川合孝典・参議院議員は、平成30年2018年1月21日のNHK日曜討論に出演しました。繊維産業、スーパー従業員、産経新聞記者らが加盟する労働組合の団体「UAゼンセン」組織内議員。民進党分裂により、参議院議員の党本部ポストが増えたために、お鉢が回ってきたようですが、UAゼンセン組織内議員が最大野党の主要な役職についた例は少なく、おそらく初めてのNHK日曜討論出演ではないかと思います。
あすから始まる第196回通常国会では、働き方改革関連法案(来月下旬に閣議決定し国会提出の予定)、憲法改正案とともに、最大の焦点となる見通し。
司会のNHK島田敏男解説委員から見解を問われた川合さんは
「時間外労働の上限規制がかかることは、労働法の歴史の中でも画期的な取り組みであることは事実だ。しかし、月100時間まで認めることがいいのか議論を深めていかなければならない。現状青天井の時間外規制が罰則付きの規制の枠内に入ることは評価しないといけない」
としました。今回初提出となる労基法36条などの改正条項になりますが、先の衆議院解散で廃案となった、労基法14条などの改正条項いわゆる高プロについては、「そもそも、この法律案には、別々の法律案としてでてきたものをガッチャンコして、一本の法律案にまとめたものであり、矛盾している」と語りました。
最大野党の立憲民主党は、11時間のインターバル規制の法案を出すと明言しましたが、これは実現は無理です。いずれにせよ、14条高プロと、36条の上限規制があわせた法案ででてきますが、上限規制を優先すべきなのは言うまでもありません。
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(C)2018年、宮崎信行。
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