さて、私の住む広島市のおとなりに廿日市市(はつかいちし)というところがあります。
昨年の10月5日(火)の午後3時ごろ、女子高生が自宅で若い男に殺されるという痛ましい事件がありました。
半年以上経った現在もまだ犯人逮捕にいたっておらず、とうとうあのテレビ番組で取り上げられています。
「TVのチカラ」
いやね、あの番組むかつきますわ。
家出人の捜索とかいうんだったらいいんですけど、犯罪捜査みたいなことするのがむかつく。
いくら警察がアホタレだとしてもですね、テレビ番組ごときができることなんてとっくにやってますからね。
超能力者が透視ぃ?
スタッフ・出演者5回ぐらい死んどけ。
あ、中山ヒデは7回な
超能力であろうがなかろうが、20個ぐらいあてずっぽ言えば、1~2個ぐらいは近いものがあるわい。
10,000回ぐらい言えば1個ぐらいはドンピシャリってこともあるわい。
くだらん、じつにくだらん。
そんなん言ったら俺だって
「むぅ、あの子は俺に気があるに違いない」
とか思ったのも50回に1回ぐらいの確率で当たってるわい。
超能力捜査官に比べたらすごい的中率でしょ?
だから私も
超モテモテ者
狙った獲物は逃がさないわよキャッツアイ
といってはばからないわけです。
・・・うん?
泣いてないよ。
その廿日市の事件ですが、廿日市に住む後輩の家には数日のうちに警察の捜査というか聞き込みが入りました。
まぁそいつは
「TUTAYAで女子高生モノのビデオ借りたりしたからか?」
とか心配してましたが、似顔絵とは似ても似つかないので心配はご無用。
近所に住む、ある程度の年齢までの男性のところは全て捜査が入ったみたいですね。
笑って
「いやお前が犯人なのは俺が良く知ってるから」
とかお決まりの返しをしたりしてました。
さて月日は流れつい最近の休日、呼び鈴がなって玄関に出るとスーツにジャンパー姿の一人の男がいました。
家のリフォーム屋とかシロアリ駆除屋かなぁ・・・と思っていると
男「廿日市警察署のものです。女子高生殺害事件の件でちょっと」
『聖母たちのララバイ』とともに
エンドロールが流れ始めてきました。
いやいやいや、廿日市からうちの家まで25キロぐらい離れてんのよ!
まさかこんなに早く捜査のメスが入るとは!
まぁ、私が犯人じゃないんですけどね。多分。
とはいえ他の件で来てたんだったら
汗びっしょり
なんですけどね。
私が「なんで?」といった顔をしていると、
刑事「こちらに旧姓○○○○さんといわれる方がいらっしゃるとおもうんですが」
私「○○?ああ、私の嫁ですが」
どうやら私が目当てではないようです。
つまり、私の犯罪はまだバレてないようです。
それを聞いて、サンダル履きでなければ
猛烈にダッシュしてみたい衝動
にかられましたがね。
それと、家の中に向かって
「○○!逃げろ!」
とか叫んでみるのも面白いかなぁなんてね。
まぁやめときましたが。
刑事を玄関の中に招き入れ、話を嫁と二人で聞くことにしました。
刑事「ああ、奥さんですか。実は、あの事件のあった家は奥さんが昔住んでいらっしゃった
アパートの隣でですね、そのアパート自体が被害者の父親の物なんですよ」
びっくりです。
確かに嫁は7~8年前、廿日市にあるレオパレスのアパートに住んでいて、
私たちが付き合い始めて半年ほど半同棲生活もしてました。
そして、その近所で起こった事件だということは当然認識していました。
しかしまさか、隣の民家で、しかも大家さんの家だとは思いもしませんでした。
いや、レオパレスは一括借上なので家賃は大家さんに直接払わないから、
家主の名前なんか知らないわけですよ。
そしてなにより、そんな昔に住んでいた人間のところにまで聞き込み調査をしてるなんて!
嫁が住んでいた頃は、殺された女の子だってまだ小学生だっただろうし、
犯人も若い男だったそうだから、まだ子どもだったんではないでしょうか?
