元気な高齢者こそ使いたい電子機器

80歳を過ぎても、日々の生活を楽しく豊かにする電子機器を使いこなそう

悲惨な結果を生み出している老々介護を、なくせる政治家はいないのか。

2017年08月25日 10時47分42秒 | 日記
 筆者も年齢的には全くその仲間入りで、まさに老々介護も行っている。

 時々、似たような記事がメディアに掲載されるが、75歳の男性と85歳の女性の老々介護の二人暮らしが、
孤立死に陥っていたという、悲しい記事が載っている。

 事件の詳細は下に貼り付けた記事を読んで欲しいが、この記事の最後に、「厚生労働省の2016年の調査では、在宅介護のうち75歳以上の「老老介護」の割合は30%を超えている」と書かれている。

 なんということだろう、日本はまさに超高齢化社会の現実に、あえいでいるのだ。

 本来は、%表示ではなく、実際に老々介護を行っている世帯数を書いてほしかったが、おそらく実態は100万世帯を超えているのではないのだろうか?

 それ以外に、施設に入って介護を受けている人たちもいるのだから、国として税金の無駄遣いをせずに、少しでも生活困窮の世帯への援助を、真剣に考えてもらいたいと思う。

 今、注目を浴びている加計学園に対する、今治市や愛媛県の補助金や無償土地の供与などで、ざっと100億円に値する。例えばその金額を困窮世帯に50万円ずつ支給できれば、なんと2万世帯が潤うのだ。

 身近にある数字で見てもそうであって、やたらと北朝鮮の危機を煽って、最近の防衛装備費などがどんどん増額され、米国から購入する計画が発表されているが、明らかに庶民の犠牲の上に行われているといえるだろう。

 不足している保育園問題もしかり、我々国民が困っている問題解決に、貴重な税金が優先して使われる国であってほしいものだ。

 その意味でも自分たちの側に立ってくれる政治家や政党を、真剣に選ばなければならない。


(毎日新聞電子版より貼り付け)

下関の住宅
老老介護の末、孤立死 認知症女性と介護男性
2017.08.25

◎支援断った85歳、生活支えた75歳

 山口県下関市彦島江の浦町の住宅で23日、認知症の女性(85)と、介護していた男性(75)が死亡しているのが見つかった。関係者によると、男性が先に死亡し、残された女性が生活できなくなり死亡したとみられる。2人暮らしで、近所付き合いはほとんどなく、介護サービスも断っていたという。

 下関市・彦島地域包括支援センターなどによると、23日にセンター職員と民生委員が様子を見るため訪問したところ、寝室のベッドに死後数日から数週間が過ぎた男性の遺体があり、そばの床で女性が倒れて亡くなっていた。玄関は無施錠で、テレビはついたまま。遺体に目立った外傷はなく山口県警下関署が死因を調べているが、女性はやせており餓死した可能性もある。7月末にセンター職員が訪問した際は2人とも元気だったという。

 民生委員や近くの住民によると、女性は夫を約20年前に亡くした後、男性と知り合い同居を始めた。女性が受けていた遺族年金などで生活していたが結婚すると年金が入らなくなるため婚姻届を出していなかったらしい。

 現場はJR下関駅の南約2キロの住宅街。近所付き合いはほとんどなく時々、男性が自転車で弁当などを買いに出たり、女性を病院へ連れていったりする姿が見られ、近所の女性は「仲は良かった」と話す。一方で民生委員は「男性は生活資金が足りないと話していた」という。時折、資金援助をしていたという男性の弟は「兄は我慢強く女性の認知症のことなど悩みを話さなかった」と振り返る。

 包括支援センターによると、女性にデイサービスを勧めたこともあるが「行きたくない」と断ったという。職員は「サービスを申請してもらえなければ、これ以上、ケアすることは難しい」と無念そうに語った。

 厚生労働省の2016年の調査では在宅介護のうち75歳以上の「老老介護」の割合は30%を超えている。【佐藤緑平】

(貼り付け終わり)

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