分のことはあまり語るのはやめようとその時は思いました。(^_^;)←だからよけい友達が少ない私です。
この対策が偏見として 国民に沁みついてしまいました
らい病 近づくだけで移る 闇の中に閉じ込めていたと聴きます
先日も国が偏見を認めて対策を示していました
ここに居た皆さんも大切な時期を暗い闇の人生に有りましたね
灯が点いて居る 何かホッとするものを感じます
昔、仲間内でこの事に端を発した女の闘いがありましたよ。
全生園の写真については芸術性というより、報道写真のように何かを伝えたいと思っているので、誰に見せてもいいんです。
写真倶楽部に一人だけ「俺も行ってみようかな」と言う方がいたので、駐車場やら、私が撮った場所(園内が広大なのです)をメモして渡しておきました。
もし彼が私とは違った切り口で撮って仲間に見せたら、「俺はいかない」と言った人の考えも変わるかもしれないですものね。
奈良原一高氏の作風は好きです。
不思議な写真・・・素敵な褒め言葉です。
カメ石さんはいろんな著名な写真家さんに見ていただいたんですね。
いいな^^
>ぼくは、今回アップされた写真、おもしろいとおもいますよ。
カメ石さんのこの一言がとても嬉しい^^
ありがとうございます。
あんなにはっきりと偏見を見せつけられると思っていなかったので驚きました。
一体だれが言ったんだろう。あんまりびっくりしたので顔を見ていませんでした( ̄□||||!!相手が一人じゃなかったし。
まぁ、本音がわかって良かった・・・カナ?
立ち位置が違うのだから、写真への評価も違うものになるだろうなと思います。
そうですよね。相手の気持ちを汲みますよね。
sakeさんブログのコメントやり取りを見ていて、sakeさんのそんな優しさをあちこちで感じています。
友だちは少なくてもいいんじゃないですか。
浅い付き合い、深い付き合い取り交ぜて、人生が楽しくなれば。
私も友だちは少ないと思います。
園内に資料館があります。
数年前に見ましたが、記憶がだいぶ薄れました。
近々また訪ねようかな。