産婆の気持ち

助産師として活動している中で感じること、日々の生活の中での出来事や思うことを書き綴っていこうと思います。

哺乳瓶

2008-04-23 23:46:08 | 育児
カナダでプラスチック製の哺乳瓶に関する販売規制が出されたという記事がありました。



ビスフェノールA含む哺乳瓶、カナダが販売など禁止へ
2008年04月19日
 【ワシントン=勝田敏彦】カナダのクレメント保健相は18日、樹脂原料のビスフェノールAを含むポリカーボネート樹脂で作られたプラスチック製哺乳(ほにゅう)瓶について、輸入、販売、広告を禁止する方針を明らかにした。日本では、環境省の作用・影響評価で、ビスフェノールAについて「人体影響は明らかには認められなかった」としている。
 カナダ政府は、ビスフェノールAが環境ホルモン(内分泌攪乱(かくらん)化学物質)としての作用を示すかどうか確認するため、哺乳瓶のほか食器、CDなどに使われるポリカーボネート樹脂と、ビスフェノールAを含むエポキシ樹脂(塗装や電気製品などに使われる)といったプラスチックについて、評価を行った。
 その結果、大人が普通の日常生活を送っている限り、健康影響はないとの結論を得た。しかし、保健相は「成長過程にある新生児や乳幼児にこの結論は当てはまらない。安全性を優先する」として、禁止の方針を示した。
 ビスフェノールAについては、米国では、厚生省などの専門家グループが14日に「人体の成長に影響する可能性は無視できない」との報告書案を公表。小売り大手の米ウォルマート・ストアーズも「来年前半までにビスフェノールAを含む哺乳瓶の販売をやめる」としている。



日本でも2000年にポリカーボネート製の哺乳瓶のビスフェノールAの溶出について調査がされており、その結果を受けて哺乳瓶メーカーが一般消費者や病院関係者に向けて使用上の注意喚起をしてはいたようです。
私はこういう情報を知りませんでした。
実際に使用しているお母さんたちの中で、どのくらいの方がこういう情報を知っているのでしょうか?
現在日本で販売されている哺乳瓶の中にもポリカーボネート製の哺乳瓶があるようで、インターネット上でも販売されていました。
記事にもあるように、日本の判断は「人体への影響は明らかでない」としていて販売は禁止にはなっていません。

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