昨日のブログで、日本の５月自動車新車販売のランクイン１０位迄を載せましたが、このうち６車種が軽自動車でした。
ところで米国の５月新車販売のランキング20位も、ロイターに発表されました。
米国の人口は３億１千万人。日本は１億７千万人。米国の失業率などを換算すると、日本の約２倍強の人口と言っても良いでしょう。
しかし販売されている自動車の数量は、圧倒的に米国の方が多い。 もっとも公共交通機関が、米国より日本の方が圧倒的に普及している為、移動手段に自家用車に頼り切る必要が、日本は少ない国とは言えますが。
そういったお国柄の差はあるとしても、改めて米国メーカーブランドをあえて除外して、５月に販売された日本メーカーの販売数を見てみると、米国の購買力の凄さに改めて恐れ入ります。
トヨタは カムリ 49,500台 カローラ 36,600台 プリウス 26,800台 RAV4 23,400台
ホンダは アコード 39,600台 シビック 36,000台 CR-V 32,400台
日産は アルティマ 36,000台 セントラ 21,900台
ちなみに韓国車 ヒュンダイは エントラ 21,800台 ソナタ 20,400台が20位以内に入っています。
振り返って日本のトップ５がダイハツ タント 18,600台 スズキ ワゴンＲ 13,200台 ホンダ フィット 12,900台 日産 ディズ 12,400台 トヨタ アクア 12,100台 でした。(トップ５のうち軽自動車が３車種を占めています。）
まあ正直のところ、かなりのショボさに、がっかりしますね。
日本政府、日銀は、景気は安定して回復しているとＰＲしていますがねえ。
しかも、中国の自動車販売数は、恐らく米国を追い抜いている可能性があり、5月の実績が見ものです。
（４月の中国新車販売台数は前年同月比8.8％増の200.4万台と発表されています。）
米国の販売内容は当然普通車であり、大型車も多い。
少なくとも日本の自動車メーカーは、米国内の販売量が確保できなければ、あの高収益は、ものの見事に吹き飛ぶのが理解出来るでしょう。
ましてや、今後の日本メーカーは、巨大な購買力が育っている中国市場を捨てる訳にはいかないでしょう。
中国自動車市場では、日本が尖閣諸島問題で政治的に対立したために、米国、欧州メーカーに、大きくシェアを奪われ、ここに来てようやく日本メーカーのシェアが回復してきている状態です。
安倍首相の中国敵視の政策が、果たして本当に日本の国益にかなっているのか、経済面のメリット、デメリットを、もっと真剣に考えるべきではないか。
アベノミクスの第三か第四の矢か知らないが、なかなか名案が出てこないが、中国の自動車市場の拡大に本腰を入れ注力するだけでも、かなり日本経済の成長に寄与すると思うのにねえ。
まあ米国の５月自動車販売台数の数字を、じっくり見てください。 あなたはそこから何を読み取りますか？ そして中国市場をみすみす手放しても良いと思いますか？
(ロイターより貼り付け）
〔表〕米自動車販売台数トップ20車種（2014年5月単月と1─5月）
2014年 06月 4日 06:10 JST
［３日 ロイター］ - 米自動車販売台数の上位２０車種は以下の通り。各社の発表
をまとめたもので、２０１４年５月単月と１─５月の数字。 （単位：台）
＜５月単月＞
RANK VEHICLE MAY 2014 MAY 2013 PCT CHNG
1 Ford F-Series P/U 68,520 71,604 -4.3
2 Toyota Camry 49,584 39,216 +26.4
3 Chevy Silverado-C/K P/U 46,648 43,283 +7.8
4 Honda Accord 39,637 33,218 +19.3
5 Ram P/U 37,131 31,672 +17.2
6 Toyota Corolla 36,611 27,997 +30.8
7 Honda Civic 36,089 30,268 +19.2
8 Nissan Altima 36,053 31,940 +12.9
9 Ford Fusion 33,881 29,553 +14.6
10 Honda CR-V 32,430 27,298 +18.8
11 Chevrolet Cruze 32,393 23,055 +40.5
12 Ford Escape 31,896 29,123 +9.5
13 Toyota Prius 26,793 23,522 +13.9
14 Ford Focus 23,683 27,186 -12.9
15 Toyota RAV4 23,465 20,780 +12.9
