身に入むと言ふ英語にはならぬもの
月青し人の心の蒼ければ
秋澄めば殊更蝶の澄みにけり
堂守と木の瘤仰ぐ秋の暮
ふるさとの秋はしづかな鈴の音
鈴虫の闇は白馬に似たりけり
機織や宿のほとんど中国人
円陣集
秋驟雨寝るとなく伏す介助犬
鷹渡る阿弥陀如来の掌を
天高し北北西へ舵を取れ
松島や潮の匂ひの秋薔薇(あきそうび)
合掌す秋の雨降る傘の下
呼ぶ声に色なき風の来たりけり
サルビアや細き煙草を吸ふ女
海螺打(ばいうち)をどの仙人も知らぬなり
芋虫の頭を仮にα(アルファ)とす
切り分けて西瓜の峰の揃ひけり
北海道での作品も入れ込んでみましたよ、と。
肝心の釧路では、「霧の摩周湖」というレベルを超えて、行くところ行くところ、すべて「霧」という惨憺たる結果に……。
これでは、わざわざ北海道までやってきたのに、何しに行ったのだか分りません。ですが、天候ばかりは人間の力ではどうしようもならないことを『カインの末裔』で覚えましたので、また来年も釧路へ行きたいと思います。
俳句の旅というよりも、教訓の旅という感が強かったですね。
月青し人の心の蒼ければ
秋澄めば殊更蝶の澄みにけり
堂守と木の瘤仰ぐ秋の暮
ふるさとの秋はしづかな鈴の音
鈴虫の闇は白馬に似たりけり
機織や宿のほとんど中国人
円陣集
秋驟雨寝るとなく伏す介助犬
鷹渡る阿弥陀如来の掌を
天高し北北西へ舵を取れ
松島や潮の匂ひの秋薔薇(あきそうび)
合掌す秋の雨降る傘の下
呼ぶ声に色なき風の来たりけり
サルビアや細き煙草を吸ふ女
海螺打(ばいうち)をどの仙人も知らぬなり
芋虫の頭を仮にα(アルファ)とす
切り分けて西瓜の峰の揃ひけり
北海道での作品も入れ込んでみましたよ、と。
肝心の釧路では、「霧の摩周湖」というレベルを超えて、行くところ行くところ、すべて「霧」という惨憺たる結果に……。

これでは、わざわざ北海道までやってきたのに、何しに行ったのだか分りません。ですが、天候ばかりは人間の力ではどうしようもならないことを『カインの末裔』で覚えましたので、また来年も釧路へ行きたいと思います。

俳句の旅というよりも、教訓の旅という感が強かったですね。









