元気いっぱいの新老人の ツッパリ発言

団塊の世代のちょっと先輩。75歳を過ぎ、今の世の中がこうなったのも、少しは責任があるのかなと反省をこめての前向き発言

敬老の日に、イギリスの高齢者の生き方を学ぶ。

2016年09月19日 16時46分45秒 | 日記
 今日(19日)は敬老の日で、筆者の住んでいる地区の自治会主催の敬老会の招待を受け、参加してきました。

 筆者も75歳を過ぎ、初めての参加でしたが、自治会館にはざっと50名程度の方々が出席しておられた。

 まあ筆者などはまだ年齢からみると新参者であり、結構80歳過ぎて、お元気そうな方々も多かったような印象がありました。

 ところで、高齢者が悪質な詐欺にあう事例が、今でも時々報道されますが、筆者なども驚くほどの、高額詐欺の被害に遭っている事例があります。

 あの高齢で、なんでこんなに多額のお金を持っているのだろうかと、将来に対する不安を心配する必要もない年齢に到達しているのにと、別の意味であきれるばかりです。

 イギリスでの生活や著作をされている井形 慶子さんのコラムが、最近掲載されました。

 イギリス人の高齢者の生活のしたたかさを紹介されています。 実質貯金は150万円以下で生活をしている高齢者が40%だというのです。

 それでいて決して、日々の生活を苦しんでいる訳ではありません。 生活環境や国の政策に違いがあるとはしても、日本の高齢者はあまりにも貯蓄にこだわりすぎているのではないでしょうか?


(現代ビジネスより貼り付け)

なぜイギリスの老人は「貯金140万円」で楽しく生きていけるのか
日本人は定年後を心配しすぎ!?
井形 慶子
2016.09.16

◉日本に漂う「長生きリスク」

 平成26年内閣府の世論調査によれば、いまも90%を超える人が自分は中流と思っているそうです。 けれど老後のイメージはと問われれば、体力は衰え、じわじわとお金を失い、「下流」に転落するのではと、つい悪いほうに考えてしまうのではないでしょうか。

 格差社会の到来で、気がつけば所得が平均所得528万9000円を下回る人は61・2%(平成26年国民生活基礎調査 厚生労働省)に拡大。実質年収は下がり続け、高度経済成長がもたらした一億総中流は今や幻。

 頼みの綱の公的年金もねんきん定期便に記載されている受給額では老後のカタチは見えません。

 「長生きリスク」という言葉もささやかれ始めたこの頃、友人の一人はついに株を始めました。それなりに貯金があるのに始終株価を気にしています。この賭けに勝たなくては、「老後」に夢も希望もないと――。

 さらに2015年12月以降、株価は大きく下落、本格的マイナス金利に突入しました。

 ――現役を退き、長く生き続けること、それ自体が、とても危うく、よほど用意周到に備えなければ老後の暮らしが破綻すると、多くの人が信じて疑いません。

 国の家計調査(平成26年 総務省)では、「高齢夫婦無職世帯」の生活費は月額約27万円(直接税、社会保険料含む)で年間約324万円。30年生きれば9720万円にもなり、「3000万円貯めても危ない」という心配を裏付けるようでした。

 老後、本当にこれだけのお金が必要なのだろうか。 そうでなければ老後は破綻するのだろうかと、長年イギリス人を見てきた私は信じられない思いです。

◉EU離脱を支持したシニア層

 イギリスで、リタイアして庭仕事に明け暮れる同世代のイギリス人の元エンジニアに、「老後が心配ではないですか」と尋ねてみました。300万円ほどの貯金しかない彼は、今が楽しいのだからこの先も問題ないと自信たっぷり。

 「どうしてかって、それはイギリス人は今日を生き、日本人はリタイア後を思いあぐねるからだ」――と。

 イギリスの人々は「今を生きる」「年をとって自由になる」と、むしろリタイアメントから老後へのプロセスを楽しみにしています。

 30代、40代から計画を練り、身の丈に合った住宅投資やスモールビジネスを始めるのも、生活防衛より老後を自分らしく、楽しく生きたいからです。 その考えに大きな勇気と老後への方向性を示されたようでした。

 2016年6月23日に実施された国民投票によってイギリスはEUを離脱することになりました。離脱を選択した大多数の人々は紛れもなく高齢者、もしくは老後を迎えるシニア層だということは興味深いことです。

 学生時代、「あなたはイギリス人でヨーロッパ人ではない」と教わったシニア層は、ヒットラー率いるドイツに勝ったと戦勝の栄華を胸に、離脱すれば昔のようにイギリスは他国から支配されない立派な国になると信じているのです。

 関税撤廃を手放し自分の国の経済がガタガタになっても、富裕層の外国人が脱出しても、より安全で落ち着いた古き良き時代のイギリスをとりもどしたい。

 つまり、イギリスにはイギリスの生き方、物事の処し方があるというのです。

 老後のライフスタイルもしかりです。

◉45歳以上預金額140万円未満が全体の40%

 OECDの調べでは、国民一人当たりの働く期間は、イギリスは38.4年とEU平均を約3年も上回っています。年金だけでは生活が厳しいため、年金受給年齢になっても仕事を辞めないためです。

 さまざまな統計やリサーチからあぶり出される数値は異なっているものの、ヨーロッパの人々がそうであるようにイギリス人もリタイア後の貯蓄による資産形成にさほど関心を示しません。

 預金はほとんどゼロといわれ、45歳以上で預金額が9000ポンド(約140万円)未満の割合は2014年度末でも全体の40%強と、日本人とは比較にならないほど限られたお金しか持っていません。

 これは老人ホームに入居する場合、生涯そこにいる前提で、住宅、貯蓄、年金などの資産を総括して、500万円以下なら全てその費用を国が負担することも関係しているようです。

 このようなことからイギリス人はリタイアしたら、ライフスタイルを切り替え、出費を抑え、そこそこのお金で暮らす工夫をします。

 たとえばペット保険に加入しておいて、人間より高いペットの手術代をカバーする。 家屋修復保険で雨漏れなど住宅のトラブルに対応する。 休暇も宿ではなく、子どもや友人の家に泊まり、カントリーサイドを歩き、一杯のお茶を楽しむのです。

 稼いでいる時は消費する時。 リタイアしてお金がなくなったらライフスタイルを変える。 これが誰もが実践できるイギリス流中流老後なのです。

◉イギリス人のしたたかさに学ぶ

 EU離脱決定後、経済が混乱する中、時の政府は早々に法人税を20%から15%以下に引き下げ、英国に進出している企業に離脱に伴うリスクを補う税制上の優遇処置を提案しました。 変化に動じることなく、したたかに手を打つ。 この対応の速さもまた、イギリス人の強みです。

 自立して生きるイギリス人は、人生は長く生きることより質――クオリティ・オブ・ライフだといいます。 急場をしのぐための貯金と、暮らしのスケール。 贅沢はできないけれど、幸せが感じられる毎日。

 それはどのようなものか。社会システムの違いは認めつつ、私たちの老後に向けた大きなヒント、誰もが手の届く幸せな老後のカタチがあるのではないかと思うのです。
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井形慶子(いがた・けいこ)
長崎県に生まれる。大学在学中から出版社でインテリア雑誌の編集に携わる。28歳で独立後、出版社を興し、イギリスの暮らしをテーマにした情報誌「ミスター・パートナー」を創刊、編集長に。30年以上の渡英経験から、イギリスについてのエッセイを執筆。著書には『イギリス式「おばあちゃんの知恵」で心地よく暮らす』(講談社)など。

(貼り付け終わり)
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