いつか、どこかで

花、昆虫、そして鳥など身近で見られるものを撮っています

ハラビロトンボ

2012-07-10 23:55:20 | ハラビロトンボ
一昨日のこと、畑で何だかお腹が見たことない位ポッチャリしているトンボを見つけた。

丁度一緒に居た妹も「何かちょっと変っとる~お腹がピクピク動きょうるよ!」と。

その時はシオヤトンボに似てるけど・・・それとも少し違うなぁ~と眺めただけだった。

そして、昨日は暫く写真を撮ってないので何かブログ用の写真でも撮ろうと畑の周りをブラブラ。



そこで目にしたのが、この「黒いトンボ??」だった。

トンボには見えたけれど、俄かにはトンボが黒いというのが信じられない気がした。

なぜなら、今まで生きて来て黒いトンボにお目にかかったことがなかったから。(オハグロトンボ以外)



後で調べて、「ハラビロトンボ」のオスだとわかった。

ご覧の通り、ウエスト(?)より下がやけに幅広で私のお腹の辺りのようにふくよかでしょ。

とにかく珍しいトンボに出合った事に少し興奮気味で、トンボの後を追って何枚も写真を撮った。



ここは畑の奥の方でいつも水溜りがあり、昔の水田に生えていた草が今だに生えているような場所。

黒いトンボを追って写真を撮っている内に、色違いの体型の同じトンボも見つけた。

こちらはメス。黄色の地色に黒の模様がとてもハッキリ鮮やか。



メスの方がオス以上に幅広なのが良く分るかと、↑の写真をトリミングしてみた。

明らかに、幅広のお腹をしてますよね。



このトンボたちはカップルになって止まっていたのに、残念ながら写真は撮り損ねてしまった。

なにぶん、草が邪魔して・・・それを避けて撮ろうとしている内に逃げられてしまったのだ。



オスの正面顔、ちょっとグロテスク?可愛いさとは程遠い。
こんな顔してるんだぁ~とちょっと



目と目の間というか、額上部がメタリックなブルーで結構目立っていた。


(これは↑の写真とは別のもの)




さて、このハラビロトンボのオスは生まれてまだ未熟な内はメスと同じ様な色をしていて、

成熟して来ると、こんな風に黒化するのだそうだ。

その後、さらに成熟が進むとシオカラトンボのようにお腹の背面が青い粉を吹いたようになるらしい。

だが、シオカラトンボ属ではなくてハラビロトンボ属である。

興味深い事実を知ったので、今後ぜひ!シオカラトンボのように色が変わったハラビロトンボを見たいものだ。



私の得意技の手で捕まえて来て、妹2人に見せる & 体長の計測をしてみた。

体長約4cm、片方の翅の長さ3cm、やっぱりシオカラトンボが5cm以上あるのに比べると小さい。

こんな事をしていると、まるで小学生の時の昆虫採集のようにワクワクする私って・・・

何とも安気なばあさんだ~~!








コメント (4)
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