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中国の「一帯一路」構想に参画するなど、日本政府も方向転換するだろうか?

2018年01月06日 15時35分19秒 | 日記
 年明けの東京株式市場は、大幅な株高で始まっている。
 北朝鮮のリスクが遠のけば、もっと上がるかもしれない。

 トランプ大統領が打ち出した米国の企業減税決定も、輸出で稼げる日本企業の景気回復の一因になろう。

 この所、日本政府は当初余り協力的ではなかったが、習近平主席が打ち出した「一帯一路」構想に、日本企業の業績向上の大きな要因になるとみたのか、協力的な態度を示し始めている。

 人民日報ネット版が、日本企業の日立製作所や日立建機の例を踏まえながら、好意的な記事を出している。

 日本企業の持つ技術やアジア諸国との永年の連携など、多くのノウハウの提供と、中国の持つ人的労働力、両国の投資銀行の協力などで、アジアからインド、太平洋、欧州への経済ベルト地帯をつくろうという大きな構想は、成功すれば これからの人類の偉業になるかもしれない。

 強いて言えば、今まで中国とか北朝鮮とか、仮想敵国的に扱ってきた安倍政権ではあるが、日本経済の成長を政策の重点に置くならば、過剰な武器購入などするよりも、はるかに平和で経済発展につながりハッピーな結果になることは間違いない。

 北朝鮮も韓国との話合いの雰囲気も出てきており、アジアの安定と経済発展にこそ、安倍政権は方向転換を急ぐべきだ。


(人民網日本語版より貼り付け)

「一帯一路」との連携を探り始めた日本
人民網日本語版 2018年01月05日

 2018年になると、中国と日本の関係回復への期待がますます高まり、両国首脳の相互訪問の条件も徐々に整い、両国企業の協力もより多くのチャンスを迎えている。(文:陳言:日本企業<中国>研究院執行院長)

▽インド太平洋戦略と「一帯一路」を連携させる
 これまでずっと「一帯一路(the Belt and Road)」構想には参加しない、協力しないと強調してきた安倍晋三内閣だが、17年には微妙な変化がいろいろみられるようになった。
 まず安倍首相は昨年6月に開催された日本経済新聞社主催の国際交流会議(アジアの未来)において、これまでと打って変わって、条件が整えば「一帯一路」構想をめぐり中国と「協力していきたいと考える」との姿勢を示した。

 外務省高官は東京で取材に対し、「私たちも、自由で開かれたインド太平洋戦略と中国の『一帯一路』構想をどのように連携させるかを考えている。少なくとも首相官邸には、インド太平洋戦略は中国と対立するためのものではないと公言する人がいる」と述べた。
 日本銀行(中央銀行)の中日関係研究の調査研究員は、「日本は日本が主導するアジア開発銀行(ADB)とアジアインフラ投資銀行(AIIB)との協力、日本と中国のエネルギーや環境保護での協力、『一帯一路』構想をめぐる協力を検討すべきだ。私たちは『一帯一路』とは中国が世界に人類運命共同体という概念を示したものであることに注目し始めている」と述べた。

 こうした認識があれば、中日共同で人類運命共同体を構築することにそれほど大きな障害はないといえる。

▽中日企業は「一帯一路」で巨大な協力チャンス
 中日経済は発展段階が異なり、中日企業は運営の特徴も技術の特性も異なるため、中日両国が「一帯一路」構想を実現しようとする場合には、それぞれがそれぞれの特徴を発揮することが可能になり、そこには非常に大きなビジネス協力のチャンスが存在する。

 日本はアジアで最も早く工業が発展した国であり、日本企業は多くのブランドを擁し、技術を備え、生産管理の経験を有する。他国よりも早くアジア諸国に資本と技術を輸出する国・地域の仲間入りを果たし、ほぼすべてのアジア諸国と独自の人脈を築き、現地の人々や政府とどのようにつきあうかをよく心得ている。
 
 中国は工業の発展を急速に実現した国で、多くの技術が段階的な進歩を遂げ、人口は多く、各レベルの労働者や技術者も非常に多い。「一帯一路」参加国のプロジェクトは多く、施工量も多く、日本がプロジェクト実施国に数千人から1万人以上の労働者・技術者を派遣することは不可能だ。だが中国はそれができるだけでなく、大量の人員を海外へ派遣してプロジェクト建設の目的を果たすこともできる。

 中日それぞれの特徴が今後は段階的に応用されるようになることが必要だ。
 北京で取材に応じた日立製作所の小久保憲一中国総代表は、「海外の顧客の中には、中国の技術、中国のシステム、中国の製品、中国のソリューションを必要とする人もいるが、コア部分の技術や製品は日本ブランドの採用を希望する顧客もいる。『一帯一路』における中日企業間の協力方式は、私たちが考えているよりももっとたくさんありそうだ」と述べた。

 反対の例もある。日立がリビアで発電所プロジェクトを獲得した際、顧客は日立の技術や製品を評価しながらも、コスト要因を考慮して、発注において中国製造(メイド・イン・チャイナ)の割合が半分以上になることを希望した。最終的に日立はプロジェクトを獲得したものの、中国企業の中国東方電気集団有限公司と共同で必要な製品を提供することになった。

 上海で取材に答えた日立建機(上海)有限公司の池田孝美会長兼社長は、「一帯一路」と中日企業との協力に話が及んだ際、1枚の地図を広げ、中国とロシアを結ぶ鉄道、中国と中央アジア・南アジアを結ぶ鉄道、中国から東南アジアを経由してシンガポールに通じる鉄道の建設について語った。「一帯一路」の鉄道建設に相当詳しい様子だった。

 池田社長は、「鉄道建設や道路建設をめぐり、日立建機の指導下にあるディーラーは、こうしたプロジェクトと関連する部門を設立した。各ディーラーのプロジェクト部門が現地で大企業の動向に関する情報を収集する。また私たちはプロジェクトの状況を踏まえ、関連企業に提案をしていく」と述べた。日立建機は「一帯一路」建設に非常に注目しており、その具体的な運営方式などは、予想されるよりもずっと具体的であり、推進ぶりも非常に力強い。

 池田社長は、「私は中国政府が日立グループのような大企業が『一帯一路』戦略により大きなパワーで貢献するよう期待していると感じる。日立建機もできる限り努力して日立グループが中国政府の開発戦略を支援するのに協力していきたい」と述べた。

 日立グループだけでなく、他の日本企業も「一帯一路」に高い関心を示す。17年には多くの日本企業が成都市や重慶市で投資を行い、また西安市などの都市へ視察のため人員を派遣した企業も多かった。18年はさらに多くの日本企業が「一帯一路」に商機を見いだし、日本政府が立ち位置を調整した後は、日本企業と中国企業の協力がより多く行われる可能性もある。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年1月5日

(貼り付け終わり)

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