国会傍聴記by下町の太陽・宮崎信行

政権交代ある二大政党デモクラシーを根付かせよう。政治を国民の手に取り戻そう。

【メディア】橋下府知事大勝に爆笑問題事務所の巧みな戦術

2008年01月30日 14時09分30秒 | その他

[写真はNHK。「爆笑問題のニッポンの教養」毎週火曜日午後11時放送]

 1月27日の大阪府知事選は橋下徹さんが得票率54%。
 政党対決型では大圧勝でした。

 翌日付朝日新聞に興味深い記事が載っていました。

 見出しは
「メディア縦横・橋下流 芸能プロ活用演出巧み 当選後24時間 取材40件」

(朝日新聞から引用します)

 当選後の約24時間で約40のメディアから取材を受ける。(略)
 こうしたスケジュールを管理し、橋下氏の選挙を中枢で支えたのは芸能プロダクション「タイタン」(東京・杉並)だ。(略)
 選挙期間中、橋下氏の日程表は前日夜にスポーツ紙や週刊誌、在京キー局なども含め、最大約40社にファクスで送られていた。

 「爆笑問題」のマネジャーも務める選挙統括本部長の劉昇一朗さん(43)さんは「一般紙は選挙報道でバランスをとるが、スポーツ紙や夕刊紙はそうじゃないと計算した」(引用いったん停止)

 これは正しいです。公選法というのは新聞記者もこわい。スポーツは、「候補者一覧表」を載せておけば、あとは人気候補にスペースを割いた記事を書きます。

 選挙期間中は幹事長番記者などは出張に次ぐ出張ですが、東京に残った政治部記者は、開票速報紙面のグラフなどの仕込みで、あまり最新ニュースが出てこないのが本音。

 とくに最近のTV局の投票前1週間は映像すら出てきません。慎重すぎます。

(朝日の記事から紹介します)

○橋下公約の「小学校校庭の芝生化」
 小学校で橋下さんと子どもたちが鬼ごっこ→「絵」になる場面を作った

○タレントからの応援は一切断った
 →橋下さんはタレント時代「中国での売春はODA」など好き勝手にしゃべっていたが、その時代を思い起こさせるので逆効果と判断した
 唯一の例外は、東国原英夫宮崎県知事だった。

 さて、朝日記事の紹介した同じ記事の中に「橋下圧勝」の底流を垣間見ました。

 ステージを囲むように(略)カメラ約60台が並んだ。報道陣は200人にのぼり、(略)自民党のベテラン衆院議員は「これだけ集まった選挙は見たことがない」(略)「やっと大阪から全国に情報発信できる知事を得た」(略)

 橋下氏は、タレントのやしきたかじんさんから届けられた大きな鯛を手に万歳を繰り返した。(引用おわり)

 ◇

 なぜ東京と大阪に格差がうまれたか。
 それは「情報の格差」です。

 関西に出張すると、やしきたかじんさんの司会で、東京発のTV番組を批判したり、揶揄したりする番組があり、とても面白い。

 たかじんさんはNHKをはじめとする東京の放送局を「権威」とみて、バカにしたり、褒めたりけなしたり。あくまでも「笑い」を求めての言動です。
 大阪で絶頂的な人気もちながら東京TVに出ないたかじんさんが、権威を弄ぶのに視聴者は喝采するでしょう。
 「東京へのツッコミ」を十数分、「しゃべくり」まくった、たかじんさんは時には紫煙をくゆらしながら悦に浸ります。

 上沼恵美子さんは東京批判はしませんが、関西を拠点にしていることから好感度が高い。

 平松大阪市長と同じMBS(毎日放送)には定年延長の角淳一アナウンサーがいて、「ちちんぷいぷい」という3時間ほどの番組を持っています。やはり権威に対して大阪らしい視点から茶化しますが、東京という「厳しい街」に対して「そんなにがんばらへんでも」というはんなりが心地良い。

 角さんの番組では、板東英二さんら東京でも活躍する芸能人が床におでこがつきそうなほど、おじぎしてスタジオに入ってくるのには驚きます。
 漫才コンビには「○○ちゃんは東京でも活躍しているけど、相方はこっちでしか見ないけど〜〜」というお約束ギャグも微笑ましい。かつて東京で活躍した関西出身のアイドルが「実は東京でTVに出ていた頃は〜〜」と東京TVではできない打ち明け話をする。

 まあ、ここでいう「東京」とは私は「中央」と呼ぶべきだと思うんですが、まあ全国的には「東京」と呼ばれています。

 で、まとめ。

 とにかく話題にならないといけないんです。
 人間批判されているうちが華なんです。

 みのもんたさんの番組などに働きかけ、毎朝、大江康弘さんと民主党議員が大げんかするというのも、政権交代への近道かもよ。


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