籠  太  鼓 

     ろ  う  だ  い  こ

『握手』投句九月分(掲載・十二月号)

2008年09月11日 11時48分38秒 | 日記
身に入むと言ふ英語にはならぬもの

月青し人の心の蒼ければ

秋澄めば殊更蝶の澄みにけり

堂守と木の瘤仰ぐ秋の暮

ふるさとの秋はしづかな鈴の音

鈴虫の闇は白馬に似たりけり

機織や宿のほとんど中国人



円陣集

秋驟雨寝るとなく伏す介助犬

鷹渡る阿弥陀如来の掌を

天高し北北西へ舵を取れ

松島や潮の匂ひの秋薔薇(あきそうび)

合掌す秋の雨降る傘の下

呼ぶ声に色なき風の来たりけり

サルビアや細き煙草を吸ふ女

海螺打(ばいうち)をどの仙人も知らぬなり

芋虫の頭を仮にα(アルファ)とす

切り分けて西瓜の峰の揃ひけり



北海道での作品も入れ込んでみましたよ、と。

肝心の釧路では、「霧の摩周湖」というレベルを超えて、行くところ行くところ、すべて「霧」という惨憺たる結果に……。
これでは、わざわざ北海道までやってきたのに、何しに行ったのだか分りません。ですが、天候ばかりは人間の力ではどうしようもならないことを『カインの末裔』で覚えましたので、また来年も釧路へ行きたいと思います。

俳句の旅というよりも、教訓の旅という感が強かったですね。


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