16 Chevrolet Equinox 22,695 22,918 -1.0
17 Nissan Sentra 21,932 12,504 +75.4
18 Hyundai Elantra 21,867 25,090 -12.8
19 Hyundai Sonata 20,404 20,194 +1.0
20 Ford Explorer 20,346 16,861 +20.7
＜１─５月＞
RANK VEHICLE YTD 2014 YTD 2013 PCT CHNG
1 Ford F-Series P/U 305,265 299,477 +1.9
2 Chevy Silverado-C/K P/U 197,160 199,327 -1.1
3 Toyota Camry 181,876 171,756 +5.9
4 Ram P/U 170,711 140,675 +21.4
5 Honda Accord 152,949 155,183 -1.4
6 Nissan Altima 150,342 140,883 +6.7
7 Toyota Corolla 143,409 132,514 +8.2
8 Ford Fusion 137,894 136,833 +0.8
9 Honda Civic 134,796 128,980 +4.5
10 Honda CR-V 128,563 119,191 +7.9
11 Ford Escape 127,780 127,932 -0.1
12 Chevrolet Cruze 119,330 100,818 +18.4
13 Chevrolet Equinox 99,083 102,752 -3.6
14 Toyota RAV4 95,363 80,734 +18.1
15 Hyundai Elantra 95,329 104,081 -8.4
16 Ford Focus 94,690 111,641 -15.2
17 Toyota Prius 88,452 99,135 -10.8
18 Chevrolet Malibu 87,368 89,812 -2.7
19 Nissan Rogue 84,236 63,533 +32.6
20 Hyundai Sonata 81,152 83,556 -2.9
© Thomson Reuters 2014 All rights reserved.
(貼り付け終わり）
ところで米国の５月新車販売のランキング20位も、ロイターに発表されました。
米国の人口は３億１千万人。日本は１億７千万人。米国の失業率などを換算すると、日本の約２倍強の人口と言っても良いでしょう。
しかし販売されている自動車の数量は、圧倒的に米国の方が多い。 もっとも公共交通機関が、米国より日本の方が圧倒的に普及している為、移動手段に自家用車に頼り切る必要が、日本は少ない国とは言えますが。
そういったお国柄の差はあるとしても、改めて米国メーカーブランドをあえて除外して、５月に販売された日本メーカーの販売数を見てみると、米国の購買力の凄さに改めて恐れ入ります。
トヨタは カムリ 49,500台 カローラ 36,600台 プリウス 26,800台 RAV4 23,400台
ホンダは アコード 39,600台 シビック 36,000台 CR-V 32,400台
日産は アルティマ 36,000台 セントラ 21,900台
ちなみに韓国車 ヒュンダイは エントラ 21,800台 ソナタ 20,400台が20位以内に入っています。
振り返って日本のトップ５がダイハツ タント 18,600台 スズキ ワゴンＲ 13,200台 ホンダ フィット 12,900台 日産 ディズ 12,400台 トヨタ アクア 12,100台 でした。(トップ５のうち軽自動車が３車種を占めています。）
まあ正直のところ、かなりのショボさに、がっかりしますね。
日本政府、日銀は、景気は安定して回復しているとＰＲしていますがねえ。
しかも、中国の自動車販売数は、恐らく米国を追い抜いている可能性があり、5月の実績が見ものです。
（４月の中国新車販売台数は前年同月比8.8％増の200.4万台と発表されています。）
米国の販売内容は当然普通車であり、大型車も多い。
少なくとも日本の自動車メーカーは、米国内の販売量が確保できなければ、あの高収益は、ものの見事に吹き飛ぶのが理解出来るでしょう。
ましてや、今後の日本メーカーは、巨大な購買力が育っている中国市場を捨てる訳にはいかないでしょう。
中国自動車市場では、日本が尖閣諸島問題で政治的に対立したために、米国、欧州メーカーに、大きくシェアを奪われ、ここに来てようやく日本メーカーのシェアが回復してきている状態です。