刑事「なにかその当時、不審者がいたとか怖いことがあったとかありませんか?」
嫁「いえ・・・特別何もなかったですけど・・・ねえ?」
この馬鹿嫁!俺に同意を求めるな!
俺に土地鑑があるのがバレるだろうが!
もちろん刑事がそれを見逃すはずがありません。
メガネの向こうで何かが光りました。
刑事「あなたも住んでいたんですか?」
私「いや、まぁ、あの・・・半同棲っちゅうか・・・」
刑事「え?なんですって?」
私「ああ、まぁ同棲みたいな感じですかね、いや、毎日ではなく週に3~4日ぐらいですけど」
刑事「ああ、そうですか」
なんかこの会話を意訳すると
刑事「あなたも住んでたんですか?結婚してなかったはずだろ?」
私「いや、まぁ、あの、夜になると泊まりに・・・」
刑事「ふっふぅ~ん?週に何べん?やってた?なぁやってたんだろ?」
私「あ、いや、毎日でなくて、週に3~4日ぐらいしかしてませんよぉ」
刑事「けど1日に何回すんだよ?」
私「あ、いや、夜は一回のことが多いですけど・・・
いや、朝起きてもう一回することもあったかもしれません・・・
土日は昼間も・・・」
となりますよね。
なんてこといわせるんだ、このセクハラハゲ刑事め。
いや全然禿げてないんですけどね。
まぁバリューセットです。
なんか明らかに刑事の矛先が私に向いてきました。
いや、まずいことに私の髪の毛、今ちょっと短いんですよ。
若いか?と聞かれれば33歳なのでそんなことは無いんですが。
しかしまぁ10代には見えないでしょうけど、20代中後半には見えるかもしれません。
刑事「ほほぉ・・・あなた・・・お名前は?」
私「あ、はい、○○といいます」
刑事「ではあなたの住所とお名前をココに書いてください。」
筆跡か?筆跡がほしいのか?
住所は知ってるだろ?ここに来たんだから。
なんか手が震えちゃいますわねぇ。どれどれ・・・
はっ!しまった!
素手で紙に手を下ろしてしまった!
指紋をこの紙からとるつもりだな!
くそぉ、さすが刑事だぜ。
筆跡なんかどうでもいいはずだからな、指紋が欲しかったとは・・・
クックックッ・・・けどみんな、心配すんな。
指紋をとられたぐらいでオタツクような俺様じゃあないぜ。
なんせ
広島北警察署にいけば、
俺の指紋は全部の指分あるぜ。
いやいや、家に泥棒が入ったとき家族全員分とられたんですよ。
いや、信じてよ。犯罪歴はええと、業務上過失傷害しかないから。
むっ!まてよ!
それと、近隣のレンタルビデオ屋で貸出履歴を調べるのか?
私が最近借りてるのは
「人妻もの」
ばかりだけど
「レイプもの」
が少し混じってるのがちょっとまずい。
いや、嫁にねストーリー性のある人妻レイプもの見せると
反応がいいんですよ。
おい、嫁!
「レイプものは私の趣味です」
って言ってくれ!頼む!
そうやってアイコンタクトで信号を送ってるんですが、嫁との心の距離はイスカンダルより遠く、全く通じてない様子。
ちくしょう、通信班の相原より使えねぇ。
刑事「ところでご主人、お仕事は何を?」
私「団体職員です」
刑事「じゃあ平日はお勤めを?お休みは?」
私「そうですね、休みは基本的にカレンダーどおりです」
明らかにアリバイの有無を調べられてます。
いや覚えてないんだけど、もしその当日、有給休暇なんてとってたらどうしよう。
そしてその有給休暇を嫁に言わず、パチンコなんかしてたんだったらどうしよう。
いや、仮にそうだったとしても私が犯人でないことは間違いなく立証できると思うんですが、
遊んでたことが嫁にバレたら大変だぁ!