安倍首相の中国敵視の政策が、果たして本当に日本の国益にかなっているのか、経済面のメリット、デメリットを、もっと真剣に考えるべきではないか。
アベノミクスの第三か第四の矢か知らないが、なかなか名案が出てこないが、中国の自動車市場の拡大に本腰を入れ注力するだけでも、かなり日本経済の成長に寄与すると思うのにねえ。
まあ米国の５月自動車販売台数の数字を、じっくり見てください。 あなたはそこから何を読み取りますか？ そして中国市場をみすみす手放しても良いと思いますか？
(ロイターより貼り付け）
〔表〕米自動車販売台数トップ20車種（2014年5月単月と1─5月）
2014年 06月 4日 06:10 JST
［３日 ロイター］ - 米自動車販売台数の上位２０車種は以下の通り。各社の発表
をまとめたもので、２０１４年５月単月と１─５月の数字。 （単位：台）
＜５月単月＞
RANK VEHICLE MAY 2014 MAY 2013 PCT CHNG
1 Ford F-Series P/U 68,520 71,604 -4.3
2 Toyota Camry 49,584 39,216 +26.4
3 Chevy Silverado-C/K P/U 46,648 43,283 +7.8
4 Honda Accord 39,637 33,218 +19.3
5 Ram P/U 37,131 31,672 +17.2
6 Toyota Corolla 36,611 27,997 +30.8
7 Honda Civic 36,089 30,268 +19.2
8 Nissan Altima 36,053 31,940 +12.9
9 Ford Fusion 33,881 29,553 +14.6
10 Honda CR-V 32,430 27,298 +18.8
11 Chevrolet Cruze 32,393 23,055 +40.5
12 Ford Escape 31,896 29,123 +9.5
13 Toyota Prius 26,793 23,522 +13.9
14 Ford Focus 23,683 27,186 -12.9
15 Toyota RAV4 23,465 20,780 +12.9
16 Chevrolet Equinox 22,695 22,918 -1.0
17 Nissan Sentra 21,932 12,504 +75.4
18 Hyundai Elantra 21,867 25,090 -12.8
19 Hyundai Sonata 20,404 20,194 +1.0
20 Ford Explorer 20,346 16,861 +20.7
＜１─５月＞
RANK VEHICLE YTD 2014 YTD 2013 PCT CHNG
1 Ford F-Series P/U 305,265 299,477 +1.9
2 Chevy Silverado-C/K P/U 197,160 199,327 -1.1
3 Toyota Camry 181,876 171,756 +5.9
4 Ram P/U 170,711 140,675 +21.4
5 Honda Accord 152,949 155,183 -1.4
6 Nissan Altima 150,342 140,883 +6.7
7 Toyota Corolla 143,409 132,514 +8.2
8 Ford Fusion 137,894 136,833 +0.8
9 Honda Civic 134,796 128,980 +4.5
10 Honda CR-V 128,563 119,191 +7.9
11 Ford Escape 127,780 127,932 -0.1
12 Chevrolet Cruze 119,330 100,818 +18.4
13 Chevrolet Equinox 99,083 102,752 -3.6
14 Toyota RAV4 95,363 80,734 +18.1
15 Hyundai Elantra 95,329 104,081 -8.4
16 Ford Focus 94,690 111,641 -15.2
17 Toyota Prius 88,452 99,135 -10.8
18 Chevrolet Malibu 87,368 89,812 -2.7
19 Nissan Rogue 84,236 63,533 +32.6
20 Hyundai Sonata 81,152 83,556 -2.9
© Thomson Reuters 2014 All rights reserved.
(貼り付け終わり）