くっそぉ・・・犯人早く捕まってくれよぉ。
こちとら枕を高くして眠れない日々が続きます。
頑張れ中山ヒデ
昨年の10月5日(火)の午後3時ごろ、女子高生が自宅で若い男に殺されるという痛ましい事件がありました。
半年以上経った現在もまだ犯人逮捕にいたっておらず、とうとうあのテレビ番組で取り上げられています。
「TVのチカラ」
いやね、あの番組むかつきますわ。
家出人の捜索とかいうんだったらいいんですけど、犯罪捜査みたいなことするのがむかつく。
いくら警察がアホタレだとしてもですね、テレビ番組ごときができることなんてとっくにやってますからね。
超能力者が透視ぃ?
スタッフ・出演者5回ぐらい死んどけ。
あ、中山ヒデは7回な
超能力であろうがなかろうが、20個ぐらいあてずっぽ言えば、1~2個ぐらいは近いものがあるわい。
10,000回ぐらい言えば1個ぐらいはドンピシャリってこともあるわい。
くだらん、じつにくだらん。
そんなん言ったら俺だって
「むぅ、あの子は俺に気があるに違いない」
とか思ったのも50回に1回ぐらいの確率で当たってるわい。
超能力捜査官に比べたらすごい的中率でしょ?
だから私も
超モテモテ者
狙った獲物は逃がさないわよキャッツアイ
といってはばからないわけです。
・・・うん?
泣いてないよ。
その廿日市の事件ですが、廿日市に住む後輩の家には数日のうちに警察の捜査というか聞き込みが入りました。
まぁそいつは
「TUTAYAで女子高生モノのビデオ借りたりしたからか?」
とか心配してましたが、似顔絵とは似ても似つかないので心配はご無用。
近所に住む、ある程度の年齢までの男性のところは全て捜査が入ったみたいですね。
笑って
「いやお前が犯人なのは俺が良く知ってるから」
とかお決まりの返しをしたりしてました。
さて月日は流れつい最近の休日、呼び鈴がなって玄関に出るとスーツにジャンパー姿の一人の男がいました。
家のリフォーム屋とかシロアリ駆除屋かなぁ・・・と思っていると
男「廿日市警察署のものです。女子高生殺害事件の件でちょっと」
『聖母たちのララバイ』とともに
エンドロールが流れ始めてきました。
いやいやいや、廿日市からうちの家まで25キロぐらい離れてんのよ!
まさかこんなに早く捜査のメスが入るとは!
まぁ、私が犯人じゃないんですけどね。多分。
とはいえ他の件で来てたんだったら
汗びっしょり
なんですけどね。
私が「なんで?」といった顔をしていると、
刑事「こちらに旧姓○○○○さんといわれる方がいらっしゃるとおもうんですが」
私「○○?ああ、私の嫁ですが」
どうやら私が目当てではないようです。
つまり、私の犯罪はまだバレてないようです。
それを聞いて、サンダル履きでなければ
猛烈にダッシュしてみたい衝動
にかられましたがね。
それと、家の中に向かって
「○○!逃げろ!」
とか叫んでみるのも面白いかなぁなんてね。
まぁやめときましたが。
刑事を玄関の中に招き入れ、話を嫁と二人で聞くことにしました。
刑事「ああ、奥さんですか。実は、あの事件のあった家は奥さんが昔住んでいらっしゃった
アパートの隣でですね、そのアパート自体が被害者の父親の物なんですよ」
びっくりです。
確かに嫁は7~8年前、廿日市にあるレオパレスのアパートに住んでいて、
私たちが付き合い始めて半年ほど半同棲生活もしてました。
そして、その近所で起こった事件だということは当然認識していました。
しかしまさか、隣の民家で、しかも大家さんの家だとは思いもしませんでした。
いや、レオパレスは一括借上なので家賃は大家さんに直接払わないから、
家主の名前なんか知らないわけですよ。
そしてなにより、そんな昔に住んでいた人間のところにまで聞き込み調査をしてるなんて!
嫁が住んでいた頃は、殺された女の子だってまだ小学生だっただろうし、
犯人も若い男だったそうだから、まだ子どもだったんではないでしょうか?
刑事「なにかその当時、不審者がいたとか怖いことがあったとかありませんか?」
嫁「いえ・・・特別何もなかったですけど・・・ねえ?」
この馬鹿嫁!俺に同意を求めるな!
俺に土地鑑があるのがバレるだろうが!
もちろん刑事がそれを見逃すはずがありません。
メガネの向こうで何かが光りました。
刑事「あなたも住んでいたんですか?」
私「いや、まぁ、あの・・・半同棲っちゅうか・・・」
刑事「え?なんですって?」
私「ああ、まぁ同棲みたいな感じですかね、いや、毎日ではなく週に3~4日ぐらいですけど」
刑事「ああ、そうですか」
なんかこの会話を意訳すると
刑事「あなたも住んでたんですか?結婚してなかったはずだろ?」
私「いや、まぁ、あの、夜になると泊まりに・・・」
刑事「ふっふぅ~ん?週に何べん?やってた?なぁやってたんだろ?」
私「あ、いや、毎日でなくて、週に3~4日ぐらいしかしてませんよぉ」
刑事「けど1日に何回すんだよ?」
私「あ、いや、夜は一回のことが多いですけど・・・
いや、朝起きてもう一回することもあったかもしれません・・・
土日は昼間も・・・」
となりますよね。
なんてこといわせるんだ、このセクハラハゲ刑事め。
いや全然禿げてないんですけどね。
まぁバリューセットです。
なんか明らかに刑事の矛先が私に向いてきました。
いや、まずいことに私の髪の毛、今ちょっと短いんですよ。
若いか?と聞かれれば33歳なのでそんなことは無いんですが。
しかしまぁ10代には見えないでしょうけど、20代中後半には見えるかもしれません。
刑事「ほほぉ・・・あなた・・・お名前は?」
私「あ、はい、○○といいます」
刑事「ではあなたの住所とお名前をココに書いてください。」
筆跡か?筆跡がほしいのか?
住所は知ってるだろ?ここに来たんだから。
なんか手が震えちゃいますわねぇ。どれどれ・・・
はっ!しまった!
素手で紙に手を下ろしてしまった!
指紋をこの紙からとるつもりだな!
くそぉ、さすが刑事だぜ。
筆跡なんかどうでもいいはずだからな、指紋が欲しかったとは・・・
クックックッ・・・けどみんな、心配すんな。
指紋をとられたぐらいでオタツクような俺様じゃあないぜ。
なんせ
広島北警察署にいけば、
俺の指紋は全部の指分あるぜ。
いやいや、家に泥棒が入ったとき家族全員分とられたんですよ。
いや、信じてよ。犯罪歴はええと、業務上過失傷害しかないから。
むっ!まてよ!
それと、近隣のレンタルビデオ屋で貸出履歴を調べるのか?
私が最近借りてるのは
「人妻もの」
ばかりだけど
「レイプもの」
が少し混じってるのがちょっとまずい。
いや、嫁にねストーリー性のある人妻レイプもの見せると
反応がいいんですよ。
おい、嫁!
「レイプものは私の趣味です」
って言ってくれ!頼む!
そうやってアイコンタクトで信号を送ってるんですが、嫁との心の距離はイスカンダルより遠く、全く通じてない様子。
ちくしょう、通信班の相原より使えねぇ。
刑事「ところでご主人、お仕事は何を?」
私「団体職員です」
刑事「じゃあ平日はお勤めを?お休みは?」
私「そうですね、休みは基本的にカレンダーどおりです」
明らかにアリバイの有無を調べられてます。
いや覚えてないんだけど、もしその当日、有給休暇なんてとってたらどうしよう。
そしてその有給休暇を嫁に言わず、パチンコなんかしてたんだったらどうしよう。
いや、仮にそうだったとしても私が犯人でないことは間違いなく立証できると思うんですが、
遊んでたことが嫁にバレたら大変だぁ!
くっそぉ・・・犯人早く捕まってくれよぉ。
こちとら枕を高くして眠れない日々が続きます。
頑張れ中山ヒデ